乃木坂46デイリーコラム 第11回「“愛されすぎる女”和田まあやの素顔」

乃木坂46デイリーコラム 第11回「“愛されすぎる女”和田まあやの素顔」

和田まあやは13歳の時に乃木坂46の第1期生オーディションに合格し、単身上京。いつしか「愛されまあや」の愛称で呼ばれるようになり、メンバーやファンから親しまれている。

アイドルでなければ保育士になりたかったという和田は、かつてそれに必要なピアノやダンスを習っていた。地元広島のダンススクールの友人達と共にオーディションを受けた結果、自分だけ合格していたという。

和田の第一印象としては垂れ目、厚い唇、声が大きいといったところだろうか。何となく赤ちゃんをイメージしてしまう特徴だ。周囲のメンバーも、和田の可愛らしいエピソードをよく紹介しているが、時に妹のように、時に娘のように、時に赤ちゃんを見守るように、彼女を愛している様子がうかがえる。

テレビ東京系「乃木坂って、どこ?」#100の「乃木坂番長決定戦」で、カエルを手渡しでリレーする場面で和田が見せたリアルな拒絶反応は、子供が嫌いな食べ物を前に泣き出すような光景で、テレビの企画ではなかなか見ることのできないほどの素のリアクションであった。他にも#142の「頭NO王決定戦」で最もおバカなメンバーになってしまったり、金曜特集記事でも取り上げたデビュー曲「ぐるぐるカーテン」では、曲の後半に出て来る「開いた窓~」と歌い出す部分を「未来卵~」と誤って覚え、意味も深く考えず、確認もせず、和田だけ真顔でそのように歌っていたりと、愛すべきドジっ子キャラクターが定着している感がある。

しかし、これらはあくまでバラエティという角度から見た一面に過ぎない。和田は、悩みごとを人に相談せずノートに書き留めていたり、英語が好きだからアメリカに行きたいと語るなど、しっかりした一面も持ち合わせている。拙いながらも彼女の言葉の節々に見え隠れする高い潜在性を感じたことがある人はきっと少なくないはずだ。そもそも13歳という年齢で乃木坂46のオーディションを受け、故郷の広島から遠く離れた東京で活動するということは、ただの無邪気な少女に出来ることではない。

8thシングル「気づいたら片想い」の選抜発表で、和田が初めて選抜に選ばれた瞬間、メンバーが思わず歓声を上げ、拍手し、涙を流したのは感動的とも言える光景であった。それと同時に、「愛されまあや」を象徴する光景でもあった。ここまで多くのメンバーに純粋に祝福されたメンバーはこれまでにはいなかったかもしれない。

夜遅くまでレッスンをし、家に帰り洗濯などを済ませ、学校のテスト勉強をし、少し寝て、またレッスンに行く……。常に努力し、ひたむきな和田の日々をメンバーも知っているからこそ、彼女の選抜入りを心から祝福したのだろう。

「愛されまあや」の秘密は、どうやら無邪気さだけではないようだ。和田が時折見せる大人の姿を、我々は見逃してはならない。

(文・ななみん教授助手歴773年)

関連和田まあや OFFICIAL BLOG│乃木坂46公式サイト

筆者プロフィール

ななみん教授助手歴773年
医師とチェリストによる異色のコンビが、乃木坂46メンバーや彼女たちの物語を研究・分析。全国の乃木坂46ファンの皆様との情報の発受信はもとより、Nogizaka Journalを訪れる全ての皆様に、乃木坂46についてより深く知っていただくお手伝いが出来ればと思います。

COMMENTS

  1. この人は実は頭がいいんだよね。のぎ天で川後や中元伊藤寧々新内が選抜組とは別行動ながらフランスに行ったときのフランス観光地をめぐりながらの「世界ふしぎ発見」みたいなクイズ企画やったとき「ファランクス」とか世界でいち早く温暖化の影響を訴えた環境自然学者の名前を出したり不思議なことを覚えている。そしてNOGIROOMで橋本奈々未と樋口日奈へ出した手紙もとても秀逸なものだった。おそらく同い年の齋藤飛鳥も単身東京で暮らしてる彼女の姿に相当影響されてると思う。

  2. 人見知りの子が多い乃木坂にあって、
    まあやの無邪気さ=邪気がないってのは
    人見知りのハードルをかなり下げているので、
    乃木坂のどのメンバーにも愛される
    逆に彼女らの癒し的存在になっているように思いますね。

    きいちゃんとかも同類かもね。

  3. 時々、和田まあや こそ
    「乃木坂らしさ」の象徴のような気がしてしまいます。

  4. 無邪気なまあやちゃんを見ているだけで癒される。

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