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乃木坂46デイリーコラム 第9回「”奇跡のアイドル”秋元真夏」

乃木坂46デイリーコラム 第9回「”奇跡のアイドル”秋元真夏」

女性社会は大変だ。美しさ、品の良さを求められながら、周囲からの嫉妬心をかわしていく術も身につけていなければならない。

秋元真夏は乃木坂46の1期生であるが、学業のため初期に一年の休業期間がある。復帰と同時に4thシングル「制服のマネキン」の八福神に抜擢されるというサプライズがあったが、これは秋元を窮地に追い込むこととなった。秋元の休業はオーディション合格から間もない時期の決定だったため、仲を深めているメンバーもいない。そんな状況で一年間活動を共にしてきたメンバーたちの中に飛び込めば、なかなかグループに馴染めないどころか、新選抜で弾かれる形となったメンバーとの間に軋轢が生じるのは当然だったのかもしれない。

彼女自身、ある程度の壁は覚悟していたと後に語っているが、長期に渡り解消できなかった事実は我々の想像を絶するものがあっただろう。その上彼女は、時に「あざとい」と言われるほど可愛さアピールをする性格だ。テレビ東京系「乃木坂って、どこ?」#130で、秋元がドジを計算でやっているのではないかという特集が組まれたが、メンバーからの指摘は(バラエティとはいえ)真剣そのもので、彼女はいじめられているのではないかと心配になるほどだった。

しかし現在、秋元は乃木坂一のいじられキャラとして確固たる地位を確立し、リアクションにもますます磨きをかけている。彼女なしでは番組が成り立たないとすら言える状況だ。彼女は本能的に生きていく術を知っていたのだろうか。今も自分のことをかわいいと公言し、ウィンク連発、セクシーファッションなど以前と変わらぬ姿勢を貫いているが、それも含めてメンバーから愛されている。メンバーの白石麻衣は度々「黒石さん」に変身し秋元を攻撃するが、バレンタイン企画では秋元を指名してプレゼントを渡している。

秋元は乃木坂46のオーディションを受けた理由を「芸能人になると決めていたから」と答えている。もっとも、それまでアイドルという考えは無かったが、他に道はないという覚悟が彼女の不断の努力を支えているのかもしれない。

復帰当初から現在までの秋元の変遷は奇跡と言っても過言ではないだろう。これからも困難を乗り越え、アイドル道を極めていってほしい。

(文・ななみん教授助手歴773年)

関連秋元真夏 OFFICIAL BLOG│乃木坂46公式サイト

筆者プロフィール

ななみん教授助手歴773年
医師とチェリストによる異色のコンビが、乃木坂46メンバーや彼女たちの物語を研究・分析。全国の乃木坂46ファンの皆様との情報の発受信はもとより、Nogizaka Journalを訪れる全ての皆様に、乃木坂46についてより深く知っていただくお手伝いが出来ればと思います。

COMMENT

  • Comments ( 7 )
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  1. 確かに!
    いつも笑顔の真夏さんからは、想像できない苦労をしてたんだろうなぁ

    西野さんとの和解は、何回みても、泣けてしまいます

  2. 真夏さんの存在を最初に意識したのは3rdシングル選抜発表です。意外でしょうか?
    復帰するなら今回初登場するのでは?・・・と思い込みで放送を見たところ、何処にもおらず
    「あらら秋元真夏は結局フェードアウトか・・・」と拍子抜けで、復帰叶わず活動辞退したものと勝手に決め付けた記憶があります。
    そして存在を忘れかけていた4th選抜発表。あの出来事。久々にテレビで鳥肌モノの衝撃を受けた大事件でありました。
    同時に大変なことになった、いやなるだろうなと乃木坂を見て初めてグループの今後を心配したものです。
    杞憂に終わったのは彼女の精神力と人柄ゆえですね。重圧で心折れてますよ普通の子は。

  3. そういえば、まいやんが尊敬するメンバーに真夏さんを挙げていたのが嬉しかった。
    (映画悲しみの忘れ方パンフのアンケート。)

    真夏さんの何がすごいか今更説明する必要もないと思うけど、自分も秋元真夏だけは本当に尊敬してる。

  4. かつてAKBでいきなり松井珠理奈を抜擢した秋元康なんで乃木坂でもどこかでサプライズを仕掛けてくるってことは読めてたけど秋元は真夏さんのバイタリティーを信用してあえて一番厳しい復帰のさせかたをしたんだって思う。メンバーに「サプライズへの免疫をつけさせる」ために。あの復帰がなかったら7枚目の堀未央奈センターなどどうなってたかわからないからな。そして秋元復帰の割りを食う形にさせたのを西野七瀬にしたことも見事だし4枚目に「制服のマネキン」を持ってきたこともベスト。真夏の復帰が康のいう化学変化を起こさせた。今のエースである西野七瀬はあの事件があればこそ。もちろん自分で変わることができたなながすごいのはあたりまえなんだけどね。そして「マネキン」は乃木坂の中で一番メンバーの荒々しい部分を思い切り出せる曲でもある。バースデーライブで3枚目から4枚目のゾーンに移るとき、そして初めてセンターが変わった6枚目そして7枚目のオープニングは一つのライブの見どころともいうべきセレモニーになっている。来年からは11枚目、あの事件後の初シングルも一つの大きな歴史として語りつづけていくんだろうね。隠せない悲しい歴史としてそして乃木坂の戒めとして。

  5. “奇跡の”の中に少し失礼な意味合いも含まれてるけどそこが良い所です

  6. 歌が下手で、ダンスも出来なくって
    おまけにスタイルも良くない(頭デカイ)
    真夏さんが、乃木坂オーデに合格したのは
    当時から人間的魅力に溢れていたからなんでしょうね。

    桜井キャプテンとは違う意味で乃木坂メンバー全員にとって
    欠かせないキャラだと思います。

  7. 前回のビンゴで飛鳥らんぜに挟まれて笑顔でカメラ目線をしている姿は凄いと思ったよ。
    ただ顔デカいじりはそろそろ飽きてきたけと。

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