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高山一実の小説デビュー作『トラペジウム』が単行本化 中村文則、羽田圭介らも推薦

小説『トラペジウム』(著者:高山一実/発行:KADOKAWA)『トラペジウム』書影(画像提供:KADOKAWA)

 乃木坂46の高山一実による初の長編小説『トラペジウム』が、11月28日(水)に単行本として発売されることが決定した。

 本作は、現役アイドルとして活動中の高山が、「アイドルを目指す、ある女の子の10年間」を描いた青春小説。雑誌「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)の連載「乃木坂活字部!」で作家修行の一環として初の短編小説『キャリーオーバー』の執筆を経て、同誌2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載された。連載完結後も編集作業は続き、単行本化にあたり大幅な加筆修正が施されている。

 舞台は架空の地域、城州地方。高校1年生の主人公・東ゆうは、「絶対にアイドルになる」ため、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」の4箇条を課して、高校生活を送っていた。努力の末、ついに東西南北の“輝く星たち”を仲間にした東が、己のすべてをかけて追いかけた夢の結末とは。

 乃木坂46からは初の小説家デビューとなる。帯文には、「これは一つの青春の終わりから、次の青春へ向かう物語」(中村文則)、「時折あらわれる、鋭い“いじわる”表現が良い」(羽田圭介)という芥川賞作家2名からの推薦文が寄せられ、高山の書き手としての才能に注目が集まっている。

 また、11月26日(月)には東京・八重洲ブックセンターにて刊行記念イベントを開催予定。イベントの詳細と参加申し込み方法は、後日、同書店のウェブサイトにて告知される。

高山一実コメント

長編執筆の決意をしてから2年半、バッグには常に原稿が入っていました。トラペジウムのことを考えなかった日は一度もありません。

どんなメッセージを含ませたいか、その為にはどうやってストーリーを運んでいけば良いか、アイドルはどうあるべきか、主にこの3つを繰り返し自分に問いかけ、なんとか一冊の本に纏めることができました。

《アイドルの在り方》については主観というより統計かもしれません。ヒントをくれる人たちが常に近くにいましたので、環境と時間が答えへと導いてくれました。

夢を与える職業と言われているアイドル。「小説」は、その夢の与え方がずっとわからなかった私が、やっと見つけた可能性です。どうか読んでくださった方の未来を照らす作品となりますように。

乃木坂46・高山一実(22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」アーティスト写真)高山一実(写真提供:KADOKAWA)

著者プロフィール●高山一実(たかやま・かずみ)
1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第1期メンバーオーディションに合格。16年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。同年9月、ファースト写真集『高山一実写真集 恋かもしれない』を刊行。本書が小説デビュー作となる。

関連11月26日(月)乃木坂46・高山一実さん出版記念イベントについて | 八重洲ブックセンター

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出版社:KADOKAWA
発売日:2018/11/28
著者:高山一実
価格:¥1,512

筆者プロフィール

管狐
乃木坂46に関する情報発信の場として、2012年に当サイトを開設・運営。ライターとしてはビジネス・エンタメ・スポーツを中心に寄稿も。ご依頼はコンタクトの専用フォームよりお問い合わせください。情報提供・取材案内もお待ちしております。

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