６日は代々木のライブでも、「乃木坂って、どこ？」（テレビ東京）でも、サプライズがいっぱい過ぎて、一ファンですら頭が満杯になりました。一つ一つ、情報を整理しながら、記事を書いていきます。

　まず、7thシングルのセンターが２期生の堀未央奈さんになりました。その賛否についてはこの記事では語りません。この記事で取り上げるのは、番組最後にバナナマンの設楽さんが読み上げた「乃木坂46運営委員会からの手紙」です。その手紙には堀さんを「育ててください」とありました。
　では、「育てる」ってなんでしょう？　ファン目線からの「育てる」について、この記事で取り上げたいと思います。

　「育つ」、「成長」、この言葉はどんな時に使われるものですか？　精神的に未熟なものが成熟した時、肉体的に小さなものが大きくなる時、技術的に出来ないことが出来るようになった時、などなど。０（ぜろ）あるいはそれに近いものが、ある程度満足する数字になる時、例えばそれを８０としましょう。０を知るものが８０を見た時、もっと言うと、０から８０に至る過程を見た時、僕達は「〇〇は成長した」と思うわけです。いきなり８０から見てしまうと、よっぽど成長は感じられません。

　さて、今回の堀さんの話に戻りましょう。運営陣が「育てる」という言葉を使いました。乃木坂46のセンターを乃木坂メンバーで「育ててください」です。この場合、堀さん、乃木坂メンバー、運営陣が堀さんの「成長」を感じられたら成功でしょうか？　僕は違うと思います。
　ファンが見る番組で「育ててください」と言った以上、ファンの耳に「育ててください」という言葉が届いた以上、『ファンの目』にも堀さんの「成長」が映らないといけないと思います。そうでなければ、ただの自己満足にしかすぎません。ビジネスは自己満足だけでは成立しない。

　
　僕は少なくとも堀さんの「０」を知っているとは思いません。２週間に１度のブログと「乃木どこ？」２回だけですから。まず運営陣は僕達ファンに「０」を提示する責任があると思います。そして、「８０」までの過程も見せる責任があります。それが「乃木どこ？」で「育ててください」という言葉を使った責任です。
　運営ブログで逐一報告する方法もありますし、メンバーにブログで報告してもらうようお願いする方法もあるでしょうし、もちろん、堀さんのブログで報告してもいいでしょう。色々手段はあります。今まで通りのなんとなくではダメです。徹底的に育っている過程をファンに見せつけなければいけません。

　ファンの目に映る「乃木どこ？」で「育てる」という言葉を使うということは、非常に責任の重いことだと僕は思います。２期生のセンター抜擢というサプライズに対する『批判の矛先を逸らすための方便』であっては絶対にいけないのです。言った責任はとってもらいたいのです。

　「０」から「８０」、あるいは「１００」、「１２０」かもしれませんが、その過程を存分に見せてもらおうではありませんか。

　
＜追記・お知らせ＞
『ここから「乃木坂って、どこ？」を見てみよう』はこの記事を以って終了とし、以降は『乃木坂散歩道』へと統合します。