HTC JのテレビCM

　台湾の情報端末メーカー「HTC Corporation」といえば、皆さん一度は耳にしたことがありますよね。乃木坂46や通信機器に興味のある人なら間違いなく知っているメーカーです。

　日本では2009年より徐々に知名度を上げてきたHTCですが、近頃急速にその認知度を押し上げたのは2012年5月よりauから発売した「HTC J」シリーズのテレビCMに起用した乃木坂46も一役買ったと言われています。また、同グループのファンに同シリーズを使用する人が多いという話も。

　では、その乃木坂46のファンは同シリーズを実際にどれだけ使用しているのでしょうか。今回は当サイトの利用者のデータを元に検証してみました。

　現在、月間40万PV（2月25日時点）となった当サイトの利用者のメイン層は言うまでもなく、乃木坂46のファン、あるいは同グループに興味のある人たちです。そして、サイトの解析開始からこれまでの訪問者数52.6万のうち、全体の57.7%である30.3万はタブレットや携帯端末からでした。この割合は今後さらに増えていくと思います。

　さて、この30.3万の訪問者数のうち、「HTC J」端末ユーザーはどれだけいるのでしょうか。上位10項目について表を作ってみましたので、こちらをご覧下さい。

　おそらく多くの方が予想した通りだったと思いますが、上位はアップル勢が独占しています。iPhoneの国内シェア率６割超という点から考えてもここは仕方ないですね。でも、５位に注目してください。「KDDI ISW13HT J」。これは昨年5月に発売された「HTC J」シリーズの初期作です。リピーターの割合を考えても６位とほぼ同数、アップルを除いた端末としては１位でした。

　今回、まだ情報が反映されていないのか、残念ながら「HTC J butterfly」のデータを測ることはできませんでしたが、butterflyはそのスペックの高さから昨年冬の目玉として大きく注目され、発売後も予想を上回る売行きのため急いで増産をするなど人気の端末です。

　もしかすると、butterflyも同じ「HTC J」シリーズとして解析に反映されているのかもしれませんが、確証はありません。（2013年4月7日追記：ISW13HTとHTL21は別で集計されていました。）ひとまず今回はシリーズの初期作「HTC J ISW13HT」を使っている乃木坂46のファンは確かに多かったという結果が得られました。乃木坂46のファンだからという以前に、端末自体が注目されていたものだったので、それらと重なってより購買意欲を煽ったのかもしれませんね。