乃木坂46デイリーコラム 第25回・金曜特集 #05「ガールズルール」
乃木坂46の6thシングル「ガールズルール」は、センターポジションが前作までの生駒里奈から初めて白石麻衣へと変わり、フロントメンバーも刷新した、乃木坂46の分岐点とも言える曲である。
歌詞は女子高生が卒業を控えた最後の夏を謳歌しようとしている内容で、全体を通して若いパワーが溢れている。シングル表題曲で女子の視点から書かれた歌詞は1stシングル「ぐるぐるカーテン」以来であるが、この曲も学校生活がベースになっており、部活や恋愛に一生懸命な女子高生の様子が描かれている。さらに、「ガールズルール」では海岸線、潮風、砂浜といった海を連想させる言葉が多く用いられ、サマーソングであることが強調されている。
MVでは美しい田園風景や古い木造校舎が映し出されており、地方の高校を設定していると推測される。センターの白石麻衣は弓道部で練習に励む高校生で、そのライバルとして登場するのは天才と称される生田絵梨花だ。フロントメンバーである橋本奈々未と松村沙友理は恋のライバル同士として登場している。クライマックスでは、皆の憩いの場であるプールの取り壊しを止めようと、生駒里奈を筆頭に市長たちと奮闘するが、やはり前作までセンターを務めた生駒を重要な役どころに配置したのだろう。
楽曲は前奏で階段を駆け上がるようなサウンドが用いられ、思わず高揚感を覚えるほど鮮やな仕上がりだ。その鮮やかかつ明るい曲想の中、白石のソロ出だし直後「これが最後の夏だから~」からのセクションでは、「思い出作り」という部分で哀愁感を漂わせる「半減七和音」を絶妙に使いこなし、高校の夏もこれで最後…という切ない感情を見事に表現している。歌が入る直前と終盤の長い間奏の直前に、笛が入る所なども青春を感じさせる。サビで変ロ長調からロ長調に転調することで明るさを増し、ロ長調のまま後奏となり終結する。
歌詞、曲調ともに前向きなエネルギーに溢れたこの曲は、元気をなくした時に聴くと明るい気持ちになれるかもしれない。乃木坂46の歴史を語る上で欠かせない一曲と言えるだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=yev8638LHZE
OVERTUREからの一瞬の静寂を叩き割るようなこの曲のイントロがいいんだよね。去年の氣志團との対バンLIVE当たりから「気づいたら」になることが多いけど。やはりシーズン物だからなんだろうな。
でもこの曲は生駒生田星野じゃ無理だったろうな。やはり白石松村橋本じゃないと。おそらく生駒生田星野をフロントから下げる口実として6枚目にこの曲を選んだんじゃないかな。
私自身がガルルから乃木坂に入ったから
言えるんでしょうが、当初はSKEみたいな曲を
乃木坂が歌っているって話で、それが古参の
乃木坂ファンには受けなかったようですね。
ただ、ガルルから入った身からすれば、
それまでの青臭さ全開の乃木坂の曲調だと
一般人にはキャッチーさに欠けていたいたように思います。
それがこの曲で、一般人でも受け入れやすい曲調になったのは
大きいと思います。
普通の女子高生でも好んで聞けるって意味でね。
そういう意味でもいくつかあるターニングポイントの
ひとつに数えられる曲だと思います。