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乃木坂46、笑顔と感動溢れる「生駒里奈 卒業コンサート」に全国7万人超動員

「乃木坂46生駒里奈卒業コンサート」(2018年4月22日・日本武道館)(写真提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

 乃木坂46が4月22日に東京・日本武道館にて「乃木坂46 生駒里奈 卒業コンサート」を開催した。一昨年12月以来、4回目となる同会場での単独ライブには、応募総数30万件で競争率が30倍にもなるプラチナチケットを掴んだ1万2千人が来場。あわせて全国128館の映画館で乃木坂46のライブ史上初のライブビューイングも行われ、こちらは約6万人を動員した。

 注目の1曲目は、グループのアンセムとしてデビュー以来歌い続けている『乃木坂の詩』。ステージの両サイドに立つメンバーがアカペラで歌い始め中央を向くと、生駒里奈がバックライトを浴びて登場。ペンライトを生駒の応援カラーである青と紫に揃えて待っていた観客は歓声で迎え、2曲目に向けて生駒が「楽しんでいくぞ!!」と叫ぶと再び歓声で応えた。また、生駒は自身のソロ楽曲『水玉模様』を歌い上げた後のMCで、「4月の日曜日に時間を作って集まってくれて本当にありがとうございます!」と感謝を述べ、歌唱の出来については「最後の最後までこんな感じかと思ってます。直前まで練習したんですけど、結局上手くならなかったですね」と会場の笑いを誘った。

 続いて、生駒によるコール&レスポンスを挟み、25日発売の最新シングル「シンクロニシティ」から、3期生曲『トキトキメキメキ』、2期生曲『スカウトマン』、1期生曲『Against』、そして表題曲と、新曲を次々にライブ初披露。『Against』の前には生駒の圧巻のソロダンスを経て、ステージ上に降り注いだ光で他の1期生メンバーの姿が浮かび上がる演出で会場のボルテージは最高潮に。同ブロック後のMCではキャプテンの桜井玲香から、生駒との思い出について1期生メンバー中心に聞いていくと、生駒と地元トークで一悶着を巻き起こしてきた松村沙友理が「MCやトークでいつも突っ込んでくれた生駒ちゃんがいなくなるのは寂しい」と早くも目をうるませていた。

 ライブ中盤では、2014年4月より1年間、“交換留学”という形でAKB48チームBを兼任していた生駒の思い出の楽曲もセットリストに組み込まれた。兼任後最初に披露した『初日』を3期生と、劇場公演曲『てもでもの涙』を同郷の鈴木絢音と、「AKB48選抜総選挙」で選抜入りした『心のプラカード』を2期生とパフォーマンス。『心のプラカード』では、2期生が生駒へのメッセージをつづったプラカードを持つ映像が流れた。歌唱後、休養中の北野日奈子もサプライズで駆けつけ、「任せてください!大好きです!」と書かれたプラカードを笑顔で掲げた。その後は生田絵梨花、星野みなみとのユニット「生生星(いくいほし)」でMCを担当し、3人のユニット曲『ここじゃないどこか』『満月が消えた』を2曲続けて披露すると、レアな選曲に会場からも歓声が上がった。

 また、開演前、場内スクリーンにはファンから生駒へのメッセージが上映されていたが、公演中は随所でスタッフとクリエイターらのメッセージが流れた。その中には乃木坂46の“公式お兄ちゃん”であるお笑いコンビ・バナナマンや、AKB48兼任時代の盟友・渡辺麻友からのメッセージもあり、拍手と歓声が沸き起こる場面も。生駒が大ファンと公言している人気漫画『NARUTO -ナルト-』(集英社)のアニメ版声優・竹内順子から音声コメント、さらに原作者・岸本斉史氏から生駒が主人公・うずまきナルトに扮した描き下ろしイラストが届くと、生駒は感激のあまり涙を流していた。

 ライブ終盤には、代表曲の一つである『君の名は希望』とメンバー卒業時の定番『悲しみの忘れ方』を生田絵梨花のピアノ演奏とともに披露。『悲しみの忘れ方』歌唱中には、桜井の合図でスクリーンに生駒の両親が寄せたメッセージが映し出され、再度生駒を涙させた。本編最後のMCでは白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥、堀未央奈、生田絵梨花がそれぞれ涙ながらに生駒へメッセージを送った。会場が感動的な空気に包まれる中、生駒が「この曲が私が死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせて下さい」と語り、自身のセンター曲『制服のマネキン』で本編の幕を閉じた。

 アンコールのMCでは生駒が1人でステージに残り、思いの丈を伝えると他のメンバーを呼び込み、お揃いの黒いTシャツ姿(生駒のみ花と星のモチーフをあしらったもの)でデビュー曲『ぐるぐるカーテン』を笑顔いっぱいにパフォーマンス。なおも「生駒」コールが鳴り止まないダブルアンコール前には、総合プロデューサー・秋元康氏からの「ずっと、乃木坂46の希望でいてください」というメッセージも流れた。再びステージに登場した生駒は「私は自分のためには頑張れない。何かのためにしか頑張れないです。こんな私をこれからもよろしくお願いします!」と頭を下げ、この日2回目の『君の名は希望』へ。他のメンバーは白いTシャツに着替え、背中に赤やピンクの薔薇を隠し持って登場。1人ずつ生駒に手渡して整列し、順番に後ろを向くと背中には「生駒ちゃんとのたくさんの思い出忘れないよ!大好きだよ♥そして本当に今までありがとう。」と感謝の気持ちをつづったメッセージが。最後に桜井から締めの挨拶を託された生駒は、「お疲れさまでした!楽しかったです!」と感謝に満ち溢れた卒業コンサートを笑顔で終えた。

 生駒は2011年8月、当時15歳で乃木坂46結成オーディションに合格。翌年2月のデビュー以降、5作連続でシングルのセンターを務め、グループの顔として乃木坂46を牽引してきた。来月5月6日(日)に千葉・幕張メッセで開催される20thシングル「シンクロニシティ」発売記念全国握手会が乃木坂46として最後の活動となる予定。

(写真提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

「乃木坂46 生駒里奈 卒業コンサート」セットリスト

影ナレ:伊藤純奈、鈴木絢音、寺田蘭世

-VTR-
M00.OVERTURE
M01.乃木坂の詩
M02.おいでシャンプー
M03.太陽ノック
M04.水玉模様
-MC-
M05.トキトキメキメキ
M06.スカウトマン
-VTR-
M07.Against
M08.シンクロニシティ
-MC&VTR-
M09.初日(AKB48 team B)
M10.てもでもの涙(AKB48 team B)
M11.心のプラカード(AKB48)
-MC&VTR-
M12.ここじゃないどこか
M13.満月が消えた
M14.あらかじめ語られるロマンス
M15.無口なライオン
-MC&VTR-
M16.指望遠鏡
M17.月の大きさ
M18.ハウス!
M19.君の名は希望
M20.悲しみの忘れ方
-MC-
M21.制服のマネキン
EN1.走れ!Bicycle
EN2.シャキイズム
-MC-
EN3.ぐるぐるカーテン
WEN.君の名は希望

関連乃木坂46公式サイト

筆者プロフィール

管狐
乃木坂46に関する情報発信の場として、2012年に当サイトを開設・運営。ライターとしてはビジネス・エンタメ・スポーツを中心に寄稿も。ご依頼はコンタクトの専用フォームよりお問い合わせください。情報提供・取材案内もお待ちしております。

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