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乃木坂46デイリーコラム 第31回「川後陽菜の独自の発想力」

乃木坂46デイリーコラム 第31回「川後陽菜の独自の発想力」

乃木坂46の1期生・川後陽菜は長崎県出身であり、アイドルやアニメが好きでサブカル好きを自称する元気な17歳である。

乃木坂一の毒舌キャラとして知られる川後は、メンバーの秋元真夏に「昔から思ってたけどダンス下手だよね」、樋口日奈に「髪型変えた方がいいよ」などストレートな発言をするが、メンバーと二人きりになった時は毒舌が言えない優しい女の子になるという。そして深川麻衣を始めとした周囲のメンバーに対するプロデュース能力から「川後P」の異名を持つ川後は、その毒舌すら思いやりかもしれないと思わせるほどのメンバー想いなのだ。

川後は各メンバーに独自のあだ名をつけることで知られる。最も有名な深川麻衣の「聖母」はファン発信のものを広めた形であるが、公式サイトの配信番組「乃木坂って、ここ!」の企画で、衛藤美彩「ビー玉ババア」、高山一実「親戚のおばちゃん」、永島聖羅「必死系女子」、井上小百合「見せかけ天使」、樋口日奈「ニセ京都人」など命名し、どれも少し毒っけを入れつつそれぞれの長所も捉えた絶妙なネーミングになっている。しかもこれらが即興のアイデアなのだから驚きだ。

川後の才能はそれだけにとどまらない。テレビ東京系「乃木坂工事中」#21では川後が精通するアイドルについて紹介する企画が組まれたが、その構成力のある明快な語り口でMCとしての役目を見事に果たした。また、「乃木坂って、どこ?」#129の「エイプリルフール選手権」では、川後が敬愛する深川に対し、姉の結婚資金が足りないと嘘の相談をもちかけるが、その涙ながらの迫真の演技は感嘆に値するものであった。

今年に入り、ファンの後押しを受けてファッション誌「Popteen」の専属モデルに選ばれた川後は、以前からモデルへの憧れを語っており、この抜擢は大きな喜びであり躍進となった。この時の夢に向かう真っ直ぐな姿勢は少なからず周囲にも力を与えたはずだ。そしてその強い想いを否定されず応援されるのは彼女の才能と言えるのかもしれない。

普段の生活では魚介類がほとんど食べれなかったり、美術館や展覧会にハマっていたりと意外な面も見せる川後。これからも独自の発想力で未来を切り開いていってほしい。

関連川後陽菜 OFFICIAL BLOG│乃木坂46公式サイト

筆者プロフィール

ななみん教授助手歴773年
医師とチェリストによる異色のコンビが、乃木坂46メンバーや彼女たちの物語を研究・分析。全国の乃木坂46ファンの皆様との情報の発受信はもとより、Nogizaka Journalを訪れる全ての皆様に、乃木坂46についてより深く知っていただくお手伝いが出来ればと思います。

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