Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道 第26回「逆算して考える」

 先日のパシフィコ横浜で開催された個別握手会に参加してきました。第5部、安藤美雲さんのレーンには沢山のスーツ姿のファンが並んでいました。彼らは誇らしげに、でも、ちょっと恥ずかしそうに、そして、寂しげに並んでいました。僕は彼らのその姿を目に焼き付けておこうと思いました。彼らの姿を忘れない。

 今回、安藤さんの卒業の挨拶を目の当たりにして、「推しメンの卒業」はいずれ必ず訪れるという現実を突きつけられました。正直、目を背けたいです。でも逆に、「推しメンの卒業」を考えて行動した方が充実した乃木坂ライフを送れるかもしれない。そんな考えから、今、この記事を書いています。最終的な結果から逆算して、今の行動を決める。これは今流行りの思考過程です。最終的な結果=「推しメンの卒業」から、これからの自分の行動を考えてみませんか? 

 この記事でもう一点触れたいこと、それは「タブー」です。タブーとは、触れたくないもの(触れてはいけないもの)、目を背けたいものです。どの世界にも、タブーはあるわけですが、推しメンの卒業もタブーの一つだと思います。  

 日本人はタブーを語る時、どうしても綺麗事に終始します。はっきりと本音を言ってしまうと、周囲に叩かれるからです。例えば、代表的なタブーは「死」です。「死」を語り合うことってありますか? 少なくとも僕はありません。ただ、日本においては、若い人だけにとどまらず、高齢の世代においても、「死」が語られていません。例えばの話、「自分が不治の病になってしまった時、延命の処置を希望するか?」 この質問にどのくらいの人が即座に返答できるか? 少し前の話ではあるのですが、この手の話が新聞で特集を組まれて大いに議論されていました。この場合の「はっきりと本音を言ってしまう」=「不治の病において延命の処置は無駄」です。でも、ここまではっきりと突っ込んだ記事は無かった。反発が怖くて、綺麗事しか書けていない気がしました。おかげで、結局議論は進まない、そんな印象です。

 乃木坂の話に戻しましょう。個別握手会での安藤さんの挨拶を聴いて、いろんな意味において、それだけ? って思ってしまいました。仕方のない事ですが、ファンに届く言葉っていうのは、どうしてもタブーの網に通された後の言葉、綺麗事になってしまいます。ファンにとって推しメンは唯一絶対の存在、逆に、推しメンにとってファンは大勢のうちの一人。ファンはメンバーの近くにはいられない、どれだけ支えようって思っても……。そんな風に思わずにはいられませんでした。
 アイドルにおいてのタブー(気がついてはいるけど、敢えて言葉にはしないこと)。ファンあってのアイドルというのは綺麗事、運営側の考えは、遠くから応援だけしていればいい、これが本音……。少し冷めた意見ですが、自己防衛からくる悲しい心理と御理解ください。
 
 印象に残っている言葉があります。出典を忘れてしまったため、また匿名のため作者の許可は得られていませんが、核心をついた言葉なので、是非紹介させてください。

 「財力、寛容、忍耐、うちら乃木ヲタ 名無し坂46」

 こんなこと書いていますが、僕は乃木坂を応援し続けます。最近気づいたんですが、応援すること自体が楽しい事って気が付いたから。そういう自己満足位がちょうどいいのかもしれません。

 推しメンの卒業は目を背けたい事=タブーです。単推しでも複数推しメンがいたとしても、その推しメンが卒業した乃木坂を皆さんは応援できますか? 僕は無理です。推しメンの卒業の時が、乃木坂ファンの卒業の時です。
 乃木坂のファンになって、ひたむきに頑張る人を応援すること、その応援するという行為がとても面白い事に気付かされました。推しメンの卒業がいつかなんて、そんなことわかりっこないですが、その卒業を迎えた時、自分はその推しメンのことを応援しきったか? もし、自分なりに応援し尽くしていたならば、きっと、その卒業を笑顔で迎えられるかなって思います。それが、僕にとっての理想の推しメンの卒業です。

 理想の最後が見えたなら、あとはそれに向けて自分なりに努力すればいい。誤解をしないでください、推しメンを卒業させないように努力をしようと言っているのではありません。推しメンが卒業を迎える時、自分たちファンが笑顔でいられるようにするにはどうすればいいか?、それを考えませんかという提案です。
 
 メンバーのブログを読んだり、乃木坂の曲を聞いたり、生活の何割かを占める乃木坂ライフ。その乃木ヲタとしての活動も、いつかは終わりがあります。それでも、僕達の人生はまだまだ続きます。その時、僕達にはむなしさが残るのでしょうか? それとも満足した想い出が残るのでしょうか? 僕は後者でありたい。その為に自分はどうあるべきか? 結論は出なくても、考えるということが必要に思います。僕は自分自身の今後のスタンスは決めました。いつ推しメンが卒業しても、自分自身は笑顔でいられるとそう思っています、多分ね……。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 11 )
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  1. 会うは別れの初めなり
    別れを想定して人とつきあえば、
    いちいち気落ちするのは無駄なこと!
    運営にとってのファンと、メンバーに
    とってのファンの値が違う!
    運営はファンを金銭的に当てにして
    メンバーは精神的に拠り所にする!

  2. 「逆算して考える」ことについては、乃木坂二期生募集の頃から、自分なりにいつも考えていました。

    陽の目が当たらないアンダーメンバー推しのファンの方は、同じような感覚を持っていられるのではないでしょうか。

    自分の人生を振り返る時に、「そういえば昔・・・」といった感じでいい思い出として記憶が残っていれば幸いです。

  3. 自分も推しメンが卒業したらやめるかなー
    綺麗事に聞こえるのは事実だからな

  4. 推しメンへの応援を愛と捉えるか趣味と捉えるかで違うと思うんだよね。

  5. AKBに魅せられアイドルに興味を持ったがAKBに疑問を感じ始めた2011年の6月、夏の服に着替えた頃
    もう乃木坂しか見えなくなってた、乃木坂が居なかったら多分AKBの方も今頃興味なかったと思う
    こんなことできるのも学生の内だけだし、乃木坂が最後になるってのは分かり切ってるから、やっぱ最後は楽しく終われるようにやって行きたいよね。

  6. 暗い話を肯定的に捉えようとす
    メンバーと真摯に向き合ったいい記事だと思います

    しかし…こういう思考をしないといけない時点で
    乃木坂はグループとしての勢いを失いかけているのかもしれない
    しかも自らの手でそれをなくそうとしている

    そう言えば最近、乃木坂はAKBとは違う魅力ある
    それを広めればきっと世間にも認知される!
    という自信に満ち溢れたファンをあまり見かけなくなったような
    私はまだその思いは消えません
    だからこそ色々腹も立ちますが

  7. 深く考えすぎる必要もない気がする
    終わりがくるなんて殊にアイドルにとって当たり前のことだし
    ある意味一歩引いて楽しめてるのが一番幸せなのかもしれない

  8. アイドルってはまっている時はとてつもなく好きだけど
    必ず飽きる時がくる
    そしてまた別のアイドル(もしくはアイドル以外)を好きになるのだ

    一歩引いて楽しむのがアイドルの楽しみ方の王道

    まあ初めてアイドルにはまった人には分からない感覚

  9. いつも楽しく考えさせられながら記事を読ませていただいております。

    かなり深いですね。僕は乃木坂自体が大好きでみんな可愛いDD状態ですが、やはり誰か一人でも卒業するのは悲しく思います。
    まだ乃木坂ファンになって間もないし、アイドルを好きになるのが乃木坂で初めてなので、むしろ乃木坂一本。全力で応援できてるとは思いませんが自分なりに応援はできてると思ってます。
    色々な批判や避難の声もありますが純粋に彼女達を応援したいって気持ちいつまでも大事にしたいです!裏ではこうだったとか、お金儲けとか僕には関係なくてただ乃木坂が大好きで…って、あー、なんか意味わかんないこと言っててすみません。気持ちが高ぶってついコメントしちゃいました(/ _ ; )

  10. 最近、アンダーのブログにコメントを送る際は、乃木どこ出演やグループ内ユニット結成・メディアでの活躍の希望など、運営にやってもらいたい内容にしてから送っています。
    選抜制度に関わる内容だと、コメントが反映されない時もあるけど、運営は読んでいるので、これからも送り続けます。
    アンダーの努力が認められなければ、メンバーは、感謝もできず、笑顔にもなれないから。

  11. いつもよい記事をありがとうございます。

    私も、本格的に応援しようと思ったアイドルグループは、乃木坂が初めてなので、力のいれ具合がわかってないのかもしれませんが、しかもファンの中ではかなり年齢層の高いほうですが、だから、今のうちに、後悔のないように応援したい思います。

    選抜経験のないアンダーメンバの推しなので、その日がいつ来てもおかしくないからこそ、ですね。

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