本コラムのVol.1(ノギ・コーデ(仮)Vol.1 ~伊藤万理華編~)で取り上げた伊藤万理華さんや、雑誌・ファッションショーに呼ばれるメンバーが数多く出てきたりなど、ファッションアイコンとしても存在を確立しつつある乃木坂46のメンバーですが、今回のVol.2では陰に隠れている(?)が実はオシャレ!というメンバーを取り上げたいと思います。
それは先日、増税前に「3万円の古着Tシャツ」という高価な買い物をしたことでファンの中で話題になった衛藤美彩さんです。彼女はあまり(というかほぼ)ファッション誌やショーなどに出たことがなく、ファッションの面での注目度はあまり高くないと思いますが、ブログで載せてくれる握手会でのスタイリングの写真などを見ると結構こだわってるなと感じます。
今作『気づいたら片想い』発売記念個別握手会は本日までに京都・横浜と行われていますが、その中でも詳しく載せていた、神奈川県・パシフィコ横浜で行われた個別握手会でのスタイリングを元に話を進めていきたいと思います。
衛藤美彩、4月20日神奈川個別握手会の私服
まずはこのスタイリング。白い可愛らしいギャザーにうっすらと白っぽい模様が入ってるトップス。サルエルパンツのように腰から股辺りまでゆったりとしているが全体的にはスラッとして見えるパンツ。淡い青と白のコントラストという組み合わせは、衛藤さんのようにハッキリとした顔立ちの方によく似合うコーディネートだと思います。
- トップス:evelyn
- パンツ:spilal girl
- 靴:R&E
- ネックレス:MERCURYDUO
次に話題となったヴィンテージシャツにデニム生地(写真だけでは定かではないですが素材感的にデニムだと思います)のショートパンツ。このシャツ、個人的にすごく良いシャツだと思います。抽象的な人間が描かれたプリントに強いメッセージ性を感じる文字が並んでます。それにシンプルなショートパンツを合わせて、古着xストリートカジュアルミックスなコーディネートとしています。
古着というのは着こなすのが難しいものです。基本的に古着は古着で合わせるのが主流ですが、古着感が出過ぎてしまうと服だけで雰囲気が出来上がってしまい、本人のイメージとその雰囲気にギャップが生じてしまうということがよくあります(特にファッション雑誌の気に入ったコーディネートをそのまま着るとこういうことになりやすいです)。衛藤さんはそこのバランス感覚に優れていて、自分のスタイルやハッキリとした顔立ちに合うものをコーディネートに取り込んでいます。
- トップス:ヴィンテージTシャツ
- パンツ:dazzlin
- 靴下:靴下屋
- 靴:R&E
そしてこの二つのコーディネートに合わせて履いた靴。この柄とマテリアルの質感、そしてヒール部分の素材感や色、これ単体では可愛いけれど合わせるのは至難の技です。コーディネートを壊してしまうほどのインパクトはあると思います。ただそのインパクトを逆手にとれる衛藤さん。1つ目に紹介したコーディネートでは上下をなるべくシンプルに落とし込んで、靴が目立っても可愛く見えるし、2つ目のコーディネートではシンプルなショートパンツをインパクトのあるシャツと一緒に「挟んで」バランスを取っています。この2つのコーディネートを見るだけでも、衛藤さんにとってとても使い勝手の良いアイテムとなっているのが伺えます。
出典4月25日のブログ『いちご味のかき氷』
総括
全体を評すと、衛藤さんはバランス感覚もさることながら相手に見られるという感覚が抜群に優れています。自分のスタイルだけでなく、顔のタイプ、髪型に対して、どういう色や形の服と相性が良いかというのが自然とわかるのでしょう(こういう面で言えばVol.1で紹介した伊藤万理華さんと似ていると思います)。
それに高価なシャツやインパクトのある靴も、積極的に自分のモノにしようとするチャレンジ精神はファッションでは大切です。保守的になるだけでなく、こうやって常にチャレンジしていくことは自らの可能性を確認したり広げたりできるばかりか、”イメチェン”にもなるし、心もまた新たに、気分が高揚します。これはファッションの良いところです。衛藤さんのスタイリングはファッションの良いところを再確認させてくれるようなものでもありました。
これでVol.2は終わりますが、ここまで伊藤万理華さん、衛藤美彩さんと続けて良いところを紹介させて頂きました。次のVol.3では生意気ではありますが、ちょっと辛口気味(?)な意見と提案を取り入れようかと思っています。笑 それもそれで、楽しみにして頂けると幸いです。
3万円のTシャツにはちょっとビビリましたが、そのほかは20歳前後の女性にはリーズナブルで好感がもてるお手本のようなコーディネートだと思いました。靴は今流行りのボタニカル柄っていうヤツですかね?夏を予感させるようなトコがいいですね。個人的には一枚目のコーディネートがめっちゃ可愛くてついついブログにコメント書き込みしちゃいました。※推しではありませんが
いつも美彩はセンス良いなって思うと同時に
自分も変な格好出来ないなと思わされますね。
実際、美彩のお陰で人並み以上の格好するようになったし←
握手会に よく参加するのですが
話すことに夢中で トップスしか目に入りません。
後日 ブログにアップされた写真を見て
「こんなコーディネートだったのか…」と知るのが
いつものパターンです。
そのキャリアから「相手に見られるという感覚」を
身につけていることは 想像がつきます。
これからファッション誌やショーなどに出られれば
いいな。