乃木坂46の新曲「君の名は希望」が初日２０．４万枚の好発進だ。

　「君の名は希望」は今月１３日発売の5thシングルで、表題曲としてはグループ初のミドルバラード楽曲。ＰＶが山下敦弘氏（36）が監督する映画のオーディションの模様で構成されていることでも話題を呼んだ。

　本日オリコンが発表した３月１２日付けのランキングによると、「君の名は希望」は推定売上枚数２０．４万枚でデイリー１位を獲得。発売前に一部で、今回の唯一の対抗として注目されていた山下智久「怪・セラ・セラ」に大差をつける結果となった。

　前作「制服のマネキン」の初日１９万枚を上回り、ウィークリー１位もほぼ決定的となった今、ファンの注目は今後の売れ行きだろう。この調子であれば「制服のマネキン」の初動２３．２万枚も超える見込みだが、４８グループに顕著に見られる超初動型セールスの中でも特に初日に集中する乃木坂46は、今作は表題曲にタイアップがないこともあり、キャラアニ・チャンスで販売されている個別分を除けば微増に終わるのではと不安視する声も少なくない。

　また、次週デビューシングル「スキ！スキ！スキップ！」をリリースするＨＫＴ４８とも結成時期が近いだけに、前作を上回っただけでよしとはならないことも不安材料の一つだ。こちらは２０万枚前後と見られているので直接売り上げで負ける心配はないと思われるが、ＡＫＢ４８の握手会にも参加しているＨＫＴ４８と売り上げがそれほど変わらないとなった場合でも、やはり風当たりは強くなるだろう。