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乃木坂46デイリーコラム第5回・金曜特集「ぐるぐるカーテン」

乃木坂46デイリーコラム 第5回・金曜楽曲特集#01「ぐるぐるカーテン」

「ぐるぐるカーテン」は言わずと知れた乃木坂46のデビュー曲であるが、この曲には、カーテンに包まれた蛹(さなぎ)から大舞台に羽ばたく蝶になれという願いが込められている。

曲を聴いてみると、歌詞は非常にあっさりとしており、教室のカーテンの内側で女の子同士が男子禁制の青春を歌っているという内容だ。年頃の女の子同士が秘密の話をしていてそれを男の子は興味があっても聞かせてもらえないという状況は、確かに中高生の共感を呼び、大人にも懐かしい感覚を呼び起こすであろう。乃木坂46は若いグループであるため、この設定に非常にマッチしていると言える。

MVでは歌詞通り、教室で女子高生たちがカーテンの中で戯れる様が描かれている。モノクロの映像を用いたのは大人世代の懐かしい感情を呼び起こすという効果を意図したのだろうか。

曲はニ長調で全体を通して明るく、シンプルなメロディーラインと軽快なテンポで進んでいく。リズムを刻むドラムとタンバリンの響きはこの曲の若さ、さわやかさを一層際立たせている。伴奏で要所に用いられるハープが耳に心地よい。短い序奏からサビを最初に持ってきたり、サビの最後で半音上げるといったJ-POPの王道テクニックもふんだんに盛り込まれている。

デビュー曲というのはかなり慎重な曲作りを強いられると思われるが、敢えてシンプルな歌詞、曲調を提示し、さわやかさを前面に出したこのデビュー曲は、乃木坂46の成功に大きく貢献したであろう。

(文・ななみん教授助手歴773年)

https://www.youtube.com/watch?v=Bz8wl8gT_Pw


平日に更新していく新コーナー「乃木坂46デイリーコラム」では、メンバーを日替わりで取り上げ、彼女たちの物語を記事にして筆者の分析とともにお届け! さらに水曜特集では、ここでしか見られないメンバーの組み合わせで、妄想シチュエーションを元にメンバー分析を展開、週末の金曜特集では乃木坂46の楽曲について、楽曲の分析データも記事に盛り込み発信していきます。乞うご期待!(筆者)

筆者プロフィール

ななみん教授助手歴773年
医師とチェリストによる異色のコンビが、乃木坂46メンバーや彼女たちの物語を研究・分析。全国の乃木坂46ファンの皆様との情報の発受信はもとより、Nogizaka Journalを訪れる全ての皆様に、乃木坂46についてより深く知っていただくお手伝いが出来ればと思います。

COMMENT

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  1. この記事を読んでて、バレッタとぐるぐるカーテンは対になる曲のような気がした。
    カーテンが蛹でバレッタが蝶。
    噂話しをする女子たちと見つめる男子。

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