乃木坂46衛藤美彩と気鋭の公認会計士・澤昭人氏の異色タッグによる新感覚の会計入門小説『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』が、8月26日(金)に株式会社PHP研究所より発売されることが決定した。
本作は、衛藤美彩が、会社の数字のプロ・澤先生に簿記・会計の講義を受けているうちに「複式簿記」が存在しないパラレルワールドに迷い込んでしまうという、SF仕立ての次世代型・実用ビジネスノベル。その世界で唯一、複式簿記を知る存在となったヒロイン・美彩が、簿記・会計の知識とスキルを駆使して事件を見事に解決していく。
売上累計部数70万部を超える人気シリーズ『簿記検定に面白いほど受かる本』(中経出版)の著者である澤昭人氏が、“簿記・会計の本質”というテーマをわかりやすく解説するためのパートナーに、乃木坂46唯一の簿記及び会計資格保持者である衛藤を指名。「これまで学んだ簿記を生かすことができる」という衛藤の思いから、今回のコラボが実現した。
『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(PHP研究所)
「仕訳」「借方・貸方」「株式会社会計」「クリーン・サープラス関係」「不正会計」など、簿記の初歩から現代企業会計のトピックスまで、トータル50時間を超える講義に臨んだ衛藤の真摯な姿は、指南役の澤氏も「さすがトップアイドル」と舌を巻くほど。本編の要所要所に挿入されている衛藤自筆の図表(仕訳やメモ書きなど)からも、その熱心さがうかがる。
従来の会計ノベルと違い、登場人物のセリフ中心で読みやすい構成になっており、挫折することなく最後まで読み進められるのがポイント。そこに、衛藤の柔らかく温かみのある手書き文字が彩りを添える。総頁数328ページ、定価1,512円(税込)を予定。
また本書の発刊記念イベントの開催も決定。乃木坂46ファンはもちろん、ビジネスパーソンや会計を学ぶ学生を対象に、東京都内で開催予定。詳細は後日、PHP研究所ホームページにて告知される。
・衛藤美彩
高校で大変な思いをして勉強したのに、私が選んだ道は事務や経理の仕事ではなくアイドルでした。今思えば、せっかく学んだ簿記を生かせないもどかしさを心のどこかで感じていたのだと思います。だから、この仕事に出会えたときには運命を感じずにはいられませんでした。共著者の澤昭人先生は、きっと私のできなさにびっくりしたと思います。先生の熱意に触れるうちに、どこかで私にも「もっと本気で勉強しなければ」というスイッチが入ったと思います。いつか、この作品が映像化のチャンスをいただけたら……夢はひろがります。そのためにも、どうかこの本が一人でも多くの読者に恵まれますように。
・澤 昭人(さわ・あきと)
〈複式簿記がない世界〉に乃木坂46衛藤美彩が迷い込んだら、というSF的舞台を二人でシナリオ化する作業は、思っていた以上に時間と労力がかかりました。舞台設定の背景を理解してもらうために三島由紀夫の「鹿鳴館」やシェイクスピアの「ヴェニスの商人」を読んでもらうなど宿題も容赦なく出しました。衛藤さんにとってはきっと予想外だった50時間を超えるそんな講義にもかかわらず、必死に食いついてこようとする姿はさすがトップアイドルです。この作品でそんな衛藤美彩さんの魅力とともに、簿記・会計の面白さを多くの方々に味わっていただければと願ってやみません。
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