Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道・第171回「夏のFree&Easy Wiki2015」

 西野七瀬さんが二作連続二度目のセンターを務めた9thシングル「夏のFree&Easy」。

 始めに、このシングルは少し不運があったように感じました。圧倒的に他のシングルよりも披露の機会が少なかった。それは5月25日のAKB48握手会襲撃事件の影響です。翌々日の5月27日は乃木坂46公式ブログ空白の一日。乃木坂46のブログが始まって、唯一誰もブログを更新しなかった(出来なかった)日です。さらに全国握手会恒例のミニライブが中止され、少なくとも3回の披露の場が減りました。他にも僕達が知らないところで影響をうけていたかもしれません。
 僕達はこのことを忘れてはならない、乃木坂46をこよなく愛するものとして。

 7月9日に発売された楽曲達を僕がライブで初めて見るのは、8月の「乃木坂46 真夏の全国ツアー2014」まで待たなければなりませんでした(「16人のプリンシパル trois」の千秋楽で「夏のFree&Easy」のサプライズ初披露はありましたが)。

 『Wiki2015』も9thシングルまで来ました。すべての楽曲を振り返って、来るバースデーライブを最大限楽しもう! その為の記事になっています。

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「OVERTURE」(BOOM BOOM SATELLITES ver.)

 正確には9thシングルに入っているわけではないのですが、全国ツアー限定の「OVERTURE」として、BOOM BOOM SATELLITESが制作したものが使われました。当時は賛否ありましたが、今ではだいぶ定着しました。「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京)の新オープニングテーマに採用されたのと、斎藤ちはるさん、能條愛未さんの力によるところが大きいと思います。

 僕はこの「OVERTURE」の『使い方』に脱帽しました。全国ツアーの大阪、福岡、仙台、名古屋、東京と、全公演の開演時に新「OVERTURE」が使われていました。ただ、僕はやっぱり、あのいつもの「OVERTURE」も聴きたいなって思い始めていました。そんなファンの気持ちを読んだようなタイミングで、あの「OVERTURE」が流れます。神宮ライブでの生田絵梨花さんの復帰+「何度目の青空か?」ライブ初披露の瞬間でした。この時の演出はしびれました。

 そして、僕は思ったのです。まさかこの演出のために新しい「OVERTURE」を作ったのか? と。

 事実はどうなのかは、勿論僕にはわかりませんが、贅沢な使い方だなーと思いました。現在は「乃木どこ」のオープニングで使われていますが、ここまでの活用を考えて作ったのだとしたら、本当に凄いことだと思います。

「夏のFree&Easy」

https://www.youtube.com/watch?v=JlemRH28Ydw

 「夏のFree&Easy」は真夏の全国ツアー2014の全会場において、新「OVERTURE」の後の第一曲目でパフォーマンスされました。本当に久しぶりに見る選抜メンバーのライブにウルウルしていたことを今でも覚えています。『やっと』、『ついに』大勢の前で披露できた、その『解放感』の様なものを僕は感じていました。真夏の全国ツアー2014を象徴する楽曲「夏のFree&Easy」。皆さんの目にはどう映りましたか?

 「何かきっかけがあれば 誰でも変われるんだ」
 「臆病な自分よ生まれ変われ!」

 皆さんは「夏のFree&Easy」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「ここにいる理由」

https://www.youtube.com/watch?v=vW1Sac51lBM

 この楽曲の一番の思い出は、真夏の全国ツアー2014・ゼビオアリーナ仙台でのパフォーマンスです。まず、「ここにいる理由」のコンテンポラリー・ダンスは、小さな会場よりもある程度大きな会場での方が映えます。真正面から見るよりも、少し上からの方がフォーメーションダンスの良さが際立ちます。

 そして何といっても素晴らしかったのが、レーザーでの演出です。神宮球場でもレーザーの演出はありましたが、中途半端でした(屋内外屋外と屋内の違いかもしれません)。僕が参加したのは神宮と仙台の2会場でしたから、他の会場はわかりませんが、ゼビオアリーナでのレーザーの演出は素晴らしかった。それと、フォーメーションダンスとの相性が素晴らしく合っていたと思います。
 ミュージックビデオでも、レーザーの演出がされていますが、圧倒的にゼビオアリーナの演出の方が勝っていました。あの光景は忘れられません。

 それともう一つだけ、どうしても白状したいことがあります。和田まあやさんの『未来卵』問題、僕はそんなバカなと思っていたのですが、最近になり自分も同じような間違いを犯していたことに気が付きました。
 「ここにいる理由」では曲中に静寂になる一瞬がありますが、その直前の歌詞「低体温になる」(MVで3:18~)。僕の耳にはこんな風に聞こえていたのです。

 『携帯ONになる』

 皆さんは「ここにいる理由」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「無口なライオン」

https://www.youtube.com/watch?v=x8nkFt9ULMI

 カップリング人気投票第5位!
 「無口なライオン」の歌唱メンバーは、生駒里奈さん、井上小百合さん、斉藤優里さん、桜井玲香さん、西野七瀬さん、星野みなみさん、堀未央奈さん、若月佑美さんの8人です。

 先日の「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京)『乃木坂バレンタイン2015(前半)』の冒頭で、『ド・レズ』なる言葉が飛び出しましたが、「無口なライオン」の様なMVはそういうイメージの典型です。
 キスシーンも衝撃的でしたが、MVの7:59~の桜井玲香さんの表情が実に印象的です。

 僕はこの曲の歌詞は、西野さんをイメージしているんだろうなと感じています。アルバム収録曲「ひとりよがり」よりも、西野さんのイメージに近い。皆さんはどう感じていますか?

 「泣きたい時は泣けばいい 涙こぼしても 君は王者なんだ」
 「自己嫌悪なんか意味ないよ 強く生きることが 君の仕事なんだ」

 皆さんは「無口なライオン」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「その先の出口」

https://www.youtube.com/watch?v=Y948DBCPFTQ

 「その先の出口」は大人メンバーが中心で、秋元真夏さん、衛藤美彩さん、白石麻衣さん、高山一実さん、橋本奈々未さん、深川麻衣さん、松村沙友理さん、大和里菜さん、松井玲奈さんの9人が参加しています。

 この楽曲がフルメンバーで披露されたのはおそらく1回だけ。真夏の全国ツアー2014の大阪公演だけです。そして、今後フルメンバーで披露されることはありません。超カッコいい曲だけに勿体無いです。

 MVの1:07~、松井玲奈さん、衛藤美彩さん、高山一実さんの3人のダンスシーンが始まります。曲のサビと重なって、一番の見所だと思います。ただ、時々挟まれるリップシーンで、ダンスの全貌を見ることが出来ません。僕はバースデーライブではこのシーンに注目して観たいと思います。

 一つ個人的な願いを言うのなら、もし11thシングルのメンバーでアンダーライブ 3rdシーズン開催が決まった時には、この曲をダンスパートに選んでほしい。センターは川村真洋さんで。

 「Oh Oh Oh Oh Oh」
 「Oh Oh Oh Oh Oh」
 「Oh Oh Oh Oh Oh」

 皆さんは「その先の出口」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「何もできずにそばにいる」

 例えばプリンシパル公演の時、メンバーが苦しむ姿を目の当たりにします。声をかけてあげたい、励ましてあげたい、アドバイスをしたい……、そんな想いがあっても、残念だけれどその望みはかないません。ブログでプリンシパルのことを書いてくれるメンバーはいても、僕達のコメントまで読む余裕があるかどうか……、読んでくれたとして、役に立つかどうか……。
 メンバーが本当に辛い思いをしている時、僕達はそれに気付くことも出来ず、支えることも出来ない。最近そんなことを思うことがあります。

 この曲を聴くと、僕はいつも思います。『何もできず、そばにもいられない』。悲しいけど、それがファンとメンバーとの関係。だけど、それでも僕は思うのです。

 「それでも力になりたい」

 「ごめんね そんなことしか言えない」
 「痛みのすべてを取ってあげたいけど 神様 どうすればいいの?」

 皆さんは「何もできずにそばにいる」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「僕が行かなきゃ誰が行くんだ」

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(公式ブログ「カップリング人気投票カナ?927」より、「他の星から」、「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」の歌唱メンバー。)©乃木坂46LLC

 歌唱メンバーはカップリング人気投票で第1位となった「他の星から」と同じメンバー。伊藤万理華さん、井上小百合さん、斉藤優里さん、桜井玲香さん、中田花奈さん、西野七瀬さん、若月佑美さんの7人です。楽曲としても、とても素敵だと思うので、将来的には人気の曲になるのではと予想しています。

 この楽曲は『Once Upon a time=むかしむかし』から始まる童話の様な世界観のある曲です。どんな童話か? 先駆者、開拓者、挑戦者の物語です。

 先駆者が言います、「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」。なんて力強い言葉でしょう。なんて力強い意志でしょう。でも、この言葉を発するには大きな勇気がいります。
 「僕が行かなきゃわからなかった」、時には期待通りの成果が得られないこともあるかもしれません。それでも、行ってみなければわからない、それもまた現実です。

 この記事を書くにあたり、この曲を何度も聴きました。そうする中で僕の頭の中に浮かんだのは『生駒里奈さん』。

 「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」
 「知りたいことそのままに出来ない」
 「辿り着いた涯てには」
 「結局はスタートラインまで戻った」

 突き進んだ先に見えたもの、それはスタート地点。乃木坂の先頭を歩き、道を切り開く彼女も、最後にたどりつくのは乃木坂46というスタートライン。そうであればいい、そんな気持ちがあります。

 皆さんは「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。


「番外編:『秋元真夏のおじゃまサマー』(平野奈央・泉田尚美)」

https://www.youtube.com/watch?v=kXikFf4cafI
(本編は「夏のFree&Easy」Type-C収録)

 若干、NHK教育テレビ(現・Eテレ)感があるこの個人PV。予告編がYouTubeの乃木坂46公式チャンネルにアップされています。その説明の部分にこんな文章が書かれてあることを皆さん御存知でしたか?

まなったんと、1度は共演したいと思ってたから、本当に嬉しいモギ!
まなったんと、歌をうたったり、おどったり、ジャンケンしたりしたモギよ!
モギーの遅刻も、ゆるしてくれて、まなったんは心が広いモギー!
これからは、「乃木坂46」の非公式ライバル、「モギ坂46」として、がんばるモギ!­って、なにサマ~♪
(番組アシスタント:もぐらのモギー)

 こういう遊び心満点の個人PVです。

 それと、真夏さんはちゃんと歌えています。あの「乃木どこ」の「なんてったってアイドル」は、盛り上げるためにわざとヘタに歌って見せたんです。そうです、そうに違いない! たぶん……。

 今回のファミコン風は「秋元真夏『おじゃまサマー』をファミコン風にやってみた」です。
 表題曲でも、カップリングでもない曲ですが、この『ファミコン風』は隠れた名作です。まさに「マッピー」(1983年)を彷彿とさせるダレた感じが素晴らしい。緊張感のない曲調もそのイメージに一役買っています。

 皆さんは「秋元真夏のおじゃまサマー」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「番外編:『SHIRITORI』(月田茂・山本篤彦・柴谷麻以)」

https://www.youtube.com/watch?v=NX_kiugbwzw&spfreload=10
(本編は「夏のFree&Easy」Type-C収録)

 中元日芽香さんの個人PVです。予告編ではわかりませんが、本編で中元さんが歌っています。

 「イカと貝だけの海鮮丼!」

 ただ、僕は名作になり損ねたと感じています。途中のおじさんの画はいらないんじゃないか? というか、無い方がひめたんを楽しめます。

 皆さんはこの「SHIRITORI」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 4 )
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  1. 夏のFree&Easyは「気付いたら~」の西野が良かっただけに比べてしまうと期待外れの曲。センターと曲の雰囲気が見事にミスマッチで正直西野がセンターでなくても良かったのではと思う。
    もうひとつ残念だったのが歌詞で、乃木坂が歌うのにさすがにこれは無いだろうと思った。

    表題曲が期待はずれだった分、カップリングの良さは目立った。
    特に「ここにいる理由」は実験的であり、芸術的で素晴らしいと思う。賛否あったが印象に残るMVも新鮮だったし、ダンスverも魅力的。
    アンダーの勢いを加速させた曲だと思う。

    「何もできずにそばにいる」はRの法則でみたライブ映像から、印象に残っていて、乃木坂らしい少しせつない曲だと思った。

  2. 「夏のfree&easy」はやっちまったなという感じでした。
    「何もできずにそばにいる」は歌詞も曲も乃木坂に合っていて良かった。

  3. 爽やかでいい曲だと思うんだけどなー。

    乃木坂ちゃんのイメージがこの曲には合ってないって判断なんですかね?

  4. 僕もこの曲嫌いじゃないですよ。

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