中田花奈と日本大学商学部・濱本明教授によるビジネス書『「バフェットの投資術」を学んだら、生き方まで変わった話。』(PHP研究所)が、来月12月5日(土)に発売されることが決定した。
本書は、中田を聞き手として、濱本教授が行った「バフェットの投資術」の特別講義の内容をまとめたもの。中田が投資をたしなんでいることから、専門の大学教授に1から投資の知識を講義してもらってはどうか、というところから企画がスタートした。
中田が乃木坂46在籍中に行われた講義では、バフェットが提唱する「一生を添い遂げるつもりで投資する」という中長期的投資術に加えて、財務諸表や企業情報の読み方、「自分自身が最高の投資先」というマネー哲学などを紹介。投資歴は数年になる中田だが、「バフェット」や「財務諸表」は、ほとんど初めて聞くという段階から講義に臨んでいる。
濱本教授は「アイドルへの講義なので、なるべくわかりやすく」を心がけたそうだが、中田の理解は予想以上に早く、また数字に対する好奇心が強いことから鋭い質問を投げかけられることもしばしば。その結果、微分の話に展開するなど、当初企画した「バフェットの入門書」を逸脱した講義となってしまい、「こんなに難しい専門的な内容の本では売れない!」と、編集者がストップをかける一幕もあったという。
本書の制作を通じて、濱本教授は中田を「『聡明」という言葉がぴったりなほど知的で数字に強く、また、ときには忍耐強く理解を深め、生徒役の立場から、本書のわかりやすさを実現するうえでも、大きな存在感を示してくれました」と称賛。また、中田はバフェットの印象について、「投資やお金を増やすということは大きな目標ではあっても、それで大成する人の考え方というのは根本から違うというか。何かを応援することで自分自身が変わる、そんなことを教わったように感じました」と感想を語っている。
PHP研究所から乃木坂46のメンバーのビジネス書が出版されるのは、衛藤美彩の『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(2016年/澤昭人・共著)、高山一実の『お金がずっと増え続ける 投資のメソッド』(2017年/奥山泰全・共著)に続く3冊目。本書はオール2色で、濱本教授のわかりやすい講義、中田の鋭い質問、図解などにより、実践的な投資術を学べる仕上がりとなっている。
講義1:投資との出合い
講義2:バフェットってどんな人?
講義3:バフェットの投資理論( 会計読解力による武装でAIに克つ)
講義4:バフェット銘柄の探し方( 永続的競争優位性を有する企業を見極める)
講義5:再発見!日本市場の魅力
※各講義間に、「とあるカフェにて」「大学生体験」「アイドルになった理由」など、イントロダクション・ストーリーを掲載。
講義2のイントロダクション・ストーリー「大学生体験」(画像提供:PHP研究所)
- 出版社
- PHP研究所
- 発売日
- 2020/12/05
- 価格
- ¥1,573
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