Nogizaka Journal

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コラム

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秋元真夏の「卒業観」と「キャプテン像」

映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』では、女性アイドルグループについて回る「卒業」について、岩下力監督がメンバーに問いかける場面があった。本稿では、劇中で「卒業って形、無くさない?って思ったことは何度もあります」と涙していた秋元真夏の卒業観と理想のキャプテン像について見ていく。
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』公式サイト

映画の大枠から外れるもう一人の主人公 “変わりゆく”齋藤飛鳥

齋藤飛鳥には奇妙な存在感がある。映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は、変わりゆく乃木坂46の物語について「失恋」という言葉で大きく括れる外枠を持っているが、齋藤飛鳥はその大枠の中には嵌らない。基本的にメンバー同士の関係性がクローズアップされる中、齋藤飛鳥は基本的に、齋藤飛鳥として...
映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』公式サイト

『失恋』を描くドキュメンタリー映画~『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』を観て~

乃木坂46の4年ぶりとなるドキュメンタリー映画第2作『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』は、「アイドルのドキュメンタリー映画」だった前作『悲しみの忘れ方』との対比で言えば、「乃木坂46の映画」だと思った。すでにスター集団となり、さまざまな物語がファン以外の層にもある程度視覚化されている...
井上小百合(乃木坂46 1stアルバム「透明な色」発売記念、乃木坂駅)

ゼロの人・井上小百合

井上小百合を面白い人だと捉え始めたのは、やはり、彼女の転機ともなった『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の企画からだ。この話は後でするつもりだが、それまで特別、井上小百合というアイドルに意識が向くことはなかったと思う。今では、舞台を見る機会がない僕でも、「井上小百合と言えば舞台」というイメージを持っているし、それはつまり、...
「BRODY」2018年10月号(表紙:山下美月/白夜書房刊)

「完成形」と「アイドル性」の間で葛藤する山下美月

山下美月は、デビュー当時から「完成されている」という捉えられ方をしてきた。確かに僕もそういうような印象を持った記憶がある。僕は、ライブや握手会に行くわけではないので、3期生が加入した当時から彼女たちの動向をちゃんと追いかけていたわけではないが、「田舎から出てきてよく分からないままアイドルになって今ここにいます」みたいな...
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寺田蘭世ー子どもっぽさという弱み、その先にある”死ぬまで満足しない”という強み

僕が乃木坂46を好きになった時にはもう、2期生は加入していた。しかし、その頃にはまだ、2期生の抱えている辛さみたいなものはよく分かっていなかった。僕がそのことを少しは理解できるようになったのは、3期生が加入してしばらくしてからだ。3期生が、加入してすぐに注目を浴びるようになり、それと対比するようにして、2期生の不遇さみ...
小説『トラペジウム』(著者:高山一実/発行:KADOKAWA)

「主人公=著者」からの脱却が生む非アイドル感 高山一実『トラペジウム』を読んで

高山一実の小説デビュー作『トラペジウム』(KADOKAWA)の主人公・東ゆうがこんな発言をする。『アイドルになりたくない女の子なんているんですか?』『私、可愛い子を見るたび思うのよ、アイドルになればいいのにって。でもきっときっかけがないんだと思う。だから私が作ってあげるの』。彼女にとって、「アイドル」というのは圧倒的な...
「B.L.T.」2018年11月号(表紙:乃木坂46・齋藤飛鳥/東京ニュース通信社刊)

齋藤飛鳥の“大人観”

8月で20歳になった齋藤飛鳥。雑誌のインタビューでも、それに絡めた質問をされる機会が多い。そういう中で、齋藤飛鳥の”大人観”を垣間見ることが出来る。「20歳になること」を「特別なことではない」「まだ子ども」と言う彼女は、”大人”という存在をどう捉えているのか。
「BUBKA」2018年12月号(表紙:若月佑美・秋元真夏・桜井玲香・中田花奈[乃木坂46]/出版社:白夜書房)

「誰かのため」の人・若月佑美

若月佑美は、11月いっぱいで乃木坂46を卒業する。あくまでも僕の目に留まったものからの判断だが、若月佑美は、他人のことは非常によく観察しているし、それを的確な言葉で表現するのだが、自分について多く語ることはない。とはいえもちろん、インタビューの方向性などもあるだろうし、「若月佑美の観察眼を紹介することこそが若月佑美らし...
映画『あの頃、君を追いかけた』公式サイト

齋藤飛鳥と早瀬真愛を結びつける言葉 映画『あの頃、君を追いかけた』を観て

先日、齋藤飛鳥がヒロイン役を務めた映画初出演作『あの頃、君を追いかけた』を観てきました。僕は、彼女が演じた「早瀬真愛」に「齋藤飛鳥」というキャラクターを重ねて観ていたので、 一般的にこの映画がどう受け取られるのかはうまく想像できません。 正直、純粋に観ることが難しかったです。いやこれは、「つまらなかった」とか「別のヒロ...
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