乃木坂46、宇宙へ憧れを持つ若者たちを描いた『空扉』MV　JAXA筑波宇宙センターが製作協力

『空扉』のMVより（画像提供：ソニー・ミュージックレーベルズ）

　乃木坂46の21stシングル「ジコチューで行こう！」（8月8日発売）より、映画『劇場版七つの大罪天空の囚われ人』（8月18日公開）の主題歌となった共通カップリング曲『空扉』のミュージックビデオ（Type-B収録）が本日公開された。

　本作は、6月下旬に茨城県つくば市にあるJAXA（宇宙航空研究開発機構）と、つくばエキスポセンターにて撮影。この曲で初センターを務める梅澤美波を中心に、宇宙飛行士を目指す者、その夢に破れた者、宇宙へ憧れを持つ若者たちの日常を描いたストーリーとなっている。

　教官役が持っていた竹刀にいち早く反応した元剣道部の高山一実と大園桃子が竹刀で素振りをしながら剣道談義で盛り上がったり、宇宙食の小道具として準備されたフリーズドライを口にしたメンバーがその感覚に感動したりと、現場は終始和やかな雰囲気だったという。

　監督はテーマ設定の妙や細部の作り込みに定評のある伊藤衆人氏。乃木坂46のミュージックビデオは15thシングル「裸足でSummer」収録曲の『白米様』で初めて監督して以来、全シングルに参加している。「全部」（同氏）が見どころである本作も、アポロ計画による最後の有人月面着陸から46年目であることや、梅澤の姉役を演じた白石麻衣をはじめ、一部の1期生メンバーは劇中の宇宙航空学校でも1期生として描かれるなど、広くグループとの関連性を持たせており、伊藤氏は自身のTwitterで「（ネタを）探して勉強して夏休みは空を見ようぜ」「みんなにもたくさん妄想してほしいです」と呼びかけている。

　なお、楽曲はSKE48『消えない炎』やHKT48『止まらない観覧車』を共作曲した歌手で作曲家のFURUTA氏とハイパーミュージッククリエイターのDr. Lilcom氏による共作。編曲はDr. Lilcom氏が手がけた。乃木坂46への楽曲提供はともに2曲目。前回、FURUTA氏は今作のType-A収録曲『三角の空き地』の作編曲（作曲はHiroki Sagawa氏と共同）を手がけた作曲家のYasutaka.Ishio氏とともに『急斜面』（14thシングル「ハルジオンが咲く頃」収録曲）を共作。Dr. Lilcom氏は『憂鬱と風船ガム』（同シングル）を作曲家のHIROTOMO氏と共作した。