乃木坂46結成4周年の日に、こんな記事を書いてみました。今日、この日だから考えてみたいテーマです。
『乃木坂らしさ』とは? この問いは漠然としているし、明確な答えなど無いと思っています。でも、敢えて考えます。その理由と共に以下に記していきます。現在開催中の全国ツアーの核心にも触れますので、これからの公演を楽しみにしている方は、ぜひ公演を楽しんだ後にお読み下さい。
正直な話、『乃木坂らしさ』なんてほとんど考えた事もありませんでした。場面場面でこれが乃木坂らしさかなと感じることはあっても、改めて考える必要が無かったのです。僕自身、元々アイドルが好きだったわけでもなく、AKBグループもほとんど知らず、偶然テレビで目にした「乃木坂って、どこ?」から乃木坂ファンになりました。僕みたいなファンは『他と比べる必要が無い』し、そもそも『他と比べられない』ので、乃木坂らしさを考えることがありません。らしかろうが、らしくなかろうが、好きは好きなのです。
そんな僕が『乃木坂らしさ』を考え始めたきっかけは現在開催中の「乃木坂46 真夏の全国ツアー2015」です。ライブ中のVTRでこの問いが提示されます、「乃木坂らしさとは?」。
何故、彼女達は『乃木坂らしさ』を考える必要性があるのか? そんなことをライブが終わってからも僕は考え続けました。
答えは簡単です。彼女達は『乃木坂らしさ』を考える必要性に迫られているのです。別の言葉を使うと『差別化』が必要とされているのだと思います。他のアイドルグループとの差別化。AKBグループとの差別化。そして、まさに今日、誕生する『鳥居坂46』との差別化を考えなければいけないのです。
『アイドル戦国時代』なんて言葉があります。似たようなもの、個性が無いもの、力が無いもの……そういったものは淘汰されていきます。『自分達にしか出せない色』は強力な武器です。それを手にしたい、確認したい、あるいは、それを誇示したい、そういう思惑が全国ツアーでの『乃木坂らしさ』のVTRなんだと思います。
別に何の根拠もありませんが、今年はNHK紅白歌合戦に出ると思っています。そして、紅白って一年で唯一アイドルソングをガチで聴く日かもしれません。
乃木坂ファンになる以前の自分の経験ですが、普段音楽番組を見るときは、自分の好きな歌手しか見ませんし、アイドルは気にも留めていませんでした。別に嫌いとかそういうのではなく、『意識外』なんです。でも、大晦日の紅白だけはちゃんと観ていました。いつだったかSKE48が初出場した時のパフォーマンスは度肝を抜かされました。後に特集の番組もありましたが、それも観る位感動したのは覚えています。
紅白ってそういう特殊性があると思います。普段絶対聴かない演歌も、紅白の時だけはちゃんと聴きますし、同様にアイドルの曲にもちゃんと耳を傾けます。僕だけでなく、他にもそういう方はいるだろうと思います。ちゃんと向かい合ってもらえる日、つまりチャンスなんです、紅白って。
その紅白で『乃木坂らしさ』を出せたなら、乃木坂は大きな階段を一つ上る事になると思うのです。
年末に向けた戦略、もう一段上に登るための戦略、それが『乃木坂らしさ』を追求するもう一つの側面です。
僕達が『乃木坂らしさ』を考える意味はあるのか? 今までならば、僕は『意味は無い』と答えたでしょう。例えば推しメンが誰かによって、ファンが見ている景色は違います。単推しの方、DDの方、箱推しの方、(流動的にしろ)選抜推しの方、アンダー推しの方、それぞれに見ている景色は違うだろうと思います。見えている景色が違うのに、そこで『乃木坂らしさ』を議論するのは不毛です。まとまりようがありません。
でも、これからはちょっと様相が変わると思います。僕達ファンも『乃木坂らしさ』をプレゼンテーションする必要性に迫られると思うのです。具体的に言うと、『鳥居坂新規』の出現です。
『鳥居坂46』がどんなグループになるか、乃木坂とどう絡むのかは僕にはわかりませんが、「坂道シリーズ」と銘打っているので、全くの無関係ってことは無いと思います。わざわざ2月の3rdバースデーライブでサプライズとして告知したわけですから。そうなると、メンバーの交流もあるでしょうし、同時にファンの交流も出てくると思います。
こんなシチュエーションを考えてみました。
乃木坂46のライブに鳥居坂46がゲスト出演!
観客席に座っていると、隣には鳥居坂のファンが。
ライブ前に、彼に突然話しかけられました。
鳥ヲタ「乃木坂ファンの方ですか?」
乃木ヲタ「はい、そうです。もしかして鳥ヲタですか?」
鳥ヲタ「はい! 実はこういうイベントは初めてで」
乃木ヲタ「なんで鳥ヲタに?」
鳥ヲタ「深夜番組の『鳥居坂って、どこ?』を偶然観て、それからです」
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鳥ヲタ「で、乃木坂ってどんなグループなんですか?」
時計を見るとライブ開演まで残り数分。この時間で鳥居坂ファンの方に乃木坂の魅力を端的に伝えたい!
さあ、皆さんならどんな風に乃木坂の色、乃木坂にしかない魅力=『乃木坂らしさ』をプレゼンしますか?
明日からの全国ツアー後半戦でも『乃木坂らしさ』は提示されていく事と思います。そして年末、『これぞ乃木坂!』、そんな姿がみられるのではという予感を抱いています。僕はそれを楽しみに待っています。
そして、同時に僕達ファンも、これからファンになる(年末に向けて、急速に増えるんじゃないかと思うんです)、僕達の仲間のために、考えてみませんか? 『乃木坂らしさ』を。もちろん、人それぞれ違うと思います。それで良いと思います。いざという時に、自信を持って提示できればいい、そんな感じです。
ファンが思う『乃木坂らしさ』って、単に『そうあって欲しい』という願望なんじゃないか? 実際のところはそんな押し付けなんかいらないという御意見もあろうかと思いますが、僕が思う、あるいは願う『乃木坂らしさ』を提示して、この記事を締めたいと思います。
乃木坂は個性的なメンバーの集まりで、その個々は様々な色を持っています。赤、青、黄、緑、紫、黒、ピンク、オレンジ……。それらの色が混ざる時、どんな色になるのか? その色が『乃木坂らしさ』。
乃木坂46の色は絵の具ではなく『光』。個々のメンバーの色は様々だけど、混ぜていくと、限りなく『白』に近付く。その光の色は『太陽』の光の色。眩しいくらい輝いていて、空を青くし、雲を白くする。今、まさに頂点に輝こうとする太陽の光。
真っ白な光。
https://www.youtube.com/watch?v=aiKa7VM1wDE
乃木坂46「羽根の記憶」。
今、僕が『乃木坂らしい』と思う楽曲です。『真っ白な光』にぴったり。
P.S.見出しの写真は、メンバーのブログからです。いつ、誰のブログか、すぐにわかる方がいたら凄い! この頃の気持ちを忘れずにいられたら、きっと大丈夫。
乃木坂らしさ、これは自分の中でいつも考えているようで、はっきりとは捉えられないフワフワとした魅力です。
自分は、他のアイドルは知らないからかもしれません。
でも、他のアイドルグループにはなくて乃木坂にあると感じている何かに惹かれているようです。
らしさを考えるには、他の坂グループができれば捉えやすくなるかもしれませんね。
乃木坂ので曲では、空や雲といった単語が印象的です。
それにかけたような、乃木坂は光というこの記事の締めに感動しました。
いつも素晴らしい記事を書いていただき、どうもありがとうございます。
毎回楽しみにしています。
Okabeさんの記事を、いつも楽しみに拝見しています。
表題の写真ですが、2012年8月21日 結成1周年の時の
伊藤まりかちゃんの211回目のブログの写メかな?
懐かしくて、1周年のブログを全部読み直してしまいました。
今は卒業してしまったメンバーもいますが、乃木坂はこれからも
きっと5年、6年と輝きを増していってくれると思います。
Okabeさんもお体を大切に、これからも素敵な記事を載せて下さいね。
「乃木坂らしさ」って「汗臭さ」じゃないかなあ。
もちろん不潔な意味じゃなくて。
一番強いイメージはまりっかとらりん。
頑張ることに対してあまり手加減出来ないタイプのコがたくさんいる集団。
もちろん他のグループだって汗かくだろうし手加減なしで頑張るコはたくさんいるんだろうけどさ。
まぁあたしの勝手なイメージさ。
結果に結び付いてるか否かは問わない。ただ、いい汗をかいてる。それがあたしの乃木坂らしさ。
個人的には良くも悪くも「ゆるい」ってってことかな。
その前提として、いわゆる48系Gがあるんだけど、
あっちの方は選挙とかじゃんけんとかで、
まあ、ガチかどうかは置いておいて競争を強いられるわけだ。
で、その結果、のし上がれず辞めていく子も多数居る。
それをドラマといえば、聞こえはいいが、
10代の女の子のそういう葛藤なり、苦悩なり努力なり頑張りなりを
見て楽しくないっていう思いがあるわけで
それに対するカウンターが乃木坂じゃないかなと思ってます。
だから、握手人気という競争みたいなものはあるけど、
基本的にグループとして和気あいあいで、ガツガツトゲトゲしている
部分も無いし、見ていてギスギスした気分にさせられることもない。
そういう意味では癒されている感はあるかな。
反面、歌唱力なりダンスパフォーマンスなりも「ゆるい」わけで
ガチでやっている他のアイドルに比べて劣る部分もあるけど
それはそれでオッケーかなと思いますね。
個人的にはアイドルにダンスパフォーマンスは求めてないしね。
だったら、最初からプロのダンサー見るし。
あと、品性だね。
最近の日本が忘れつつある、品性を感じるね。
私は3rdまでの雰囲気、路線が乃木坂らしさを感じます。今を全否定している訳ではないんですがね。メンバーの意識、姿勢など、成長を感じますし。
個人的には深川さん、生田さん、伊藤万さん、卒業メンバーでは伊藤寧さんが乃木坂らしさを感じます。あ、中元さん、樋口さんもそういう雰囲気感じるかな。
理由は初期の頃と比べてもブレていないというか、乃木坂らしい奥ゆかしさを持っている気がします。
同じプロデューサーなので仕方ない面はあるかもしれませんが、一ファンとしてはAKBと同じようなことはして欲しくないと思っています。昨年の兼任あたりから疑問符がつくことが多くなってきたので。
乃木坂らしさは、「表現力」だと思います。
表現力を高めるために個性を伸ばす方向で運営され、音域が広くアイドルらしくない多様な楽曲を歌唱しているように感じます。
また、歌唱力(≠音程の正確性と声量)=表現力、パフォーマンス力(≠揃っていること)=表現力と考えれば、他のアイドルグループに劣っているとは言えないと考えます。
そもそも、乃木坂の現場で、モーニング娘(’15と無印)、℃ute、フェアリーズ、でんぱ組、SKE48、NMB48、HKT48、Rev.from DVL、AKB48チーム8を見ましたが、どのアイドルグループ(℃uteとでんぱ組を除く)も揃えるkとばかりに力を入れすぎで、単体のアーティストの方に比べて、歌唱力もダンス力も高いとは感じませんでした。
自分としては、独自の世界観を創るという方向(℃uteやでんぱ組と同じ)をこれからも続けてほしいです。