今の乃木坂内において、『サンクエトワール』が面白いなーと思って見ています。先が読めないワクワク感は現在の乃木坂46においては、唯一じゃないでしょうか。
今回の記事では『サンクエトワール』の注目すべき面白さと、今後への期待、そして、存在意義を書かせて頂きたいと思います。
今回結成された『サンクエトワール』(略称・サンエト)は、北野日奈子さん、寺田蘭世さん、中田花奈さん、中元日芽香さん、堀未央奈さんの5人からなるアンダー発のユニットグループです。13thシングルのカップリング曲「大人への近道」を歌っています。
乃木坂のユニットについて極簡単に注釈します。「偶然を言い訳にして」や「でこぴん」などに代表される、お姉さんメンバーユニット、「あらかじめ語られるロマンス」や「私、起きる」などに代表される次世代メンバーユニット等があり、「他の星から」に代表される、通称「他の星から」ユニットは、唯一メンバーが固定されたユニットとなっています。
その中でも、「渋谷ブルース」を歌う『WHITE HIGH』や、「無表情」を歌う『からあげ姉妹』のように、メンバー発案で名前が決まっているユニットもあります。
アンダーメンバーだけのユニットは過去に「海流の島よ」でも組まれました。
今回のユニット『サンクエトワール』には、以前までのユニットとは違う面が存在します。
ユニット名を命名するというのは、以前にも有った事ですが、今回はその方式が大きく異なりました。番組を通じて、ユニット名を『一般募集』したのです。
中元さんのブログ「ひめたん-0o0-その576」(2015年9月28日)から引用します。
それでですね、なんと、
今回らじらー!の番組で
この5人のユニット名を募集します!
本気です!
番組の中でオリラジさんとメンバーとで
決められたらなと思っています(´。•ω•。`)
これから私たちが名乗るであろう
素敵なユニット名を
是非是非みなさんに考えていただきたい!
そして、中元さんが隔週でMCを務める「らじらー!サンデー」(NHKラジオ第1、10月4日放送分)で、ファンから寄せられた4,017通の候補から、メンバー5人の投票で『サンクエトワール』に決まりました。
『メンバーだけ』ではなく、ファンとラジオ番組も巻き込んでの決め方は、『サンクエトワール』が初めてだと思います。何か新しいことが始まる、そんな予感がしたのです。
その後、再び「らじらー!サンデー」を通じて、キャッチフレーズも公募されました。キャッチフレーズまで決めた乃木坂内ユニットは、僕の記憶する限りでは『サンクエトワール』以外では無かったと思います。
中田花奈さんのブログ「映画鑑賞が地味にマイブームカナ?1134」(2015年11月16日)より引用します。
前回、ユニット名をみなさんから募集して
『サンクエトワール』に決めさせていただいたんですけど
今回はキャッチフレーズ募集します\^^/
本当に全部読んで選んでるので
みなさんからのキャッチフレーズ
楽しみにしてます
前回たくさんのご応募いただいたけど
まだまだ読めるのでお願いしますね` ・ω・ ´にやり
そして、11月29日放送の「らじらー!サンデー」内で、
『あなたに一番近い星』
『雨でも出来る天体観測』
『上を向いてる、あなたが好き』
『見つめてないと、流れてどっかにいっちゃうよ!』
の4つの候補から、『あなたに一番近い星』が選出されました。
「あなたに一番近い星、乃木坂46 サンクエトワールですっ!」
以上がサンクエトワールの現在までの経過になります。
以下、少し話が変わります。
『アイドル』とは、エンターテイメントです。映画、テレビ、小説、ゲーム、スポーツ、そういったものとなんら変わりのないエンターテイメントです。それと同時に、ビジネスでもあります。ですから、顧客=ファンの『需要』を意識しなければいけません。『需要』を得るために、必要な事のうちの一つは『飽きさせない』ではないでしょうか。
乃木坂46においては、以前は『選抜発表』が一つのエンターテイメントでした。ファンは都度発表される選抜メンバーを予想し、毎回の選抜発表に一喜一憂していました。13回の選抜発表を経て、現在は以前ほど選抜発表にエンターテイメント性はありません。それは、『想定範囲内』の入れ替えにしかならざるを得ない事情があるせいと感じています。ワンパターンでは飽きてしまうのです。
そういう閉塞感がある中で、『サンクエトワール』は異彩を放っています。ラジオ番組をバックにつけて、『もしかしたら』ユニット単独でのデビューがある? そんな『想定外』の期待を持たせてくれます。決してない話ではないでしょう。
勿論、これで終わりかもしれません。終わりじゃないかもしれません。全く先が読めない存在、それが『サンクエトワール』です。
全く次の展開がわかりません。もしかしたら、楽曲を発表した後のことは何も決めていないままここまで来ているのかもしれません(笑)。それなら、それで、ファンの反応次第では次につながるかも? そんな想像が出来ること自体、僕は面白いなーって思うのです。
そんな『サンクエトワール』に僕が期待すること。単独ライブをやって欲しい。しかも、アンダーライブに代わる形としてのライブを期待します。
アンダーライブに関しては後日書きますが、小さな始まりから、大きなうねりへと成長しました。その成長の過程が面白かった。一方で、アンダーライブはプレミアム化し過ぎました。小さな会場で一体感のあるライブがアンダーライブの面白さの一つでした。でも、ここにきて「チケットが取れない」⇒「会場を大きくせざるを得ない」という構図があると思います。これでは、乃木坂全体のライブとの差別化が出来ません。
『サンクエトワール』だけのライブであれば、さすがにアイアシアターやZeppブルーシアターを満員にするのは、現時点では簡単ではないはずです。『サンクエトワール』のライブが始まれば、『新しい』ストーリーが始まります。乃木坂46の新しいストーリーを担う、その大役を僕は5人に期待します。
もう一つ、僕の理想=夢を書きます。
『サンクエトワール』単独CDデビュー⇒「らじらー!サンデー」ゲスト出演+公開生放送+ミニライブ⇒小さな会場でのライブ⇒歌番組への出演⇒人気上昇⇒ライブ会場がZepp(ホールクラス)に⇒⇒地方公演の実現⇒全国ツアーの成功⇒FNS歌謡祭への出演⇒ミュージックステーションへの出演⇒単独武道館ライブの成功⇒紅白に乃木坂46から2グループ出演か?とスポーツ紙の一面を飾る………。
今のところ単なる夢物語ですが、今後グループの中核を担うであろう5人の人気が上がることは、乃木坂46全体の底上げにつながります。そして、その底上げが『第2、第3のサンクエトワール』デビューに繋がるのです。
僕が『サンクエトワール』の成功を望む一番の理由がここに有ります。第2、第3のアンダーユニット実現は、乃木坂46の新しい風となることを僕は確信しています。
『売上増のために』という視点から、乃木坂46を見た時に、今一番可能性を秘めているのが『アンダー』です。例えば『握手会』一つとっても、人気が高い西野七瀬さんや白石麻衣さんは既に上限いっぱいです。これ以上増やしようが無い。その点、アンダーメンバーには余力があります。アンダーメンバーだからと言って魅力が無いわけではないのは、皆さんご存知の通りです。『ただ見つかるようにしてあげればいい』、それだけのことです。
そういう意味において、アンダーユニットである『サンクエトワール』は乃木坂46の『可能性の発掘』です。
既に『サンクエトワール』による化学反応は始まっています。目に見えて変わったところは、北野日奈子さんのブログです。彼女のブログを読んでいると、何か新しいことが始まりそうな、そんな『鼓動』の様なものを感じるのです。
サンエト、CDデビュー応援ます!
AKB48でも、ノースリーブス、渡り廊下走り隊7、フレンチ・キス、Not yet、DiVAのようにCDデビューしてるから、不可能ではないと思います。
いつも楽しい記事ありがとうございます!!
「サンクエトワール」の今後の活動がどうなるのか、非常に楽しみですね。
自分もOkabeさん同様にサンクエトワールがライブを中心に活動してもらえたら嬉しいです。
アンダーライブのチケットは手に入れるのが非常に難しいので、受け皿が広くなるのは良いことだと思います。でもサンクエトワールも必ず完売すると思いますよ(^^;)
最近はろってぃーの活躍ぶりも増えて、やっと乃木坂も実力主義に方向転換してきてるのかなって明るい兆しが見えてきてる気がします。
サンクエトワールも含めて今後のアンダーメンバーの活躍が続くことを願ってます。
個人的に楽観的に考えれない
現実的に固定ユニットを長く推すは無理なんじゃないかと・・・
それよりもサンクエトワールをアンダー専用ユニットにして
シングル毎に入れ替わるがいいよ
それなら色んなメンバーを売り出せるし、乃木坂の底上げできる
メンバー入れ替え制って面白いですね。
「サンクエトワール」、ワクワクしますね!
一つ異論ありです。
彼女たちならAiiAシアターやブルーシアターくらいなら
簡単に埋められるでしょう。
もちろん、それなりの曲数が出来るようになってからですが。
サンエト大好き!(*^_^*)
キュート・お色気・怪力・ヘタレ・狂気と個性が立ってるし、(あ、悪意はないよ!)「大人への近道」が名曲!
また湯浅監督のMVがいいんだよな〜何故かみんなが走るシーンで泣けてくるんだよね(T . T)
今までもユニット曲はたくさんありましたし、「からあげ姉妹」のようにユニット名がついたものもありましたが、「サンクエトワール」みたいなワクワク感はなく、カップリングの中の一曲という枠を飛び出すことはなかったと思います。
ユニット名やキャッチフレーズをファンが決めるって面白いですよね。
アイドルをファンが作り上げるというアイドル育成ゲーム的な側面も新鮮ですし。
今回だけで終わりにせず、14th以降のユニット曲も同じような展開を期待したいです。
毎回、楽しく拝読しております。
今回も乃木坂46での新ユニット「サンクエトワール」についての考察を興味深く読ませていただきました。
いろいろな可能性を秘めた乃木坂46の五つ星を、これからも応援していきたいと思っています。
ところで記事の中で気になった点を一つ。
「先が読めないワクワク感は(中略)唯一じゃないでしょうか」とありますが、乃木坂46には、まだまだたくさんのワクワク感が詰まっていますので、「唯一」ではなくて「随一」ではありますまいか。
アンダーライブについての記事も楽しみにしています。
それではこれで失礼します。