5月6日は乃木坂46の「16人のプリンシパル deux」の昼、夜の2公演に参加してきました。正直、参加するだけでも相当疲れます。演じているメンバーがどれだけ大変なのか、想像もつきません。せっかく彼女たちが頑張ってくれている公演ですので、少しでも記録に残せたらと思い、記事にします。
今回こだわるポイントは「天の声」にしたいと思います。「天の声」とは、オーディションでメンバーに演じる内容を指示する、姿の見えない「舞台の支配者」です。オーディションでは、最初は立候補した役を普通に演じるのですが、2回目には必ず、設定を少し変えます。この変更を上手く自分に取り入れ、演じることが出来るか? この要素が入ることによって、彼女達の演技力が丸裸にされます。
それと同時に、何度も足を運ぶファンが、飽きることなく観ることが出来るというメリットもあります。ただ普通に演じるだけでは冗長になってしまうかもしれないオーディションが、「天の声」一つで雰囲気が一変します。笑い、緊張感、そして若干の混乱。
この辺の対応は場数を踏んできた選抜経験者が強いです。普段からやっていることに近いから、あるいは、これが出来るから選抜なのかもしれません。
6日13時からの第6回目の公演から、実際の例を挙げます。
今和洋子役オーディションでは、「舞台を駆け抜けながら、夏を感じさせる歌を一フレーズ歌って、一言」というお題でした。この役に選ばれた深川麻衣さんは「私の心は夏模様(少年時代より) サンシャイン!」と演じました。
北嶋文目役オーディションでは、こんなお題でした。「北嶋文目はドラえもんの要素を持っていなければいけません。ドラえもんの様に『ボク北嶋文目です』と言ってください」。
栄役のオーディションでは、「セリフの区切りで『バカヤロウ』を必ず入れてください」でした。
こんな無茶ぶりが公演で見られるわけです。面白いですよ、何が起こるかわからない、ビックリ箱です。
さて、この回での名勝負、それは今和誠一役のオーディションでした。この役は第2幕ではかなり見所のある役です。歌のソロパート(ただ歌うだけではなく、ラップ調に、カラオケ調に自分でアレンジしないといけない)、セリフが決まっていないシーン(多分自分で決めてよい)など、上手くやりきれれば大絶賛の役です。第3回目の公演で斎藤ちはるさんが抜擢されたのですが、非常に素晴らしかったです、特に歌のシーンが。
今回の立候補者は、川後陽菜さん、川村真洋さん、斎藤ちはるさん、松村沙友理さん、若月佑美さんでした。斎藤さんをもう一度見たいという気持ちはありましたが、このオーディションに限って言えば、松村さんと若月さんの演技が光っていました。この二人は演技も素晴らしいと思うのですが、必ずひと工夫入れてきます。それが、観客の心をつかみます。
正直な話、感情表現、表情、声質などはみんな高いレベルにあって、素人の僕には、みんな凄いと思っちゃいます。だから、それ以外の部分が目につくんですよね。ちょっとした工夫だったり、頭の回転の速さだったり。
続いて、17時からの第7回での名勝負です。
客席が一番沸いた対決は野木芙咲子役のオーディションでした。秋元真夏さん、衛藤美彩さん、川後陽菜さん、樋口日奈さん、深川麻衣さんが立候補しました。「芙咲子は恋多き役柄なので、メンバーの誰かを選んで、恋に落ちて、そして告白」というお題でした。相手役を誰にするのか? これがかなり面白さと、審査の行方を占うかもしれない、そう思いました。
秋元さんは生駒さんを選んだのですが、生駒さんの前に座っていた川村さんが勘違いして、選ばれたと思ってしまうというハプニングがありました。この時の川村さんの反応は本当に可愛らしくって、そういうオーディションなら、川村さんが選ばれたのにって思いました。衛藤さんは高山さんを選びました。こういう時、自分で選べるなら、高山さん、生田さんを選ぶのが正解かなって思います。二人はすでに、選んだ時点で観客が何かを期待してしまう空気を持っているので。ただ、今回に関していえば、衛藤さんは高山さんを選ばなくても、当選だっただろうと思いました。衛藤さんは乃木坂46に入る前にドラマも出ていますからね、経験者はやっぱり違います。
そして、会場を一番沸かせたのは、川後さんでした。選んだ相手は、深川さん! 告白の言葉、何だか想像つきますよね? そう「聖母」でした。こういう選択は役とは関係ないのかもしれませんが、機転の良さ、観客を惹きつける力という意味で大事な選択でした。川後さんの嬉しそうな顔が忘れられません。深川さんは橋本さんを選んだのですが、多分この回、橋本さんは無投票当選が直前に決まっていたので、選びやすかったのかなって思いました。深川さんらしい選択です。樋口さんは若月さんを選びました。秋元さんのブログ、「嬉し泣き(。´・ω・)113」にもある通り、若月さんの男役はモテモテのようですね。
もう一つ、面白かった対決を紹介します。北嶋文目役のオーディションです。どうやら、北嶋役のオーディションでは必ず一発ギャグがお題に入るようです。お題は直前でどんどん変えられてしまうので、メンバーは結構パニクります。生田さんには「ドイツ語を使った」、永島さんは「オリジナルの一発ギャグを即興で」、西野さんは「絵をかきながら大阪らしく」。
そして、問題の大和さん、彼女はパニクってしまいました。やってはいけない(?)一発芸をしてしまいました。ホップ・ス(略)。会場は大盛り上がりです。まさにビックリ箱です。
フリーエチュードという自由演技があったり、歌あり、ダンスあり、「天の声」のひらめきで舞台の面白さがどんどん増していきます。「天の声」なしでこの公演は成り立ちません。これからも、「天の声」には大大大注目です。
結局どれだけアドリブが聞くかで選ばれてるんでしょ
選ばれない人はアドリブが弱いって言ってるしね
そんな人それぞれだから公平にやってほしい
15回も講演するから、複数回来ているファンは慣れと単調さが感じられるんだろう!
天の声っつーかローズパープル先生ね
この世は不公平ばかりなのに、公平にしてほしいって何をいってんだろうか(笑)
得手不得手あるのは仕方がない。不得手なことがきたばあいに上手く立ち回れないのはしょうがない。そっから成長していけばいいだけ。
公平にしろっていうのは今回のような場では場違い。
この世の不公平をなるべく平らにする努力のことを
一般的には公平に努めるって言うんだよ
演技が苦手な人にとってはこの公演自体が不公平なものになりますよw
アドリブ力はバラエティやライブでも求められるものですし
アドリブが不公平だというのなら芸能人でいる事自体、考えものです。
アドリブと一言に言っても
無茶振りに対するリアクションか
遊び心で出す言葉か
いくらでもあるでしょうに
それにアドリブは一切言わない役者も名優は星の数ほどいますよ
いつもありがとうございます。
今回は行きたい気持ちを抑えて大阪での観覧です
予備知識が出来て良かったです
1度でも現場に行くと笑いやリアクションを取ったからといって選ばれるものではないとわかると思うのですが・・・。
誰かのブログにもありましたが”運”も非常に重要なファクターかと。
また、それぞれ推しがいるわけで純粋な意味で公平に見るというのは非常に難しいと思いますよ。
立見席から観劇していたらローズ・パープル先生が
一階席奥の調整室から指示を出してたのが見えた。
今日の洋子役への指示は、いくら観客にリピーターが多いとはいえダメでしょ
劇中死ぬシーンがあるんですが、って言っちゃってるから