中日ドラゴンズの今季開幕戦の始球式は、レスリングの吉田沙保里（30）が行うことが15日、わかった。

　吉田はレスリング女子55kg級の選手で、昨年のロンドン五輪の金メダル獲得で五輪三連覇を成し遂げた大記録を持つ。今回の抜擢は、吉田が地元・三重県の出身で、その三連覇という記録が決め手となった。

　実は吉田は初の金メダルを獲得した2004年9月にも中日の始球式に起用されており、今回は二度目。大の中日ファンでも知られる吉田は、前回慣れないマウンドからの投球でワンバウンドとふがいない結果に終わってしまったことから、今回はストライクを投げられるようしっかり準備をすると意気込んでいるようだ。

　一方で、この決定に落胆しそうなのが乃木坂46界隈だ。乃木坂46は昨年12月にリリースした4thシングル「制服のマネキン」のキャンペーンとして、7つの企業の制服およびユニフォームとコラボしたポスターを製作した際、乃木坂46のチーフプロデューサーが名古屋出身であったことから地元球団である中日とのコラボが実現。あるスポーツ紙が報じた内容は開幕戦始球式への抜擢も期待させるものであったため、それを待っていたファンも少なくないだろう。

　昨日発表されたばかりでまだ報せが行き渡っていないのか、今朝の時点でこのことに関して乃木坂46と絡めた反応はほとんど見られない。おそらくこの土日に話題になると思われるが、始球式が行われるのは開幕戦だけではないので今後の動向もチェックしておきたい。

　今季の開幕戦は3月29日（火）のナゴヤドーム・DeNA戦で行われる。始球式の打席に立つバッターの予想は、冗談を含め多くが井端弘和（37）となっているが、果たしてどうなるか。