Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道 第9回「いま、僕たちにできること」

 3月20日に乃木坂46の東日本大震災復興支援チャリティーイベントが開催されますね。「いま、私たちにできること」
 乃木坂のメンバー、スタッフの皆さんが考える「できること」の答えが、あるいは、答えの途中がイベントでは見ることが出来るのだろうと思います。おそらく、メンバーも自問自答し、答えを探していることでしょう。メンバーもきっと考えていること、ファンである僕たちも考えようと思いました。「いま、僕たちにできること」

 これは決して押しつけではありません。それぞれがそれぞれに考えればいい。そのきっかけとして、少しだけ、僕の話にお付き合いください。


 僕は岩手県釜石市で生まれました。今、母親、祖母が大槌町で暮らしています。津波の被害が大きかった場所です。震災後から、母親と連絡がつかず、2週間ほど安否不明でした。幸いにして、命は助かり、3月下旬にガソリンと灯油、食糧、水を車に大量に積み込んで大槌町に向かいました。惨状は皆さんも御存知のとおりです。生まれ故郷の変貌に唖然とするしかありませんでした。

 実家のすぐ近くに鯨山という山があります。昔、クジラが打ち上げられたという伝説がある山です。子供の頃そんな馬鹿なと笑って聞いていましたが、今となってみれば、史実に基づく伝承だったのだろうと思います。
 また、子供の頃、よく祖父母や親戚に言われたことがあります。「地震が来たら、すぐに堤防の内側に逃げなさい」と。おそらくこの注意はこの地域全体のコンセンサスだったように思えます。そのくらい海岸沿いの堤防は見る者を圧倒する大きさでした。
 しかし、あの日は堤防のはるか上をいく高さの津波が押し寄せました。「堤防の内側なら大丈夫」、この地域全体に共通していた認識が、あれだけの被害を生んでしまったと思います。

 
 去年、夏に帰省しました。その時の大槌町の様子は、何も事情を知らない人が見たなら、「ずいぶん広い原っぱが多いな」って思っちゃうかもしれません。草が生い茂り、津波の爪跡を隠しつつありました。また、そこら中に瓦礫でできた巨大な山があるですが、それも、瓦礫についた土から草が生えて、完全に緑で覆われていました。津波という自然の猛威の爪跡は、植物というやはり自然の力で隠されようとしていました。
 人間ってちっぽけなものですね、自然に翻弄されているだけに思えます。

 勿論、被災者の皆さんの生活は全く元に戻っていません。ただ、あまりの事の大きさに、個人として何をしていいのかなんて、想像もつかず、途方に暮れるしかなかったのです。

 さて、話を戻しましょう。チャリティーイベント「いま、私たちにできること」に参加しようと思った時、それでは、「いま、僕たちにできること」は何だろう?、って考える機会が出来ました。あらためて文章にすることは初めてなので、うまく想いが伝わるか不安ですが、僕たちにできることは「忘れないこと」だと思います。四六時中考える必要はないけれども、あの日からの事を忘れずにいること、それはきっと何かにつながると思うから。
 残念ながら、僕の中でも風化しつつある出来事でした。それじゃいけないって、乃木坂の皆さんから言われた気がします。チャリティーイベントという形で、「忘れないでいる」きっかけを与えてもられたと思っています。本当に有難い事だと思います。
 そして僕にできること、それは「伝えること」。子供のころから見てきた大槌、祖父母の言葉、そして、あの日以降の大槌の姿、それを少しでも伝えることが僕に出来ることだと思いました。

 写真は去年の夏頃の大槌町の姿です。緑が多いことに驚き撮った写真です。遠くに見える小さな小山が、瓦礫の山ですが、緑で覆いつくされていました。
 「伝えること」が「忘れないこと」につながってくれることを願っています。

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 かなり重すぎる内容にしてしまいました。自戒の意味を込めて書かせていただきました。最後は帳尻合わせで、明るく終わりたいと思います。チャリティーイベントに期待することを一つだけ。3月20日は5thシングル「君の名は希望」の全国握手会の日でもあります。そのイベントの後に、1時間のチャリティーイベントです。少し自由度の上がる時間設定です。折角ですから、普通では見られないパフォーマンスが見たいですよね。僕のリクエストは「まりっかセブンのティーン」です。予告の再生回数一番人気ですからね。ワンフレーズでもいいからやってくれないかなー。

 それと、募金の協力ですが、僕は乃木坂46にかけたものにしようと思います。結構同じこと考えている人多いんじゃないカナ?

 
 最後までお付き合いいただきありがとうございます。イベント楽しみですね、会場でお会いしましょう! 

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 4 )
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  1. By けんにぃ^^♪

    明日で2年・・
    人間は忘れる生き物。忘れたいという気持ちと忘れてはいけない気持ちのいずれも立場の違いによってはあると思う。
    チャリティライブ・・こういった機会があることはそのきっかけ
    できる限りのことができたらいいと思う。
    4600か46000か悩むところ(笑)

  2. 忘れてしまいたいけど、風化させちゃいけないんですよね…
    あの日を思い出すと今でも胸が痛みます。

    募金は貧乏学生なんで460円にしようと思います(笑)

  3. 忘れるわけありません。
    あまりに経験のない出来事にいろいろな思いがありました。乃木坂46が行うチャリティーは素晴らしい活動だと思います。
    良い記事をありがとう。
    ちなみに私もまりっかの歌が大好きで、単独のDVDが欲しいくらい。
    会場の何処かでお会いできるかもしれませんね。お互い楽しみましょう~。

  4. By みどりぐみ 

    まさかOkabeさんの地元だったなんて・・・
    同じく乃木坂を応援する者として、より一層、つらく感じます。

    決して忘れない。
    私も、改めて、肝に銘じます。

    いまだに30万人以上の方が避難生活を強いられている現実・・・。
    自分自身、被災された方々のためにほとんど何もできていないというのが現実なのですが、節電や節水など、あの時と同じ精神態度を、今年も引き続き示していこうと思います。

    とても、心に伝わってくる文章でした。
    ありがとうございます。

    ちなみに20日はHKT初の全国握手会の方を優先させていただきます。
    チャリティライブには、できれば参加したいのですが・・・
    (心の薬なんかも聴きたいですが、復興支援にふさわしい、乃木坂の曲ではない名曲を歌ってもらう、というのも、僕は良いと思います。)

    チャリティイベントと言えば昨年のZEPP東京、昼の部に参加してきました。
    全6曲の披露。かなりの思い出に残っています。

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