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乃木坂46デイリーコラム 第30回・金曜楽曲特集「Tender days」

乃木坂46デイリーコラム 第30回 金曜特集#06「Tender days」

一度聴くと耳から離れなくなる乃木坂46の楽曲「Tender days」は、10thシングル「何度目の青空か?」通常盤のカップリング曲であり、メンバーの白石麻衣と橋本奈々未によるユニット曲「孤独兄弟」などを手がけたギターデュオ・Soulifeによって書かれたカントリー調の曲である。

この曲を歌っているのは、秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理であり、10thシングル「何度目の青空か?」の十福神メンバーのうち1年間強乃木坂46とSKE48を兼任していた松井玲奈(今年8月卒業)を除いた9名となっている。

歌詞は、学生時代に通った喫茶店に思いを馳せて懐かしむ、センチメンタルな感情を表現している。「時代遅れの喫茶店」「苦いだけのあのコーヒー」など辛口な言葉を入れながらも、その頃に戻りたいという抑えきれない気持ちが伝わってくる。「無愛想に座ってた」というマスターに対する愛情もどことなく感じられる。「未来を語り合った」その頃思い描いた自分と今の自分は果たして同じなのだろうか。

曲は心地好いギターのさわやかな刻みから入り、軽快なリズムで進んでいく。”Tender days”、”Time goes by”というフレーズを繰り返すのがこの曲の特徴だが、これらのフレーズをバックコーラスのエコーで巧みにハーモニーを変える箇所を作ることにより、曲が単調にならないように工夫されている。この曲のテーマである“懐かしさ”を醸し出すため、ロ長調というどことなく哀愁の漂う調子をセレクトしたのも素晴らしい。

10thシングル「何度目の青空か?」というメッセージ性の強い曲から一転して、ノスタルジックなカントリー調の曲をカップリング曲に持ってくることで、乃木坂46の幅の広さを感じさせた。ドライブなどで聴きたくなるさわやかな一曲である。

筆者プロフィール

ななみん教授助手歴773年
医師とチェリストによる異色のコンビが、乃木坂46メンバーや彼女たちの物語を研究・分析。全国の乃木坂46ファンの皆様との情報の発受信はもとより、Nogizaka Journalを訪れる全ての皆様に、乃木坂46についてより深く知っていただくお手伝いが出来ればと思います。

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