Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道 第73回「設問・乃木坂46のロックな部分とは?」

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ロックの学園2013新聞開催号より

「全員入学、全員留年、ロックに卒業なし」をスローガンにして、11月3日・東京工芸大学厚木キャンパスに開校した、「ロックの学園」に入学してきました。ここでは乃木坂46のメンバーが教諭で、僕たちファンが生徒という設定です。そんな3時間目の乃木坂46の授業で、桜井玲香先生から「乃木坂のロックな部分を探してみてください」という課題が出されました。なかなかの難問ですが、少し考えてみたいと思います。

 まず、今日のライブにおいて最もロックだったシーンを挙げるなら、「おいでシャンプー」の間奏明け、サビに移る直前の生駒里奈先生のシャウト「みんな、愛し合ってるかい?」だと思います。忌野清志郎校長による校訓を選んだところは、生駒先生さすがです。
 生駒先生のライブでの盛り上げ役は、もはや定着した感があります。大変エネルギーのいる役回りと思いますが、彼女の存在は乃木坂のライブを熱く変えてくれます。熱いライブってロックの最低限の条件です。
 ∴「乃木坂のロックな部分」、その答えの一つを生駒さんの存在感としたいと思います。

 
 さて、改めて『ロック』って何でしょう? Wikipedia等を参考に予習しました。起源は『ロックンロール』。ロックンロールには実は色々な意味(元々はスラングでした)があるのですが、ここに書けるものとしては、「バカ騒ぎ」、「ダンス」等の意味があります。ロックはそういう意味を内包しつつ、エレクトリックギターとドラムスを中心とした音楽です。

 そんな事を念頭に置いて、事前にセットリストの予想をしてみました。
 「コウモリよ」:イントロから激しいギター。異論はないと思います。
 「世界で一番 孤独なLover」:間奏の迫力ある重低音がロックです。
 「狼に口笛を」:曲はもちろん歌詞の世界観もロックです。
 「音の出ないギター」:ギターが印象的です。
 意外なところから
 「人はなぜ走るのか?」:前奏のギターの部分がロックです。
 表題曲から
 「走れ!Bicycle」:盛り上がり系です。
 「制服のマネキン」:同じく盛り上がり系です。
 「おいでシャンプー」:Zeppライブの最前ではサビに合わせた『モッシュ』(ファンのおしくらまんじゅう)が起こることがあります。

 こんな感じで、ちょっとレアな乃木坂ライブを期待していたのですが、実際のセットリストはこちら。

overture
ガールズルール
走れ!Bicycle
-MC-
指望遠鏡
狼に口笛を
会いたかったかもしれない
ハウス
-MC-
ロマンティックいか焼き
13日の金曜日
制服のマネキン
世界で一番孤独なLover
扇風機
シャキイズム
おいでシャンプー
ぐるぐるカーテン
-MC-
バレッタ

中田花奈先生のブログ「ロックの学園レポカナ?620」より。

なんか、普通の乃木坂ライブでした。ライブの良いところは「唯一感」だと思います。「ロックの学園」でしか見られない乃木坂を見たかったなと、ちょっとだけ思いました。

 
 ちょっと視点を変えて、ロックを代表するグループといえば、「The Beatles」です。このグループを表す言葉の一つに「熱狂」があります。これはロックを表す言葉にもなると思うんです。それならば、乃木坂における「熱狂」とは? 
 僕が一番に思い付いたのは、「OVERTURE」です。ライブの開演時、会場が暗くなり、サイリウムが輝き、そして流れてくる大音量。ファンの期待と興奮にあふれ、そして、メンバーが登場すると、歓声はMAXとなります。僕はこの瞬間、いつも胸が熱くなります。
 多分、ビートルズの時代には無かった「OVERTURE」ですが、「熱狂」そのもの、あるいは、「熱狂」の為の序曲として、新しい形のロックだと思います。

 そんなわけで、解答をまとめますと、「乃木坂のロックな部分とは?」 ➀生駒里奈さんの存在感 ➁OVERTURE となります。
 
 このライブの模様はNHK BSプレミアムで、12月15日(日)23:00~、同20日(金)25:10~、同29日(日)25:00~のいずれかで放送されるそうです。

 色々な縁があって乃木坂46がロックの学園に参加したと思うのですが、同時開催されていた東京工芸大学の学園祭が「第46回工芸祭」であったことを最後に報告させていただきます。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

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  1. 共鳴、共振ですかね。
    私がアイドルでまず驚いたのはファンの「コールの本気度」でした。

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