Nogizaka Journal

坂道シリーズ(乃木坂46/欅坂46)のエンタメニュースサイト

乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン FINAL!~Merry X’mas “イヴ” Show 2014~サイリウムが滲んで見えた日

積み重ねてきたもの
nagashima-blog141213永島聖羅のブログ『アンダーライブ2ndシーズンfinal☆せいらりん☆*655』より。©乃木坂46LLC

 この日の乃木坂46は、またしてもやってくれた。ライブ序盤から「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」、「ここにいる理由」と立て続けにアンダー楽曲きってのダンスナンバーを披露し、激しいダンスパートを経て、「狼に口笛を」、「制服のマネキン」と続く。先のアンダーライブの見所のひとつであった超攻撃的なセットリストだ。

 なぜ同じセットリストに「やられた」と感じたのか。一言で言うならば、パフォーマンスの精度が以前と比べて明らかに向上していたからである。遥か遠くから見ていても、あるいは見ているからこそ、激しいダンスにおけるシンクロ感の高まりを肌で感じることができた。

 体力的な問題ゆえに激しい曲を序盤に集めているのかもしれないが、そこを逆手に取り、「攻撃は最大の防御」を地で行くような息もつかさぬ攻防は「コロシアム」という場にこそふさわしい。何度見ても飽きることのない素晴らしい構成だ。

 さらに素晴らしいのは、パフォーマンスの精度が後半以降も比較的維持されていたという点だ。当然のことながら、これは一朝一夕で築けるものではない。4月にアンダーライブが始まってから積み重ねてきたものが、血となり肉となり、今まさに実を結び始めたということだろう。「練習すれば上手くなる」。当たり前のことなのかもしれない。しかし、その道のりが平坦でないことは、多かれ少なかれ誰もが知っている。彼女たちはその道のりを全員で歩んでいる途中なのだ。


 この日の目玉企画のひとつが「全員センター」である。そして、その見所は「全曲」だと断言できる。

 川村真洋の圧巻のパフォーマンス力で曲を自分に引き付ける「引力」は、アーティストとしての片鱗すら感じさせ、伊藤万理華はどんな曲でも繊細に、優雅に踊り、可愛らしさも忘れない。中元日芽香はそのアイドル性とキャラクターを、歌い出しの声援の大きさという武器にまで昇華して見せ、幕間のミュージカルでは、音が反響し、声が聞き取りにくい中で、非常に滑らかで耳に優しい「声」の魅力を存分に見せつけた。もちろん、他のメンバーも自身の個性を存分に発揮し、あるいは今までのイメージとは全く異なる一面を覗かせていた。

 しかし、敢えて最も印象に残ったメンバーを一人挙げるとしたら、この人物しかいない。

能條”ジョンソン”愛未

 「左胸の勇気」でセンターを担当した能條は、先日の「乃木坂って、どこ?」で盛大にいじられた「ジョンソン」をネタにステージを駆け回り、会場に笑いの渦を巻き起こした。

 能條を単に面白いイジられキャラとして笑うのは、とりわけこの日のライブにおいてはふさわしくない。「ジョンソン」を「イケる」と判断する「嗅覚」と、大舞台で平然とやってのける「度胸」、そしてそれを成功させる「実力」があったからこそ、あの笑いが成立したと捉える方が妥当だろう。

 「全員センター」という試みで、「立つ場所によって全く異なる魅力を見せる」ということを全てのメンバーが証明していた。そしてそれは同時に乃木坂46の可能性の大きさを意味しているのではないだろうか。

サイリウムが滲んで見えた日

 アンダーライブは卓越した物語性を帯びている。それは、その日のライブごとの物語、シリーズごとの物語、4月から始まったアンダーライブ全体としての物語が重層的に絡み合っているからである。そして、その物語性はそのまま彼女たちの苦難の日々と同義であると見ていいだろう。それだけに、長すぎる雌伏の時を経て、ようやくチャンスをつかみ、モノにして、有明コロシアムのステージにたどり着いたことの意味は重い。

 会場が広くなり、確かにステージとの距離は遠くなった。しかし、どうやらそれは物理的な距離に過ぎなかった。その証拠に、10枚目のアンダー楽曲でセンターに立った井上小百合と、影でメンバーを叱咤しライブを牽引した永島聖羅という対照的な立場の二人の言葉は、我々の心を掴んで離さず、今もなお熱く掻き立てる。

 ライブ当日、Overtureが鳴り出すと会場のサイリウムが何故か滲んで見えた。極めて主観的な光景である。しかし、きっとそれは私だけのものではないだろう。

いいね!やフォローで

  • follow us in feedly

NJ最新情報をお届け!

COMMENT

  • Comments ( 19 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. このコラムを読みながら溢れてくる涙を止められません。
    本当に平日で8000が埋まるのか心配でしょうがなかった私としては、Overtureが始まったとき、会場全体の沢山のペンライトの光が波打つ様を見て感極まりました。
    その景色を見てパフォーマンスするメンバーの何人もから涙が見られました。
    どのメンバーのセンターも魅力的で、特にまいちゅんが君の名は希望のイントロの喋りで涙を堪えきれなかったのに感動しました。
    それにしても乃木坂の曲は本当にどれも素晴らしいとあらためて感じました。

  2. 今日のクリスマスライブを
    見比べると、本当のライブは
    アンダーライブで今日のは
    選抜を見るだけのライブ、、て
    気がしました。
    オリジナル曲以外でクリスマス
    ソングを歌うくらいなら、AKBの
    クリスマスソングでも歌えばいい
    のに、、、、なんか、退屈だった

    • とても同感できます!
      何故だろう?

      よりお金も掛かっていて立派なのはわかるんだけど
      伝わってくるものが無くてアンダーライブの方が気持ち
      は満足できたんだよね!

      このライブに参加できて本当に良かったなぁと心から
      思えたのはアンダーライブなんだ

      このモヤモヤした気持ちは何なのだろう?

    • 玲奈がいたり生駒が留学したりはしてるけど
      基本的に同列にはして欲しくないからAKBの曲とかいらんわ

    • 何故AKBのクリスマスソングという発想になるのか今一つ理解が出来ないですね
      自前の曲にクリスマスソングがない以上、他から求めるしかないですが、乃木坂は入口がAKBじゃないファンや一般のファンも多いから、あえてAKBに限定する必要性はないし、多くの人が知っている楽曲の方が雰囲気を共感しやすいと思いますした
      去年のクリスマスライブのときに思いましたけど、初めから「クリスマスショー」と謳っているってことは、「ライブ」じゃなくて「ショー」という視点で楽しむのが一番楽しいんじゃないですかね?
      自分は、今回そういう心構えで行きましたが、十分楽しかったし、クリスマスメドレーも良かったと思いますよ

  3. アンダーライブにはいつも心のどこかを震えさせる何かがあります。
    本当にそこに居てよかったと思える何か!

    今日(12/13)のショウは本当にショウでライブではありませんでしたね。
    クリスマスソングを聴きたいファンがどれだけいるのでしょうか?
    去年の評判がスタッフには届いていなかったのか?
    それなら1曲でも多く素晴らしい乃木坂の曲を誰しも聴きたかったのではないかな?

    あと、スタンド中段に居た人間の愚痴ですが、
    全ての旨味をアリーナ、ロイヤルボックス、スタンド前方の人が
    持って行ってしまってましたね。
    サインボールなんてあの会場で投げわたす必要があったのでしょうか?
    せめてバズーカ使えよ!
    多分、ほとんどの人がはなから諦めてしまっていたでしょう。

    あと、悲しいかな選抜さんのコメントには終始何も感じませんでした。

    永さん、さゆ、まりっかと比べるのは酷かな?

  4. 生まれて初めてライブに行きました。メンバーの一生懸命な姿とライブの一体感に圧倒され、1曲目の時に自然と涙が溢れました。本当にありがとう!

  5. 毎日見れるプロ野球より夏だけ見れる高校野球のほうが面白い的なやつね
    なぜいちいち選抜メンバーのやることを批判しないとアンダーを褒めれないのか
    ていうかミス・アンダーとも言えるちはるが出れないとかなんだか可哀想

    • 多分、皆さん今日の乃木坂全体のショウも楽しみたかったんだと
      思います。
      けっして選抜を批判したいんじゃなくて
      素直な感想なんではないかと。

      私もアンダーライブで感激した勢いで今日のショウを
      とても楽しみにしていました。
      まあ楽しくかったですが、
      悲しいかな心に響くものはなかったです。

    • 自分も今回のアンダーライブにはとても感動したけど、

      >なぜいちいち選抜メンバーのやることを批判しないとアンダーを褒めれないのか

      これには本当に同感。
      穿った見方かも知れないけど、ようは「俺、分かってる」的な自分に酔ってるだけなんじゃないの、って思う。

  6. みなさん 同じようなことを思ってるんですね。
    アンダラのoverureが始まった時はこの場所に彼女たちを待ちわびて嬉し泣きというか興奮して泣けた感じでした。
    批判はしませんが 今日の全体ライブ誰もがダブルアンコール試みもしなかったこと 即座に帰路につこうとしたことがこの二日間の差だったのでしょう。
    アンダラですぐ立ち去ることなど有り得なかった。
    今日の千秋楽は ながさんや愛未にしかけて欲しいな。なんて。

    • アンダーライブの感動をもう一度味わいたい、と思っていましたが、全体ライブのショウが進むに連れて昨年の武道館のクリスマスライブを思い出しました。同じ曲を2回以上歌うのは、3日間のランキングのため曲に制限があるので仕方ないのかもしれませんが、どうにかしてほしかったです。
      アンダラではダブルアンコールで、歌わなくてもいいからもう一度メンバーが喜ぶ顔を見たいと泣きながら一生懸命声を出しましたが、全体ライブではアンコールのとき全く声を出す気にもなりませんでした。そして終わった瞬間すぐ帰りました。
      アンダラで感動させてくれたメンバーに本当に感謝しています。
      今までアンダラに全く興味がなく、前回は申込みもせずに申し訳ない気持ちです。
      次は年末とバースデイライブに期待しています。

  7. クリスマスソングを歌うことに対する批判があるようですが、私はそう思いません。
    乃木坂ちゃん自身の曲のみを歌うライブは夏にもありますし、バースディもあります。
    スポットで行われるライブもそうですね。しかも殆どは東京で開催されていますので、年に1度くらいはこういう機会があっても良いと思います。
    他のアーティストもクリスマスにはクリスマスソングを歌う機会が多いです。
    乃木坂ちゃんだけ、自分の曲しか歌うなというのは、彼女たちの可能性を狭めているのではないでしょうか。心に響くクリスマスソングを歌うことができるようになれば、乃木坂ちゃんは階段を一つ登ることができると思います。

  8. 「ショー」と「ライブ」で違うって
    前回で学ばなかったの?新規?

  9. 確かにジョンソンの間はうまくて、テレビでももっと露出が欲しい、と思いながら見ていました。じつはセンター適性というのか、ダンスにメン間の差がはっきり見えて、ちょっと萎えたところがありました。これまではほぼ固定されていたのと、距離の近さで生じる迫力で見えなかったところでしょうか。逆に発見できたメンもあって功罪相半ばというところです。最後の涙がアンダーライブそのものへの惜別でなければいいのですが。

  10. あとで永さん達スタッフに怒られたかもしれないけど、ダブルアンコールを止める事がどうしても出来なかった。本当にごめんなさい。(←メンバーブログコメの方にも詫びを入れて置きました。)
    技量の差は確かに各人あったけど、皆キラキラと輝いていました!

  11. 別に選抜とアンダーに優劣をつけたいワケじゃない。ただ、やや頂上がおぼろ気に見えてきてしまった感のある選抜より、いまだにどこにあるか分からない頂上に向かって汗だくで、がむしゃらで、危なっかしくて、落ち着いて見てられないアンダーの方に「乃木坂さんらしさ」を見たのかも知れません。

  12. いつも、このコラムを読まさせていただき、皆様の熱い思いに感銘させていただております。12日のアンダーライブと14日夜のクリスマスショーに参加し、自分の気持ちを整理したくなったので、初めて投稿させていただきます。
    アンダーライブに関しては、助六様のおっしゃる通り、「素晴らしい」の一言に尽きました。4月から10回以上アンダーライブに参加してきましたが、現時点の集大成と思えるほどの内容だったと思います。グループの目的意識と、そこに向かうための努力を感じるとともに、永島、井上、まりかのリーダーシップには感心させられました。この9ヶ月、アンダーを応援してきて、本当に良かったと思いました。
    一方、クリスマスショーに関しては、ライブではなくイベントだと割り切って参加したので、可もなく不可もなくといったところでしょうか。
    1stアルバムの過剰な特典や、この2日間のサプライズ発表を見る限り、運営側は資金回収モードに入ったようですが、私は良質な乃木坂ライブを見たいという姿勢で来年もいきたいと思います。

  13. アンダーライブ2ndシーズンファイナル(と土曜日のXmasSHOW)、鹿児島から参戦しました。このコラムを読んで、改めてまた目を潤ませているところです…
    アンダラの評判は十分に聞いていて、期待が大きくなる一方で、ブルーシアターの10倍という大箱でのライブに「同じものが見れるのか?」「結局いつものライブと変わらないものになるのでは?」という不安も少なからず抱えながら、家を出る3時間前に届いた“NewEra×乃木坂コラボキャップ”と共に朝方の有コロの物販列に並びました。

    ライブ終演、Wアンコール…終わってみれば、先の不安は全くの杞憂でした。
    全員センターのサプライズはメディア露出の少ない2期、研究生にまでしっかりとスポットが当たり、アンダーメンバーの潜在能力、そして乃木坂のさらなる可能性を見せて、魅せてもらえたと思います。全員の感想を述べればキリが無いですが、とにかく涙が止まりませんでした。
    文中の通り、ステージと客席の距離感は物理的なものだけでした。今回は2階のスタンドからでしたが、ほかのグループの公演をアリーナ席で応援した時と比較しても、メンバーと客席から放たれるエネルギーの迸りをここまで感じたことはありません。

    もちろん46全員、選抜メインの出演する公演とアンダーライブでは客層が異なるとは思います。翌日の土曜以降の公演とは同列で語ることはできないです。批判も少なからずあるでしょうけど…確かにランクイン曲とダブるアンコール曲のセットリストやその他演出に不満も感じましたけど…なんやかんやで楽しめましたよ。

    とにかくアンダーライブは素晴らしかった!メンバーのパフォーマンスはもちろん、液体サイリュウムの緊急使用禁止にも負けずメンバーの願いを叶えるべく紫のペンライトを揃えた客席にも拍手と感謝です。悲喜こもごもあった2014年、それでも来年更なるステップへの希望を感じさせてくれました。年末最後の大感謝祭は行けないのですが、極寒の西武ドームを熱くできるのか、アンダーに脅かされる危機感で選抜メンがどう変わってくるのか楽しみにしています。
    深イイのまいやん密着見ながらだらだらと長文駄文してしまいました。失礼しました。

コメントはこちら

*

Return Top