中元日芽香(乃木坂46公式ブログより)
今月27日(土)にパシフィコ横浜で開催された乃木坂46の個別握手会で、メンバーの中元日芽香(16)がソロコンサートを行ったことが話題になっている。
始まりは、インターネット掲示板への一つの書き込みだ。「会話をするのが苦手なので歌をうたってもらうのはありですか?」。中元の個別握手会に参加しようかと悩んでいるファン(以下、Aさん)に対し、他のファンが「ひめたんは歌ってくれるよ(公式ブログでの発言)」と親切に回答した。
これで決心したAさんは、中元の個別握手会に参加するためにシングルの個別盤を100枚購入。後に50枚追加購入して27日の握手会に臨んだ。
当日、Aさんが中元本人に歌をうたってもらえるかと確認すると、無事快諾。次に残りの券をまとめて出すと係員から時間が12分であると告げられた。半分は「ぐるぐるカーテン」「狼に口笛を」「涙がまだ悲しみだった頃」のメドレーを歌ってもらい、中元に「リクエストは?」と聞かれて「心の薬」を歌ってもらった。最後の4分は中元の提案で「ぐるぐるカーテン」のダンスを踊ったという。12分のソロコンサートだ。
Aさんがこれを掲示板で報告すると、「ひめたんのサービス精神すげーーーー」「これに憧れないヲタはいないでしょうwwww」「おめでとう 一生の記念になったな」と暖かいコメントが寄せられ、羨む声もあった。
一方で、お金の使い道について是非が問われたが、好きなアイドルが一人のファンのために目の前で歌って踊ってくれる、それがいかに贅沢なことか、今しかできないことかと賛同する者のほうが多かった。確かに、これが既に握手券の取りづらくなってしまった人気メンバーであれば実現し得なかったことかもしれない。まして、日頃から努力を重ねている実力の持ち主で、サービス精神に定評のある中元だからこそ応えることができたリクエストだといっても過言ではない。
この影響で、同じようにメンバーに歌をうたってもらったり、乃木坂46が文芸作品を朗読する「乃木坂浪漫」(テレビ東京)を模して朗読をしてもらったりと、違った形の対応を求めるファンが出てくることもあるだろう。過剰な要求による弊害を生む可能性も否定はできないが、今回の一件で握手会に新たな可能性を見出したことは間違いない。
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