乃木坂46

「月刊AKB48グループ新聞」１２月号（日刊スポーツ新聞社）の独占ロングインタビューにAKB48グループの総合プロデューサー・秋元康さんが初登場し、乃木坂46の今後の展開について明かした。

３ページに渡る特集ではAKB48グループの展望やプロデュースに関わる裏話などが語られ、その最後に乃木坂46にも言及。来年以降の予定や、４８グループが行っているような劇場公演の可能性を聞かれて、まだ分からないとしながらも、「劇場をここに作ってほしいとかの話はいっぱいあります」と気になる発言をした。

AKB48の公式ライバルグループとして2011年8月に結成した乃木坂46は当初、４８グループとの相違点として、地元で定例公演を行うための専用劇場を持たず、一回の公演を前後半に分けて、幕間の観客投票で後半のポジションを変動していく特殊なスタイルで行うアイデア（後の『16人のプリンシパル』）を発表。グループ名も、『アルファベット＋４８』表記ではなく、最終オーディション会場のSME乃木坂ビルと、「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」（秋元談）から『乃木坂46』とした。

秋元さんは、ＣＤシングルのセールスや各メディアで勢いを増す乃木坂46の現状を「絶好調」だと言い、運営母体の１つであるSME（ソニー・ミュージックエンタテインメント）も今後については慎重だろうと予測。一方で、2012年に始まった『16人のプリンシパル』の公演スタイルが乃木坂46の１つのオリジナルな発明だとし、これを進化、拡大させていくことが「柱の１つであることは間違いありません」と明言した。

乃木坂46は今年、演出に劇団「毛皮族」主宰の江本純子、脚本に映画「桐島、部活やめるってよ」（2012）を手がけた喜安浩平を迎えて、『16人のプリンシパル』をより本格的な演劇、ミュージカルへと近づけた『16人のプリンシパル deux（ドゥ）』を東京、大阪で計２０公演開催した。プリンシパル公演には、秋元さん自ら足を運んでその成果を確認しているため、次回の開催でも更なる進化が望めるのかもしれない。

「月刊AKB48グループ新聞」は全国のコンビニ、駅売店、朝日新聞販売所、書泉グランデ、書泉ブックタワー、AKB48ショップ等で販売中。３２ページ、フルカラーで１部３２０円。