Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道・第146回「真夏の全国ツアー2014・宮城公演の小話」

 8月16日から始まった「乃木坂46 真夏の全国ツアー2014」。僕は宮城県まで遠征し、24日にゼビオアリーナ仙台で行われた宮城公演に昼夜とも参加してきました。僕は東北人なので、仙台は敷居が低いのです。

 宮城公演で初めて今回のツアーに参加した身として、実のあるレポートを書く自信が無いので、『小話』というタイトルにさせていただきました。公演の感想と、東北人だからこそ知る小話をまじえて皆さんにお伝えできればと思います。

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「アットホーム感」

 昼の部の影ナレは、大和里菜さん(宮城県仙台市出身)、生駒里奈さん(秋田県出身)、鈴木絢音さん(秋田県出身)でした。ライブ中も3人に話を振られることが多く、そして、アンコール後の最後の最後、メンバーがはける時に最後まで残って挨拶したのは大和さんでした。普段のライブなら生駒さん、アンダーライブなら伊藤万理華さんと齋藤飛鳥さんの場面です。こういう所に「アットホーム感」、「おかえり感」が出ていました。

 特に大和さんは本当に良かったですね。初選抜となった9th選抜メンバーとしてライブに参加しました。地元仙台にまさに凱旋です。ライブの楽曲も9thシングルがメインとなっていたので、輝ける瞬間が沢山ありました。

 仙台でのライブならではの事を記事にしようと思った時、最初に頭に浮かんだのは大和さんの事でした。MCで振られることも多かったですし、何よりも会場入り口のロビーにある贈花、特等席に一番おっきな大和さん宛ての花が飾られていました。
 ぜひ紹介しようと写真を撮っていたところ、突然、ファンの方から声をかけられ大和さんの缶バッチを頂きました。どうやら、生誕委員の方が、大和さんへの花の写真を撮るファンに向けて、缶バッチを配布していたようです。大和さんの凱旋を盛り上げるための活動だと感じました。素敵ですよね。

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「秋田県人の想い」

 仙台でのライブですから、仙台について語られることが多いわけです。牛タン、ずんだ、萩の月などなど。そんな仙台ネタに絡めて、生駒さんと絢音さんの秋田組が「仙台は憧れの地」と何度も言っていました。これはリップサービスではありません。秋田県民は幼い頃から仙台という地への憧れを植え付けられるのです。

 僕は幼稚園から高校までを秋田県で過ごしました。まず、秋田県の小学校では修学旅行で『松島(一泊)⇒仙台市博物館⇒八木山ベニーランド』というコースが定番です。ベニーランドは(多分)東北唯一のジェットコースターなどがある、仙台八木山の遊園地です(訂正:唯一というのは勘違いでした)。ベニーランドのCMは秋田でも流れていて(調べたところ1968年から!)、「やんやんややー、やぎやまのー♪」というテーマソングは、秋田県民なら絶対知っていると思います。(八木山ベニーランド公式サイトの左上にある『テレビCM動画』で観られます)。

 僕は過去に、仙台の予備校に2年間通う時期がありました。東北の浪人生の多くが仙台に集まる流れが出来ています。秋田県民が目指す大学も、多くは地元の大学ですが、次に多いのが仙台、本当に一握りの人達が東京という雰囲気でした。生駒さんが言っていた、「秋田の人が上京するといったら、大学へ進学する時に仙台か東京に行く」というのも誇張ではないのです。秋田県民にとって、東京って敷居が高いんですよ。背伸びをして、やっと仙台という感じです。東京なんて、夢のまた夢です。
 乃木坂46がデビューする前に、「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京系)で放送された地方出身メンバーのおつかい企画で、生駒さんの田舎者っぷりがクローズアップされていましたが(他に大和さん、大分県出身の畠中清羅さんも参加)、僕の目から見て、「だよなー」って思いました。実際、六本木とか渋谷、新宿って、今でも怖いです。

 秋田ネタ、最後にもう一つ。絢音さんが愛知公演を欠席という告知がありましたが、秋田の高校は通常、既に2学期(後期)が始まっています。しかも、休み明けはおそらくテストでしょう。学業というのはそういうことなんだと思います。秋田って、夏休みが短いんですよ(代わりに冬休みが少し長いです)。

「アンダーライブとの比較」

 全国ツアーとアンダーライブを比較するのは無意味かもしれません。が、しかし、敢えて比較したい曲があります。それは「ここにいる理由」です。今回のライブで心に残った曲のうちの一つです。

 「ここにいる理由」は大きな会場でのパフォーマンスが似合います。乃木坂46 Official YouTube Channelでダンス ver.が公開されていますが、あのMVの『完成形』が観られると思っていただいていいと思います。レーザーによる照明演出、その演出が良く映えるダンス。本当にカッコいい! 神宮は屋外なので地方公演と同じような演出になるかわかりませんが、ぜひ注目してください。

 「アンダーライブ以上のライブなんて存在しない」なんてことを僕自身思っていたのですが、アンダー楽曲にその考えを打ち消されました。「ここにいる理由」はアンダーライブの時の印象とは『全く』違います。
 乃木坂46、奥が深いなー。

https://www.youtube.com/watch?v=vW1Sac51lBM
乃木坂46 Official YouTube Channelより

「9thシングル収録曲」

 今回のツアーでは、一回の公演では披露されない表題曲がある一方で、9thシングル「夏のFree&Easy」の収録曲はすべて披露されました。会場で見ていて思ったことは、9thの曲はどの曲も「ライブ映えするなー」という事です。

 「夏のFree&Easy」はオープニングや盛り上げたい時にもってこいです。メンバーと一緒にファンも飛び跳ねる所とか、ライブだからこそですよね。

 「その先の出口」は今回のライブで心に残った曲のもう一つです。MVでは完全には観ることが出来ないダンスを、このライブで観ることが出来ました。とにかく、ダンスもオリジナル衣装もカッコいいです。特に凝った演出は無くても、この曲はカッコよさがあふれ出てます。完全な形の(松井玲奈さん、橋本奈々未さんが入った)「その先の出口」を見てみたいと、心の底から思っています。

 「何もできずにそばにいる」は個人的にとても好きです。今回のライブでは『生田絵梨花さんが無事に帰ってきますように』と祈り、曲が始まるのですが、そんな風に誰かを想い、祈りをささげるシチュエーションで、最も映える曲だと思います。今後チャリティーライブとかに参加する機会があるのなら、「君の名は希望」、「私のために 誰かのために」、そして「何もできずにそばにいる」の披露に期待します。

 「無口なライオン」、センターである西野七瀬さんのための曲かなって勝手に理解しています(「君は王者なんだ」がその象徴です)。MVの制服姿での披露となりましたが、『透明感』が半端ないですね。MVで見るあの世界が目の前に広がっているわけです。出来ることなら、この曲を歌う彼女達の表情を近い場所から見ていたいと思いました。

 「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」はユニットメンバーだけではなく、雰囲気も「他の星から」に似ています。どちらもファンタジー的な要素がありますが、「僕が~」の方がやや童話的です。こういう曲こそMVを見てみたいし、それが叶わないのなら、これからのライブでの演出に期待したいです。

 「ここにいる理由」は前述の通りです。

「『びーむ』が流行っている件」

 アンダーライブのあたりから、『ひめたんびーむ』が流行り始めたなーと感じていましたが、今年の全国ツアーでは『1ライブ1ひめたんびーむ』が実践されているようです。それだけでなく、多くのメンバーを巻き込んで、様々な『びーむ』が披露されています。

 先日の「乃木坂って、どこ?」では橋本さんの『ななみんびーむ』が話題となりましたが、それに勝るとも劣らない『びーむ』が披露されたので、報告します。
 『びーむ』の主は白石麻衣さん。昼夜公演とも、秋元真夏さんとの絡みのMC中にハンディーカメラに向かってびーむをしてくれました(声は無し)。会場のモニターに大写しになって、気付いたファンからどよめきが漏れていました。

 もちろん、威力は本家には及びませんよ? 多分ですけど……。

「天気予報が謎な件」

 ライブ前日に仙台に着いて、天気予報を確認したところ、『降水確率10%』でした。これを見て、ライブ当日の持ち物から折り畳み傘を抜いたのですが……。当日は15時頃から雷雨。雷がどっかんどっかん落ちるもんだから、ちょっと怖かったです。
 降水確率10%で土砂降りの雨になるとは思いもしませんでした。『雨女』って本当に迷信なんでしょうか?

 近い将来、天気予報で乃木坂46のライブ情報が流れるようになったりして(笑) 

「次回予告」

 仙台に遠征された皆さん、ちゃんと『聖地巡礼』してきましたか? わざわざ仙台まで行って、『あの場所』に行かなかったとしたら、それはちょっともったいない!

 少し長くなったので、次回に続きます。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 6 )
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  1. >今後チャリティーライブとかに参加する機会があるのなら、「君の名は希望」、「私のために 誰かのために」、そして「何もできずにそばにいる」の披露に期待します。

    全く同感です。特に「私誰」と「何そば」がカップリングで、しかもMVが無いなんてもったいなさ過ぎます。
    もっとメディアで披露される場面が増えて、ファン以外の人にも聞いてもらいたい。

  2. オカベサン今回の記事も暖かい気持ちで読めました。ありがとう❗

  3. あの場所で思い浮かぶのは

    1stのティッシュ配りか
    大和さんと永島さんが写真を撮ったところですが

    僕も仙台、行ってみたい!!

  4. By むらむらくん

    俺も仙台ライブ行きました。
    ここにいる理由 かっこよかったです!!
    okabeさんの記事には、乃木坂愛がある。

  5. 仙台のライブを取り上げていただいてありがとうございました
    大和推しとしては特に楽しいライブでした

  6. ちなみに福岡ライブで最後にはけたのは地元大分出身の衛藤美彩さんでした。
    彼女の大粒の涙が印象的でした。

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