Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道 第54回「真夏のZeppライブ東京公演レポ」

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 東京公演に参加するにあたり、事前に札幌、福岡、大阪、名古屋公演の情報をネットで集めていました。そうしたところ、ライブのマナーについてのコメントが目につきました。なので、今回のライブは『マナー』という視点から見てみようかなって思っていました。具体的には、推しメンタオル、うちわ、MIX、掛け声(?)などです。

 推しメンタオルやうちわを上にかざす行為は、後ろに人にとても迷惑なんですよね。特にZeppの様な平らな場所でのスタンディングでは。ただ、メンバーは良くブログに書いてある通り、推しメンタオルが見えることをすごく喜びます。難しいですよね。
 曲中の掛け声(?)も『野郎の声を聴きに行っているのではない』という意見もあり、これに関してはメンバーはどう思っているんだろう?って考えていました。

 そんなことを考えながらライブに参加したのですが……、実際に参加してみて思ったことは、そんなことはどうでもよいということでした。マナーがどうでもよいという訳ではなくて、ここで考えるものではないということです。参加する人たちの中で、自然に出来上がっていくものなんだなって、そんなことを感じました。

 推しメンタオルに関しては、自分が見た範囲では、過度に掲げている人はいませんでした。メンバーがはける時なんかに、みんな掲げていて、曲中に高く掲げる人はいなかったように見えました。ライブを重ねるたびに、ファンの側で意識が変わっていっているのかもしれません。

 次に掛け声(?)に関して。まず正式名称がなんだかわからないのですが、曲中にファンが「ウー、オィ!」みたいな声を出しますよね? 昼の部1曲目が「制服のマネキン」だったのですが、”一歩目を 踏み出してみなけりゃ”の部分で、この「ウー、オィ!」が3連続位で入るのですが、会場の声が凄く大きかったんですね。この瞬間、メンバーが笑顔になったんです。この時、気が付いたのですが、会場からの声というのは、乃木坂メンバーのパフォーマンスに対するレスポンスなんですね。彼女達のパフォーマンスに対する評価の一つなんですね。レスポンスが大きい方が良いのかな、そう思いました。

 今回のライブで今までとはずいぶん違うと感じたのが、メンバーの煽りです。特に「人はなぜ走るのか?」では、あのグルグル回るダンスは無くて、メンバーはひたすらにこぶしを突き上げて、ジャンプして。なので、ファンもそれに同調しました。こぶしを突き上げてのジャンプです。途中やっぱり「ウー、オィ!」の連続みたいなものもあって、観客も騒ぎまくっている感じです。ファンの皆さんの好みもあると思うのですが、この曲に関して、メンバーが望んでいるのは、一体感のある『ララパルーザ』(地鳴り、地響き)だと思います。メンバーが望むものをファンが返す、メンバーとファンとのパフォーマンスの応酬。そんな『ララパルーザ』には、一体感がありました。
 多分、この一体感を乃木坂のメンバーは望んでいる気がするのです。彼女達のライブの目標はそこにある気がするのです。

 
 レポ最後に印象的だったシーンを。ライブ終盤に現八福神が語ります。今までのこと、これからのこと。ありふれた言葉です、どこかで聞いたような言葉です。しかも、昼公演でも夜公演でも同じような言葉を語りました。それなのにどうしても涙があふれてきてしまいました。言葉はありふれたものでも、彼女達の気持ちがこもった素敵な言葉でした。

 昼公演はその後「ぐるぐるカーテン」、生駒里奈さんの涙が印象的でした。夜公演では生田絵梨花さんピアノ伴奏による「君の名は希望」、彼女達の生歌に涙が止まりませんでした。この曲の時は、誰一人として声を上げませんでした。静かにサイリウムを振るだけです。曲の終わりには拍手がおこりました。僕が言うのもおこがましいのですが、みなさん最高の観客だったと思います。

 昼公演には、卒業生の岩瀬佑美子さんが赤い法被を着て2階席に来ていました。Zeppライブのテーマは『乃木坂の成長』だったように思います。一番に乃木坂を巣立った彼女の目に、今の乃木坂はどんな風に映ったんだろう? そんな質問をしてみたいと思いましたが、彼女のメンバーを見つめる表情がその答えなんだろうと思います。とても優しい笑顔で見つめていました。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 8 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 『野郎の声を聴きに行っているのではない』という意見初めて聞きました
    それならCD聞いてればって思いますが…

    掛け声はコールと呼ばれるものになるのかと思います

    ビッグうちわ、MC中に高く掲げられると見えないんですよね~
    うちわもタオルも肩より上、顔にかかる位置までかと

  2. 乃木坂はヲタが大人し過ぎます
    だからライブが盛り上がらないのでは?

  3. 大人しいんじゃなくて回数が少ないからノリ方がわからない人、生の乃木坂をじっくり見たい人が多いんじゃないかと
    かといって好き勝手叫んで暴れてる輩を盛り上がってるとするのも違うが
    このままテレビ主体の活動を続けるのであればお見立て会からコンベンションから初期のイベントを含めたDVDを早急に出したほうがいいんだけどな

  4. ソロパートの歌声に被せる、名前の連続コールは止めて欲しいです。

    • せっかちなかたつむりの時のことかな?
      本人たちは、それが嬉しいと言ってるんだが。
      既に、そういうコールが定着してしまっているなかで、今更やめるわけにはいかないですよ。
      申し訳ないけれど。

      • Perfume ジェニーはご機嫌ななめ あ~ちゃんコール問題と同じだね
        ただあっちはアーティスト側からの提案があって新コールに変わった
        乃木坂も向こうから言ってこない限りは変わんないでしょね

  5. アメーバ見てたけどうちわとかタオル上にあげてる人多くないか?
    気のせいなのかな??

  6. 十代の連中、それから因果的フリーランスな感じ…の二十代はただ騒ぎたいんだろ。時化た風采を見兼ねてか、生駒に「浮世の憂さを晴らして…」なんて言わせてたしな。良かったな、同情して貰って。お墨付きオメデトウw

    でもよぉ、考えてもご覧。そもそもメンバーが否定的なこと言う訳ないだろ「商売」なんだからさ。そこを汲み取って遣るのが器量ってもんだろオニーサン達w

    メンバーはお前らほどフリーランサーwじゃないんだぜ(キリッ

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