朝日新聞で2013年4月にスタートした乃木坂46の連載「乃木坂と、まなぶ」のムック本、『乃木坂と、まなぶ』が3月18日に発売された。この記事では、その概要と見所について触れたいと思う。
「知的アイドル」を目指す乃木坂46が、「よのなか科」を提唱する、東京学芸大学客員教授の藤原和弘氏の講義を受け、藤原氏と共に様々な社会問題について議論するというのが全体の流れであり、本書のメインテーマだ。そのテーマは大きく分けて、「政治編」「経済編」「いのち編」「未来編」とあり、この内容に関しては、「わかりやすい」と考える読者もいれば、テーマによっては議題の難しさに対して「不十分」だと考える読者もいることかと思う。
世間の耳目を集めやすいメジャーなアイドルグループが、意見の別れやすい諸問題について意見を発するというのは賛否が別れるところかもしれないが、メンバーひとりひとりが等身大で地に足ついた意見を述べている点には驚かされる。下は中学生から上は社会人まで、一年をかけて社会の見聞を広めてきた乃木坂46から、今後、仕事の幅を広げるメンバーも出てくるかもしれない。
本書は写真集ではないため、グラビアはかなり少ないが、それなりに楽しめるものではあると思う。というのも、本書のイメージに沿って学校で撮影が行われたということもあって、ファンの多くが抱く「私立の女子高」という乃木坂46のイメージにかなり近いからだ。
掲載メンバーは7thシングル『バレッタ』の選抜メンバーに、8枚目選抜の樋口日奈と和田まあやが加わったもの。残念ながら全員の掲載ではないが、個人ではなくグループとして、「乃木坂っぽさ」を出したグラビアという点で本書は貴重なものかもしれない。
また、議論や講義中の写真も掲載されていて、こちらではメンバーが議論を楽しむ姿や講義中の真剣な様子が収められている。こういった点も「学校」に近く、テレビやライブで活躍するアイドルとしての、主たるイメージとは異なる一面を覗かせているのも見所のひとつだろう。
購入を迷っている方は、朝日新聞デジタル内にある本書と同名の特設ページ「乃木坂と、まなぶ」を見てほしい。ここには本書のテーマとなっている「よのなか科授業」の記事が多数あり、豊富な記事、写真や動画で、彼女達が学んできた姿を見る事ができる。
*購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
乃木坂と、まなぶ ~ 乃木坂46×朝日新聞 – 教育:朝日新聞デジタル
朝日新聞出版 (2014-03-18)
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買いました!結構読み応えあった。1000円なら満足。
あと自分に厳しいメンバーは、結構他人にも厳しいかも。
まいまいの一夫多妻制支持が一番意外で面白い(^m^)