2017年1月13日金曜日、僕のツイッターのタイムラインがざわついていました。それもそのはず、『ボブりん』が帰ってきた!
乃木坂46のメンバーが髪型を変えると、それだけでファンは注目するものです。ただ、中田花奈さんの場合は、意味合いが少し『重い』。それはファンにとっても同じで、変な言い方かもしれませんが『感慨深い』出来事でした。
中田さんが今何を想い、髪型を変えたのか? その真意を掘り下げるのは、本人のブログやラジオ、雑誌等のインタビューに任せましょう。今回の記事では中田さんの髪型にまつわる出来事を振り返って、『ファンの想い』を書いていけたらと思います。
振り返りのスタートはこのブログにしましょう。髪を切った次の日に更新したブログで、中田さんの想いが語られています。ただ、ボクが注目するのはその想いではありません。ボクが注目したのは『タイトル』です。
『オーディションの頃』とは何の事でしょう? 1月13日のラジオ「沈黙の金曜日」(FM FUJI)の中で、中田さんの現在の髪型は、乃木坂加入前の長さまで短くしたと語っています。つまり、今の髪の長さは、オーディションの頃に近いのではないか? ボクの推測です。
今の髪の長さがオーディションの頃に近い、ならば、その頃を振り返ってみましょう。オーディションから約3カ月、公式ブログの開設から三日目に初めての自撮り写真が載ります。
©乃木坂46LLC
公式ブログ上で、オーディションの頃に最も近い写真になります。実際に髪を切った後の中田さんに会われた皆さんどうですか? この写真に近いイメージでしたか?
2012年5月、2ndシングル「おいでシャンプー」でグループ初のオリコン1位、そして、その楽曲のフロントという、いわゆる『中田さんの全盛期』です。この頃を大いに意識しているのは、中田さん本人の発言から良くわかります。その頃の髪型がこちら。
今の髪の長さが「オーディションの頃」なのであれば、あと数か月後には『全盛期』の髪型に近付くという事でしょう。2017年春頃の中田さんに大注目です!
ちょっと雑学的知識⇒このブログの「「答えちゃうお( °_ゝ°)ノ」」で、中田さんは「JC3」からボブである事が明かされています。
この乃木坂散歩道・第212回を書きたいと思った理由、それはこのブログを取り上げたかったからです。
このブログは4thシングル「制服のマネキン」選抜発表後のブログです。直前に行われた「16人のプリンシパル」公演では、全公演選出+最高位4位という大活躍でした。選抜継続はもちろん、福神やフロントへの復帰、そんなファンの期待すらあったにもかかわらず、初めてアンダーメンバーに。後にわかる事ですが、相当苦しんだ時期の様です(詳しくは乃木坂散歩道・第178回「もうすぐブログ1000回カナ? その2」にまとめています)。
気分転換に
髪型変えたいと考えています`・ω・´
失恋した女の子の考え方( ̄∇ ̄)
でも、切るんじゃなくて
伸ばす方向性で〜
髪が長くなった中田さんも素敵でした。でも、髪が長くなるにつれて、このブログの言葉が脳裏に甦るのです。
「まだ、失恋の傷は癒えないのだろうか?」
中田さん本人はとっくに忘れていることかもしれません。髪を伸ばし続けた理由も、傷が癒えないからじゃない。わかってはいるけれど、この『言葉』が僕の意識から消えることはありませんでした。だからなのでしょうか、髪を切ったと聞いた時、少しホッとした気持ちも生まれました。
『アイドル』って持続性のあるエンターテイメントと思っています。ただカワイイだけでは、飽きられてしまうから、カワイイ+αが必要ではないかと思っています。『髪を切った』、ただそれだけの事実なのに、ファンの反応は大きいです。僕の様に「ホッとした」ファンは他にもいるだろうし、新しい事が始まりそうな「ワクワク感」を抱いたファンもいる事でしょう。
一方で、ブログ(「オーディションの頃カナ?1409」)で書かれている「これで跳ねなければ…」に不安を抱くファンもいると思います。いずれにしても、『髪型』という人間の一要素に、ここまで心が動かされるという事が『アイドルが持つ力=+α』なんだなと、改めて思い知らされました。これがアイドルの凄さです。他のエンターテイメントでは真似できない、僕達ファンを惹きつける大きな力だと思います。
あと少しだけ、中田さんの髪型物語にお付き合いください。
乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNELより
2014年2月に公開されたこの映像は、前年2月の「乃木坂46 1st YEAR BIRTHDAY LIVE」を振り返ったコメンタリー動画になります。ディスクを再生して4:00~ライブ中に髪型が変わってしまうという、中田さんのエピソードが披露されます。この頃は髪に『エクステ』を付けていた時期になります。
「ライオンみたい~(笑)」とのことでした。
スタートから8:20~は、秋元真夏さんの髪型の話題になり、『ハーフツイン』を嫌がる中田さんですが、今から思えば、あの出来事の『伏線』なんです。
このコメンタリー動画はあの名言「アイドルはパフォーマンスしてなんぼでしょ!まじで!(c)」も収録されています。
8thシングル「気づいたら片想い」のスペシャルプレゼント『応募型アンダーライブ』でのエピソードです。今では考えられませんが、定員割れとなってしまったライブの2次募集で、少しでも応募数が増える様、ライブが満員になる様、中田さんらしい『特典』を付けてくれました。それが中田さん的には辛い『高めツイン』でのライブでした。
その貴重な写真を桜井玲香さんがブログ「LIVE!!!」に載せてくれました。
©乃木坂46LLC
こんな時代もありましたね。
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それから、時は流れ(簡単に省略できる程のものではありませんが…)、最後の一枚です。
©乃木坂46LLC
髪を切る前、最後の画像は『神々しい』とさえ思えます。まるで女神です。
僕達は過去を土台に生きています。過去があるからこその『今』です。それは、アイドルだって一緒です。過去を振り返る事は、未来を見つめるためには必要な事だと僕は思っています。中田さんが自身の未来のために髪を切ったのならば、僕は一ファンとして、その過去を振り返りたい。過去を振り返ったうえで、未来を応援したい。
そして、僕は今、ワクワクしています。中田さんの『覚悟』にワクワクしています。「オーディションの頃カナ?1409」で書かれている「これで跳ねなければ…」は不安な事を想起させはするけれども、一方でここまでの『覚悟』を表明したのは初めてじゃないでしょうか? 髪型も気になる所ですが、僕はこの『覚悟』に注目したいと思います。
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