11月26日、ついに2015年NHK紅白歌合戦の出場アーティストが発表された。黒柳徹子の総合司会抜擢や、BUMP OF CHICKEN、μ’sの初出場に沸く中、昨年初出場確実と言われながら落選を経験した、乃木坂46の名前もそこにあった。
去年の落選から、今年は明確に「紅白歌合戦出場」を目標として掲げてきた。清楚で可憐な彼女たちは決して自分から前に出るタイプではなく、むしろお互いに譲り合うそんなグループだ(食事のこと以外は)。だから、今まで「グループ」の明確な統一目標を口にすることはなかった。AKB48のように東京ドームを目指して秋葉原の劇場からスタートしたわけでもなければ、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48のように地方を盛り上げる役目を背負っているわけでもない。「AKB48の公式ライバル」という重い看板を背負いながら、アイドル戦国時代を無我夢中で駆け上がってきた彼女たちは、登るところまで登りつめ、昨年ついに紅白出場に手をかけた。
確かに昨年の時点でも乃木坂46は出場に値する活躍を出来ていたかもしれない。しかし、昨年の落選を経験したことで、メンバーは改めて「乃木坂46」について全員で真剣に向き合うことができ、たくましさを増して、有言実行の初出場を勝ち取ることができた。
ただ、紅白出場を決めた乃木坂46のファンは早くも次なる心配事を胸のうちに秘めている。
乃木坂ファンの次なる心配事は、「37名のメンバー全員が紅白に出場できるか」ということだ。乃木坂46は選抜メンバーとアンダーメンバーに分かれるが、昨年からのアンダーライブでグループ間の格差はもはやない。1期生は全員が1度は選抜を経験しているし、2期生の成長は今年のアンダーライブ3rdシーズン、4thシーズンを見れば明らかだ。
そして乃木坂46は全員で紅白を勝ち取ったという大きな証として、昨年の紅白落選を経て制作された11thシングル「命は美しい」以降、メンバーの卒業がなかったことがあげられる。これまで4th~10thシングル、そして1stアルバムまで、毎回誰かしらの卒業、あるいは活動辞退が続いていた。しかし、「紅白出場」を目標と掲げた11th以降、(山崎怜奈の12th休業はあったものの)1人もリタイアすることなく、シングルの売上を伸ばし、公演数の増えた真夏の全国ツアーを完走、ドラマ「初森べマーズ」や舞台「じょしらく」「すべての犬は天国へ行く」を成功させてきた。
では、本当に乃木坂46がメンバー全員で紅白出場を果たすためにはどうすればいいのか。カギを握るのは選曲かもしれない。
「紅白で彼女たちが何を歌うのか」、乃木坂ファンの間では年末までこの話題がつきないだろう。色々なパターンが考えられるが、ここでは私なりの考えを紹介させていただく。
単純に売上や話題性を考えれば、最新曲「今、話したい誰かがいる」が最も順当だろう。選抜メンバー16人は、握手会人気を考慮した「数字が語る最強の選抜メンバー」といえる面々で、興行収入10億円を突破したアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」の主題歌に抜擢された同曲は、間違いなく乃木坂46ファン以外の多くの人々に届いているだろう。だが演出面を考えると、この楽曲は全員で披露するにはあまり向いていないように思う。シーソーの振り付けも難しくなるだろうし、歌詞の内容や曲の雰囲気を踏まえるとホール会場にて全員でこの曲を披露するには画として少々うるさいように思う。ただ、やはりこの曲が今年の乃木坂46には欠かせない曲なわけで、この曲は選抜メンバーで、そして全員で披露する曲としてもう一曲用意するのではないかというのが私の意見だ。
では、そのもう一曲は何になるのか。今までこのような大きな歌番組の際、乃木坂46の代表曲として披露されることが多いのは2ndシングル「おいでシャンプー」だ。確かに功労者の生駒里奈をセンターに配して披露できる点や、1列に連なるサビの振り付けは全員で披露する曲としてはもってこいかもしれない。ただ、この曲はもう3年前の曲であること、また乃木坂らしさを突き詰めた今年の全国ツアーで生田絵梨花の伴奏と共にメンバー全員で合唱するスタイルを確立させたことを考えると、他の曲のほうが今年の紅白にはふさわしいかもしれない。
真夏の全国ツアー2015で生田絵梨花の伴奏とオーケストラと共にメンバー全員で披露されたライブのクライマックスは、今の乃木坂46にしかできない美しいものだった。乃木坂46の楽曲の中でもトップクラスの人気を誇り、メンバーにもファンにも大事にされている「君の名は希望」、昨年センター生田絵梨花のもと、紅白出場を目指し作られた「何度目の青空か?」、どちらも素晴らしい曲だが、今年の紅白の大本命はこの2曲でもないと私は考えている。
つまり、私が「今、話したい誰かがいる」と共に紅白での披露を期待するのは、同シングルのカップリングとして収録された「悲しみの忘れ方」だ。今年の曲という点、映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」の主題歌として表題曲でないにも関わらず高い人気と評価を得ている点、乃木坂46のこれまでの歩みを綴った歌詞などはポイントが高い。そして、乃木坂46のNHK仕事は、大河ドラマ「花燃ゆ」への出演、生田絵梨花の「NHK全国学校音楽コンクール」での司会抜擢、「ミニミニ映画大賞」のナビゲーター、齋藤飛鳥らの「Rの法則」レギュラー、中元日芽香のNHKラジオ「らじらーサンデー」、伊藤かりんの「将棋フォーカス」総合司会、「乃木坂46 SHOW!」などがあげられるが、映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」もまた製作にNHKエンタープライズが関わっている。(映画のプロデューサー陣の名前には、あの今野義雄氏よりも前にNHKの名物プロデューサー石原真氏の名前があったりもする。)
ただ、1番の理由としてあげるのは、この曲を紅白の場でやることが何よりカッコイイと思うからだ。確実とまで言われた紅白落選の悲しみを乗り越え、この日のために1年間皆で頑張り、この曲を生み出し、そして紅白の場で披露する、という出来過ぎたストーリーを完成させる場として、紅白のステージは申し分ない。無駄な派手さを削ぎ、生田絵梨花のピアノとメンバー全員での「悲しみの忘れ方」の合唱によって、昨年の雪辱を果たし、次なるステージへと進んでいく堂々たる姿を公共放送で全国に届けるということが、乃木坂46にできる最高にカッコイイ演出だと私は考える。
というわけで、乃木坂46の紅白出場を記念して独断と偏見で披露楽曲を推察した。本番は1ヶ月先のことであり、当人たちももしかするとまだ曲を決めていないかもわからない。いくら想像したところで、実際に披露される曲がわかるのは大晦日になるわけだが、このように悩んだり、ファン同士で討論できることは、紅白出場が決定したグループの特権だ。しばらくは紅白出場決定の喜びと共に、この特権を存分に堪能してはいかがだろうか。
本日発売の日刊スポーツで、曲も発表されてますよ!
乃木坂は、君の名は希望です。
それ、予想記事だから
決まるのは12月中旬
ま、ほぼ確定だけど
大筋で当たっていることが多いけど、全部当たっているわけじゃないからね。過去の例を見ると。
良曲なのは間違いないし、思い入れは勿論あるけど、さすがに初出場歌手がカップリング曲ってのは…残念ながら「悲しみ」は歌番組向きでは無いと思う。
そもそも2曲もさせてくれないでしょ。この記事はさすがに浮かれ過ぎかな。
同じ意見です。
ファンとメンバーが「悲しみの忘れ方」に感動するのは良く分かりますが、一般の人はほとんど知らないだろうし、映画も見ていないでしょう(ここさけと違って)。
それに、8分の6拍子のアイドルソングってあんまり聴かないし、紅白でぜひ披露したいほどの素晴らしい楽曲…とまでは言えないような気もします。
俺と同じ予想
今誰を歌うことは時期を考えてもありえないでしょう
それに、悲しみの忘れ方は、乃木ヲタ以外誰も知らない
普通に考えても希望もしくは、誰もが知っているおいでシャンプーかと
残念ながら乃木坂には誰もが知っている曲は
まだ無いかと思います。
それは乃木坂に限ったことではなく、
昨今のアイドルグループ全般に言えることでは
ないでしょうか?
AKB48でぎりぎりかと。
まぁ出場が叶った今、色々予想するのは楽しいですね!
ここ2年のシングルの表題曲か、希望、マネキン、おいシャン。「今、話したい誰かがいる」は、全員でのパフォーマンスには向かないのは同感。ただ、NHKさんの興業なので、選抜だけの出演で最新曲を、と要望が出て断れるのかは謎ですね。
全員で出るとなると、高校生メンバーもいるので、第2部の最初くらいまでがリミット。
その中で、1部のトップかそれに近い時間帯なら、太陽ノックかおいシャンなど、過去の夏曲、盛り上がりが一通り落ち着いた1部の中盤以降なら、希望、2部のトップならマネキンあたりが全員でのパフォーマンスの親和性が高いかと。
悲しみの忘れ方は、メンバーとファンにとって大切な曲だけど、一般の認知度はどうなんでしょう。可能性は低い気がします。
去年NMBのパフォーマンス時間は、1分半にも満たなかったはず。メドレーでなければ、2曲も歌わせてもらえないと思うけど、乃木坂の楽曲は、メドレーになじまない気がします。
希望ですかね
順番も、影響しますよね
トップバッターなら、太陽かもしれないしね
Nコンつながりで、セカオワとなら希望もあるかも
とりあえず(食事のこと以外は)で盛大に吹いたw
どの曲を披露しようとも、初出場ではまずフルで歌えることは無いと思うから、
ショートVer.にすることで魅力が削がれる曲は外してほしいかな。
ここ1年くらいの表題曲ならどれを持ってきても大丈夫だとは思うけど。
出場者が何を歌うのかどんな演出で歌うのか、
それを決めるのはNHKで、
こちらから要望を出すとか向こうの提案を断るとか
そんなレベルの話ではないですよ
訳知り顔でそんな話をしてもつまらなくないですか?
初出場が決まった今だから出来る「この特権」を楽しみましょうよ。
何を歌ってもいいよ。
例えば自分たちがμ’sが何を歌おうがピンとこないように
紅白の曲で大衆に乃木坂を知らしめるとかおこがましい
君の名は希望はフルで聴いて良さが伝わる曲だからね!もし去年出ていたら間違いなく、なん空を歌ってたと思うし、太陽ノックやオイシャンだと乃木坂をよく知らない人には他のアイドルグループとの区別が付きにくいし、チャレンジの意味でも悲しみの忘れ方が良いと思います。リベンジを果たしたメンバーが涙流しながら歌ったら、初めて乃木坂見る人にも伝わるものがあるはずだから!神宮球場の花火の変わりに紙吹雪を降らすとかしたら感動すると思いませんか?(笑)
出場が決まったから出来る論議を楽しみましょう❗
賛成。その通りです。
ただ、フルバージョンは無理ではないでしょうか。
フルを聴かせてこその良さがあり、カットされてしまうと他のグループと混同されてしまい、魅力が半減するでしょうね。ご指摘の通りです。
残念ですが、持ち時間3分~3分半程度でしょう。
今誰からの悲しみの忘れ方、確かに現時点でのベストだと思いました。
乃木坂が紅白で爪痕を残すのはまだ先の話。今年は参加することに意義を見出だせたら良いと思います(^ω^)
あの映画を見ても、「ふーん、そりゃ選抜も大変だったよな」という以外に特に何も感じなかったアンダー推しには、「悲しみの忘れ方」を紅白で聞いてもなんの感動もないと思う。せっかく全員で出るからには…まぁ「君の名は希望」であってほしいとは思うけど、それでもその時アンダーだったメンバーもいるワケで。
絶対なにかしら、難癖つけられちゃうよなぁ
運営委員長の今野氏が乃木坂の至宝と公言するいくちゃん。
昨年の紅白を狙っていたこの時期のセンターはいくちゃん。
今年のNHK の全国合唱コンクールの司会に抜擢されて、見事に大役をこなしたいくちゃん。
この辺りの背景を踏まえた選曲になると予想します。
>昨年の紅白を狙っていたこの時期のセンターはいくちゃん。
そうなんですが、当時、週刊誌で明るみにでた「トラブル」がありましたから、
振り出しに戻ったわけです。
「去年だったら・・・。」はないです。
悔しい気持ちはわかりますが、その気持ちはトラブルの当事者にお願いします。
あ、あったわ。全員出られてめっちゃ乃木坂さんっぽい歌。
『乃木坂の詩』
もちろん乃木坂ジャージにサイリウム装備で。どやっ
どの曲でもいいぜ!紅白に出れる・・・・それだけで嬉しい!
31日はテレビの前で正座して見ます!
全員参加でダンケシェーン!
爪跡残すの間違い無し!
…傷跡になるかもだがf^_^;)
個人的には、今年の神宮でのライブにあった、オーケストラをバックに、生ちゃんのピアノで、全員(選抜が前面に出て、後方でアンダーが並ぶ)で、「君の名は希望 ~ 悲しみの忘れ方」のメドレー。
いわゆる昨今のアイドルグループの曲とは一線を画すようなものでインパクトを残す。
でも現実的には、初出場で、シングルにもなっていない曲を歌わせてはくれないだろう。
NHKがどれほど乃木坂に思い入れを持っていてくれるか分からないが、それほど長い時間を与えてくれることも難しいだろう。
やはり普通に考えれば、最新曲である「今、話したい誰かがいる」が有力だろう。これがアニメ映画の主題歌ということも大きい。
乃木坂がアイドル枠なのか、AKBグループなのか分からないが、アニメ枠という意味合いも少しはあるのかもしれない。
対抗は「君の名は希望」。
NHK交響楽団を絡ませてもいい。
最新曲よりは全員で歌い易いだろう。前述にあるように、基本選抜メンバーで、アンダーが後方に並ぶのはありだろう。
はっきり言って、来年出られる保障はない。
無茶を言ってはいけないが、出来る限りの要望はNHKに伝えて欲しい。
今出来る限り最高のパフォーマンスを見せて欲しい。
いずれにしても楽しみだ。
色々考えてみたけど、やはり君の名は希望をやって欲しい!
この曲の代々木ライブ生ちゃんピアノストリングスバージョンを観た瞬間、アイドルを超えた存在だと実感しました。以来その気持ちはいまでも色褪せていません。
生ちゃんが以前語った通り、この曲は進化をし続けていて色々な形で披露されてきた超名曲だと思います。
彼女たちが目標としてきた紅白でこの曲を聴いて、忘れかけていた何かをまた一つ思いだせれば幸せかなあと思います。
この記事を書かれた筆者さんと同じで、ネオアコが好きで「弁当少女」ではCM前後てフリッパーズギターも流れ興奮していた類の人間てす。
ポップスさんの予想いいと思います!今誰はもちろん良曲ですが、それ以上に悲しみの忘れ方はここ最近の乃木坂らしさを体現しています。僕も真夏の全国ツアーで見せてくれた、オーケストラver.をやってくれたら最高だと思います。しかし、初出場だからNHKサイドもそこまでは乃木坂46に尽くしてくれないと思います。
だから、そこまで高望みはしません。しかし、せめて37人で紅白に出演して欲しいです。僕は全員で参加できる曲ならなんでもいいです。乃木坂46の良さはメンバーはもちろんのこと楽曲の良さがあると思います。
途中で送信してしまいましたが、僕はとにかく全員で参加して欲しいということを伝えたかっただけです。乃木坂46の良さは、楽曲の素晴らしさにもあると思っています。全員で踊る圧巻の「制服のマネキン」や、アイドルソングに革命をもたらし、乃木坂46の象徴となった「君の名は希望」やイントロを聴くだけでワクワクしてくる「おいでシャンプー」37人が全員揃うならどの楽曲で勝負しても最高のパフォーマンスができると確信しています。
今は乃木坂46ファン以外が認知している楽曲は少ないもしくはないのかもしれません。しかし乃木坂46の曲は他のグループとも対等に戦える、いやそれ以上なのかもしれません。贔屓目だと思いますが、僕はそう感じます。
でもやはりポップスさんの言う通りこういった議論ができるのは乃木坂46のメンバーが紅白を決めてくれたおかげですね!本当に紅白が楽しみです。
長くなってすいませんでした。
時期的な理由から今誰の可能性を排除するのは、SKEの賛成カワイイ!やNMBのカモネギックスの事例を考慮してない論ですよね。今誰もありうると思います。君の名は希望をいくちゃんピアノ生演奏&アンダー含めてやっていただけたら最高ですね。
命は美しいは?