「16人のプリンシパル deux」

　乃木坂４６は２０日、千葉・幕張メッセで行われている「君の名は希望」発売記念全国握手会の場で今年５月から東京、大阪の２会場で「１６人のプリンシパル ｄｅｕｘ」を開催することを発表した。

　「赤坂まであと７０日」、先月２２日の乃木坂４６デビュー１周年記念ライブの最後に残されたメッセージは総選挙の再来を告げるものだった。間もなく、あの「１６人のプリンシパル」が進化した形で赤坂からスタートする。

　「１６人のプリンシパル」とは昨年９月、東京・渋谷ＰＡＲＣＯ劇場で７日間にわたって全９公演行われた乃木坂４６初の劇場公演で、幕間の観客投票によってその日の第二幕に出演できるメンバーを決める投票システムが取り入れられたことから、乃木坂４６版の総選挙として大きく話題になった。
　当時は総合プロデューサーの秋元康氏がグループ発足当初に謳っていた案を具現化する試験公演のようなもので、あくまでミュージカル風の舞台であった。しかし、５月から始まる第２弾は“本格舞台”を謳う正真正銘の演劇舞台。演出に劇団「毛皮族」主宰の江本純子氏、脚本に映画「桐島、部活やめるってよ」（2012）で脚本を務めた喜安浩平氏をむかえ、乃木坂４６を女優として覚醒させるべく完全オリジナルの舞台を製作する。

　会場で同公演のフライヤーが配布されると多くのファンが食い入るように見つめ、会場にいながらにして来る５月の開催に思いを馳せていた。
　今回も幕間の投票で第二幕に出演するメンバーを選出するというシステムは変わらず、観客の思案入り乱れる毎日となるだろう。公演が成功するか、失敗するか、その担い手にファンの一手も委ねられているといっても過言ではない。

　本公演は５月３日（金・祝）から同１２日（日）まで東京・赤坂ＡＣＴシアターで全１５公演、５月３１日（金）から６月２日（日）まで大阪・梅田芸術劇場で全５公演の計２０公演を予定。チケットは一般6,500円、女性・親子6,000円で全席指定。３月２４日（日）２５時より乃木坂４６ Ｍｏｂｉｌｅ会員限定で先行受付を行う。一般発売は東京公演が４月２０日（土）１０時開始、大阪公演が５月１８日（土）１０時開始となっている。

　他に類を見ない乃木坂４６の独自色がいかんなく発揮される劇場公演まで、あと４４日。

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