２月２１日に放送されたニッポン放送「宇野常寛のオールナイトニッポン0」（金曜25:00-27:00）に出演した批評家の濱野智史さんが、今月２４日に予定されているイベント「AKB48グループ大組閣祭り～時代は変わる。 だけど、僕らは前しか向かねえ！～」について、評論家の宇野常寛さんと意見を交わした。

『濱野智史とこれからのアイドルを語ろう』と題して語り合った中で、当然、２人が論客として携わるAKB48の「組閣」も話題に挙がった。宇野さんは、ただチーム間のバランス調整のために組閣するだけなら意味はないが、握手会の問題や、AKB48と姉妹グループ間の格差など、48グループ全体の仕組みを見直すならやる価値はあると話し、濱野さんは、欧州サッカーにあるという、選手の移籍元だけでなくそれ以前の所属先にも金銭が渡る仕組みをAKB48にも取り入れたら、全国に、ひいては世界にアイドル文化が広まるきっかけになり、話題は生まれるだろうとした。

ただし、濱野さんは一ファンである自分が思いついた時点で「サプライズじゃない。温い」とも言っている。今月４日の「エンダン」（NOTTV）で話した乃木坂46の組閣参加という予想も「乃木坂の加入くらいじゃ、まったく驚かないからね」と念を押し、宇野さんも「AKBだったらやりかねないと思っているところで止まっちゃうとまだ温いってことなんだよね」と同調していた。

一方で２人は、今のAKB48グループにおいて、「サプライズ」が一つの目玉になっているために毎回のハードルが上がっていることも指摘。その後も、組閣論やアイドルの話は続いた。

４８グループと乃木坂46双方の、特に乃木坂46のファンには、今回の大組閣実施を受けて、何をするのか予測がつかない総合プロデューサー、秋元康さんの存在に戦々恐々とした様子の人も見られる。ただ、今月２３日付けの読売新聞に掲載された秋元さんのコラム『秋元康の1分後の昔話』では、「大組閣」はAKB48の国内外の姉妹グループにおける、「より多くのメンバーにチャンスを与えるため」の人事異動とされており、AKB48の公式ライバルグループである乃木坂46には一切言及していない。

「AKB48グループ大組閣祭り～時代は変わる。 だけど、僕らは前しか向かねえ！～」は明日、Zepp DiverCity TOKYOにて行われる。このイベントは全国の映画館でライブ・ビューイングが予定されているほか、AKB48 Mobileで随時速報を伝えていく。

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