Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道・第138回「『真洋の定理』(川村真洋×大石健弘)」

 「川村真洋の個人PVは実に興味深い」。

 そんな言葉を湯川教授に言ってもらえたら素敵ですよね。

 皆さんは9thシングル「夏のFree&Easy」の個人PVは全部見ましたか? 僕が一通り全部見た中で、一番印象に残ったPVは、川村真洋さんの「真洋の定理」でした。

 この作品は福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」を意識したという、連続ドラマ風の個人PVです。監督した大石健弘さんのコメントにも、『連続ドラマの第7話「大事な日に限って忘れ物」』とあります(川村さんのブログ「個人PVーまひろの定理ー Rotty.♪」と9thシングル個人PV「映像クリエーター x 乃木坂46」を参照ください)。

https://www.youtube.com/watch?v=hOUSOJZfaFQ
乃木坂46『川村真洋×大石健弘-予告編-』(「夏のFree&Easy」タイプC特典映像)

 皆さんにとって、『公式』、『定理』、『文法』ってどんな存在ですか? 時にこんな声を聞きます、「数学の公式なんて、大人になってなんか役に立つの?」。もっと言ってしまえば、『受験』、『就職試験』は人生において何か役に立つのだろうか? 

 僕はこんな風に考えています、何事においても『自分の軸』をしっかり持っている人は強い! 例えば、何事にも負けない精神力、その力は自分を信じる心から生まれると思います。そして、自分自身がしっかりと定まっていないと、自分を信じることは出来ません。この自分をしっかりと定めているものが『自分の軸』です。
 何物にも揺るがない『自分の軸』、それって『公式』、『定理』、『文法』とそっくりだと思いませんか? これらは長い時間をかけて創り上げられ、時折見直されながら、今日に至るものです。この軸を創るために、様々な困難が僕達の人生に待ち受けていると僕は考えています。そして、何物にも揺るがないものを学ぶために、『受験』には『公式』や『定理』や『文法』がちりばめられているのです。

 僕自身はあまりにも受験勉強に魅力を感じてしまい(言い訳です)、2年間も浪人生活をしていました。そんな訳で、未だに予備校のCMが好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=2G3saJP5LXE

 「大人になってから役に立つような数学」(志田晶先生)
 「わからないっていうことがわかっておいて、先に進めばいいんです」(長岡恭史先生)

 『受験』って色々なものを教えてくれるし、色々なことに気付かせてくれます。僕は受験に、『定理』は身近なものって気付かせてもらいました。『定理』≒『自分の軸』って案外こんな所から創られるんでしょうね。


 さて、小難しく色々述べてみましたが、そんなことをすべてひっくるめて、およそ3分半という短い時間で、『定理』≒『自分の軸』という大きな存在を僕達に提示しているのが、川村真洋さんのPV「真洋の定理」だと思います。

 無茶なお願いをする時の、最適なお辞儀の角度、首を傾ける角度を、自分の中でしっかりと確立していたら、その娘は強い!

 もちろん、アイドルにおいて大事なのはそれだけじゃありません。『握手会』なら、手の出し方、握り方、その強さ、声のトーン、表情(もちろん笑顔!)、そんな要素を最高形に持っていく、それがアイドルに求められることです。そして、これは名言と言っても良いと思うのですが、『握手会』において、最も大事な事は、『目』です、「目だ、目で釣るんだよ!」。

https://www.youtube.com/watch?v=QburF0JkORY
「そんなバカな」(乃木坂46 Official YouTube Channelより)

 そう、「目だ、目で釣るんだよ!」も一つの『定理』だと思います。”近所に住むアイドル好き”が奨める定理です(笑)。 『目で釣る』≒『目でファンを魅了する』ということを、自分の中で確立し、実践する。それはアイドルにとっての『軸』です。

 アイドルにとっても、実は『定理』とは身近なものであって、そのことをコミカルに教えてくれているのが「真洋の定理」ではないかと思うのです。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

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  1. 廊下をテッテッテッテッて走る姿が可愛かった

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