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ステージ上のプリンシパル、川村真洋は揺るぎなき信念とともに

 乃木坂46で「歌が上手いメンバーは?」あるいは「ダンスが上手いメンバーは?」といった議論は結成以来今でも繰り返されている。そして、その両方に必ずといっていい程名前が挙がるのが川村真洋だ。グループ内で突出したスキルを持つ故に、歌とダンスに目が行きがちであるが、アイドルとしての川村真洋もまた人間味に溢れた魅力を兼ね備えている。

アイドルとしての川村真洋

 川村はひな壇で大人しく座っているだけ、あるいは自身の得意分野でフィーチャーされるのを待っているだけのアイドルではない。『NOGIBINGO!』のムチャぶりドッジボールでレフェリー役を任されながらも、半ば巻き添えを食らう形で振られた「ゲテモノ料理」を「一口で」平らげてしまったのは多くの人の記憶に残っていることだと思う。ここぞというタイミングで一歩を踏み出し、期待を越える活躍を見せる強さを川村はきちんと持ち合わせているのだ。また、柔らかい口調の関西弁と独特の間から繰り出される、時に「異次元」と称される程の天然ボケも川村の優れたパフォーマンスを引き立てるギャップになっているのではないだろうか。

乃木團で見せたステージ度胸

 4月15日にZepp DiverCity Tokyoで開催された氣志團との対バンライブで初披露され大きな話題となった「乃木團」において、川村はギターを担当していた。普通、初心者がバンドを組んでライブをするとなれば、その緊張感から棒立ちで楽器を見ながら演奏してしまい、観客への意識が疎かになってしまうことも往々にしてある。
 
 しかし、川村はしっかりと観客を見据え、単音引きではクールに、コード引きでは腕を大きく振り激しくストロークして見せた。ギターを手にして間もないながらも、既にギタリストとしての自身の世界観を築きつつあるようなパフォーマンスであった。川村にとっては普段手にしているマイクがギターに変わっただけのことであって、一度ステージに立てば「全力で魅せる」ことに変わりはないのだ。言い換えるならば、ステージに立つ時はいつでもパフォーマー、川村真洋なのである。歌手だとかギタリストだとかの肩書きは後から付いてくるものであり、根底にあるのはパフォーマーという礎だ。そして、その覚悟に我々は心を打たれるのだ。

その信念は揺らがない

 優れたパフォーマンス力を持っていれば必ず選抜に入れるというわけではないのが大所帯アイドルの難しいところ。乃木坂46では、経験者、特に実力者ほど当初「アイドルらしさ」という課題に悩まされることも多かった。どうやら、パフォーマンスというのはアイドルの「総合力」を構成するひとつの要素でしかないようだ。

 「誰が選抜でもおかしくはない」。群雄割拠の乃木坂46において、川村の軸足は今までも、そしてこれからも決してブレることはないだろう。なぜなら、「歌」と「ダンス」こそメンバーの中田花奈が言うように、アイドルの原点であり、何より川村真洋にとっても決して譲ることのできない「夢」だからだ。先日のアンダーライブで2人が披露した「孤独兄弟」のパフォーマンスは、自身の夢を「実力」で我々に提示するかのようだった。

 多様で魅力的なキャラクターを擁する乃木坂46において、ある意味では茨の道ともとれる選択である。しかし、回り道になったとしても、別の選択肢があったとしても、川村は光り輝くステージへと続く道をただひたすらに突き進むに違いない。それこそが川村とファンの夢なのだから。
 川村真洋は乃木坂46の誰よりもステージの上がよく似合う。

筆者プロフィール

助六
音楽が大好きでバンドを組んだりしています。乃木坂は楽曲も大好きです。今のところ「他の星から」が一番です。ファン歴はそこまで長くないですが、皆さんと一緒に楽しめる記事を書けたらと思っています。

COMMENT

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. うん。うん。
    と頷きながら読んでしまった。いい記事だ。

    歌といえば、、、、、ろってぃー!
    ダンスといえば、、、ろってぃー!
    これってすごいことだ。しかも天然娘(笑)

    13日の金曜日のお洒落ろってぃーも魅力的☆

  2. いい記事です。

    感動しました。

  3. あとしゃべり方がめちゃかわいいー!!

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