『20±SWEET 2013 SUMMER』を読んだ後に改めて思った、橋本奈々未という人間は面白い。
今回お届けするのは、今月1日に東京ニュース通信社から発売された季刊誌『20±SWEET 2013 SUMMER』、3月に発売された『SPRING』に続く2号目になります。
始めに、この雑誌を知らないという方もまだ多いと思うので簡単に紹介。『20±SWEET(トゥエンティ・スウィート)』は雑誌『月刊B.L.T』などで知られる東京ニュース通信社が販売しているスタイルフォトブックで、毎号、20歳前後のスイートなアイドル5人をロンググラビアとロングインタビューでそれぞれ20ページ掲載という、過去に例を見ない超濃縮型アイドル誌です。定価は1,800円とやや値をはるのですが、ファンには満足できる内容でしょう。
今回掲載されたのは、表紙になったSKE48の松井玲奈を始め、市川美織(AKB48)、橋本奈々未(乃木坂46)、宮﨑理奈(SUPER☆GiRLS)、大川藍(アイドリング!!!)の5人。乃木坂46からの出演はSPRINGに掲載された白石麻衣に続いて2人目で、今回も掲載順は3人目になっていました。付録は松井玲奈と大川藍の両面ピンナップポスター(1枚に片面ずつ)。
20ページの掲載の中では、始めにグラビアが10数ページに渡って掲載されています。橋本のは可愛いものからちょっぴりセクシーなもの、アンニュイなものなど。今回もいい写真あり、微妙なものありってところですかね。最初の写真とか、ドアノブに手をかけた写真が特にいいのかな、と。風船のカットも面白いんですけど、やはり表情がうーん……、もったいない感じがしました。目の肥えているほうではないですし、あくまで個人の感想なのでどこまで信頼するかはお任せします(笑)。
ここからが本編。特集のラスト3ページにはロングインタビューが掲載されています。これがとにかく読み応えがあって、オススメしたい1番のポイントです。今回は幼少の頃の話から最近の話、これからの話など、20歳前後ならではのリアルな話が語られています。
まず語られているのが、20歳のイメージ。橋本は、子どものころは“20歳の女性”のイメージがわかず、中学生のころは20歳になるまでには結婚しているかもしれないと思っていたそう。このギャップは誰しも共感できる話なんじゃないでしょうか。自分でいうと、同じように中学生の頃には24歳までには結婚して、なんてイメージを抱いていたものですが、高校あたりから段々とイメージと現実のギャップが埋まってきて、気付いたら成人式を迎えていて、昔イメージしていた理想まであと何年(あるいはもう過ぎていた)と知るとやるせなくなったなあなんて、振り返りながら読んでいました。実際に20歳になってみると、まだまだ子どもだなと思うという話はよく聞きますよね。
ここを読んでいて、すぐに『君の名は希望』タイプBのDVDに収録された橋本の個人PVを思い出しました。改めて、このタイミングでいい作品を作ってもらったなあと。もし同じように乃木坂46に入っていたとして、あと1年生まれるのが早ければ、あと1年生まれるのが遅ければ、この作品は生まれていなかったのかもしれないのですから。
続いて、乃木坂46加入にいたるまでのエピソードが紹介されているのですが、北海道にいたころはアイドル以前に芸能人のイメージがなかったらしく、合格してから橋本が取った行動につい笑ってしまいました。なぜだか、妙に焦った風な場景が思い浮かんだんですよね。
活動における悩みやそのリセット方法なども語られていますが、こちらは割愛します。橋本らしい(?)やり方や、ちょっとしたほっこりエピソードもあり、という感じです。
今回は5人のインタビューで共通して聞かれているものに、恋愛のほかにアプリがあります。橋本が紹介したのは、乃木坂46で流行っているという『ウィンドランナー』。韓国で有名なWEMEという会社が開発したアプリで、日本ではLINEを通じてリリースされています。障害物を避けてより遠くに進む、ワンタッチで操作可能な横スクロール型のゲームです。最近はCMもかなり打っているので、なんとなく知っているという方も多いのではないでしょうか。この取材中にも、このアプリに関するちょっとした出来事があったようです。また、橋本はもう1つアプリを紹介していて、こちらも橋本らしさを感じられるエピソードなのではないかと思います。
橋本はバスケをやっていたということで、バスケ漫画の名作『SLAM DUNK』の話も出てきます。経験者だからこそ見えてくるキャラクターの一面に一喜一憂する一方で、もし誰かと付き合うならという質問には、「みんな大変そうだから誰とも付き合いたくないかな(笑)」という回答。恋愛話から転じて、理想の男性像も明かしていますが、詳細は誌面で。
ここが今回一番面白いというか、興味深い話だったんですが、橋本は20代でやっておきたいことを聞かれて「出産」と答えているんですよね(前回掲載された白石は写真集の出版でした)。橋本は母が30代で出産した子で、年齢を重ねると体力的にしんどいという話を聞くので早いうちに経験しておきたいそうなんですが、ここで話している理想の人数がなんだかリアル(笑)。子どもは故郷の北海道に帰って生みたいそうで、(芸能界は)多分辞めなきゃいけないかな? と冗談めかして笑う場面も。地元にこだわる理由に、旭川の自然が魅力的だという話や、東京で経験して感じてきたことも交えて理想の出産、子育てについて話しています。語弊があるかもしれませんが、こんな話を、それもアイドル誌で話しているのがどこかおかしくて、しかも面白い。他のメンバーだとまた変わってくるのかもしれませんが、魅力だなと。
全体の面白さでいえば、鬱屈とさせる話がない分、気楽に読めて楽しめる内容になっているんじゃないかなと思います。個人としての要望は前回と同じで、インタビューをもう1ページ増やして深いところをもう1つ2つ入れてもらえると言うことなしといった感じです。今回だったら、女優、演技についての踏み込んだ話があったほうが橋本のことをもっと伝えられたのかなと。そこが惜しい点で、ほかは文句なしに面白かったです。
本誌は今月発売されたばかりなので今回は簡単に紹介してきました。さて、ここからは以前触れなかった部分を含めて、『20±SWEET』という雑誌について少しだけ考えてみたいと思います。
まず値段設定ですが、大型のムック本とはいえ、1,800円となると簡単に手が出るものではないですよね。でも、それにも理由があって、『20±SWEET』って広告がかなり少ないんですよ。表紙の裏、裏表紙とその裏の3箇所だけです。一度読み始めると、ずっとオリジナルのコンテンツ続きで、間に広告も何もないので邪魔されることがありません。これって、一気に読む人にしたらけっこう嬉しいことというか、これが本誌のこだわりだと思っています。入れようと思えばもう数ページ入れて価格を下げることもできるのでしょうから。そこは売れていって隔月化、月刊化となっていくと多少変わっていくのかな。
あくまで勝手な予想ですが、そのぶん発行部数もどうかと考えてみると、知名度や価格の面で数万部もないんじゃないかなと思います。あと、公式サイトでも雑誌の概要が紹介されているだけで初見では中身が少しわかりにくいということもあるので、掲載者ごとにちょっとした見出しがあるとよりよくなるのかもしれませんね。コンテンツにこだわりを感じるので、いかに読者が手に取りやすいように情報を出していくかぜひ頑張ってほしいところです。
というわけで、最後に改めて本誌の感想をざっくり書きますと、今回は松井玲奈、市川美織と、自分も知っている人が多かったので、内容と合わせて、前回よりも楽しめました。秋は誰が出るんだろうかと、早くも乃木坂46のメンバーが出ること前提で楽しみにしております。
今回も出演者ごとにサイン入りポラのプレゼントが用意されています。締切りは9月2日(月)消印有効ですので、購入した方は応募をお忘れなく。
橋本奈々未さんのソロ写真集はいつ販売されるの?
ママさんタレント枠ってのがあるから
若くて綺麗なうちに行っておけばいい
南野陽子さんも23歳で結婚してと人生設計してましたがまったく叶いませんでした
人生とは思い通りにいかないものでございますな(´・ω・`)
一般人系アイドル確立なるか
無理に卒業しないで、アイドルという職業は副業にして趣味感覚でやるのがいいんじゃないかと思うんですけどね
今、第一児出産年齢が30代になってるみたいで、
ななみんの言って20代で出産はいいことだと思うな
はよー、結婚した方がいいと思うぞ
ななみんも5年しないうちに卒業していきそうな内容……