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乃木坂散歩道 第33回「プリンシパル東京千秋楽・明日も生きてゆくんです」

 泣いても笑っても、これが僕にとっての最後の「16人のプリンシパル deux」。千秋楽って独特の雰囲気があるんですね。いつもより、高揚感と緊張感とで、会場はいつもより室温が高い気がしました。今日の観客の皆さんの暖かい目線とノリの良さは、公演を観客側からも盛り上げられたと思います。

 このレポートは、大阪公演につながるレポートということを意識してみようと思います。スタートはムーンシャドウ先生のシャキイズムダンスでした。前回のプリンシパルにはない、二人の先生の存在は、メンバーの個性を引き出す素晴らしい役割を演じてくださったと思います。ウォーミングアップでの、和田まあやさんへのいじりを今日もしてくれました。大阪公演ではどうなっているんでしょう。
 ダンスシーンでは生田絵梨花さん、中田花奈さんに注目してください。生田さんは結局、東京での15公演すべてで2幕に出演しました。唯一の無敗です。その生田さんのダンスです。生田さんはダンスもすごいんです。非常に躍動的で、最初から最後まで、魅せてくれます。中田さんのダンスは個性的です。他のメンバーと動きが違うので、気が付くと、どうしても目線が中田さんに向いてしまいます。

 
 千秋楽の長女・野木緋咲子役の立候補者は、樋口日奈さん、深川麻衣さん、衛藤美彩さんです。「天の声」のお題が、「動物を感情をこめてしつける」でした。
 樋口さんは「インコ」の指定でした。樋口さんは地が出てしまうと、可愛らしい緋咲子さんになっちゃうんですね。
 深川さんは「バッファロー」。メンバーを使いたいという申し出をして、約束通り(5月10日斎藤さんのブログ参照)斎藤ちはるさんを相手に選びました。深川さんは常に人柄が出ます。
 衛藤さんは「河童!」。メンバー全員を河童にしちゃいました。

 激戦区、次女・野木芙咲子役の立候補者は中田花奈さん、白石麻衣さん、松村沙友理さん、若月佑美さんの4人。何とも凄い顔ぶれでした。芙咲子役ヘのお題は「自分の美点、欠点を笑いながら語り、最後に投げキッス」でした。
 中田さんは切れ長の目でセクシーなオタ芸を披露しました。
 白石さんはサラサラで、寝癖のできない長い髪と左右でサイズの違う足を初披露してくれました。右が24で左が24.5だったかな? 反対だったらすいません。
 松村さんは、「もしも選ばれたらセクシー爆弾で会場を爆破します」と決意表明しました。美点はお尻。でも、安産型と言われてちょっとショックだったようです。
  若月さん、美点は眉毛。デコだしが苦手なメンバーがいる中で彼女は大丈夫と。欠点は寝て起きると出来ている痣だそうです。
 この激戦区を制したのは白石さん。今日はこれでよかったんだと、後になってわかります。奇跡のコラボが実現しました。

 三女・野木美咲子役の立候補者は斉藤優里さん、伊藤万理華さん、井上小百合さんでした。美咲子役は悪魔的な可愛らしさが必要ということで、「意地悪30秒クッキング。指定の食材を用いて料理を作り、最後の味見で、〇〇の御味がしますの、の台詞をいう」というお題でした。
 斉藤さんは「マグロ」の指定で、斉藤さんらしい演技をしました。マグロと御祖父様(役のダンボール)をぐちゃぐちゃにして、「御祖父様の御味しかしませんの」でした。
 万理華さんは、ちょっと優里さんに引っ張られてしまった感が出てしまいました。「パイナップル」のお題で、「御祖父様とパイナップルが混ざって不思議な御味がしますの」でした。
 井上さんは「レッドブル」の指定で、御祖父様に料理を食べさせ、「レッドブルを食べた御祖父様は空も飛べますの」と御祖父様役のダンボールを飛ばしました。
 素の演技は万理華さんに心惹かれますが、井上さんの美咲子を観てみたいという票が多かったかもしれません。それもまたプリンシパルです。

  いつみ役は永島聖羅さん一人のみの立候補でした。死ぬシーンを演じるのですが、お尻を突き出したかっこうでの前のめりに、メンバーからも観客からも笑いを取りました。死ぬシーンで笑いって、ある意味凄いです。

 今和洋子役の立候補は、大和里菜さん、秋元真夏さんでした。この役への思い入れの深い二人の戦いです。ただ今回は大和さんに分がありました。大和さんの決意表明での、洋子になるために髪を染めた発言に会場はどよめきました。そして、「天の声」は「沢村役立候補5人にリアクション」でした。オーディションでは、後半の方が考える時間が長いので有利に思われがちですが、今回は最初に演じた大和さんが、和田まあやさんを見て「ひよこ」ってリアクションしたところで、流れが決まったようです。秋元さんは、それ以上のリアクションが出来ず、追従する様なリアクションしかありませんでした。大和さんて意外と対応力がありますね。

 北嶋文目役の立候補者は、中元日芽香さん、齋藤飛鳥さん、斎藤ちはるさんでした。お題は「一発ギャグあいうえお作文、ポーズと共に」でした。
 中元さんはパニクってしまいました。無茶ぶりを上手くこなさないと、2幕に選出されにくいというプレッシャーがあるのは良くわかります。ただ、もうちょっとファンに寄りかかってもらって、気楽に友達とおしゃべりするように、お題に向き合うのではなく、観客と向き合ってくれればいいのにと、中元さんを見て思いました。ちょっと気になるのが、「のこぎりを持った千と千尋の神隠しのやつ」というポーズをとっていたのですが、メンバーには認知されているものまねのようですが、何だかわかりませんでした。気になります。僕の中での北嶋文目No1でした。
 飛鳥さんは「た行」のお題で、た⇒たまごを割る北嶋、ち⇒痴漢をする北嶋(万理華さんへ)、つ⇒通勤中痴漢をする北嶋(生田さんへ)、て⇒手のひらを見せて「て」、と⇒通りすがりに痴漢をする北嶋(飛鳥さんが大好きな橋本さんへ)でした。何故痴漢なのかが大いなる謎です。2幕の北嶋役の飛鳥さんは、発音が非常に上手で、声が聞き取りやすかったです。知らなかった才能を見つけることが出来ました。
 斎藤ちはるさん。一番正統派な演技でした。特にバ行最後の「ぼうし」の演技は、光るものがありました。面白さで言えば飛鳥さんが飛び抜けていましたが、演技という点で、ちはるさんの力をもう少し見てみたいと思いました。大阪公演で、ちょっと注目してみてください。

 今日一番見応えがあった名勝負が栄役のオーディションでした。生田絵梨花さん、橋本奈々未さん、桜井玲香さんの立候補でした。「天の声」のお題に対し、3人は自分で作り上げた栄をしっかり出し切ったと思います。
 生田さんの栄は、「天の声」が求める王道の栄で、しかも、「起きる、歯を磨く、ご飯」といたシンプルな言葉を、実にユーモラスに、劇的に表現しました。通常なら、生田さんの選出は間違いないと思うところですが、他の二人も非常に素晴らしい演技でした。
 橋本さんはまさに「現代風OL栄」を演じました。これは、おそらく生田さんには出せない味です。
 桜井さんは、自分と同じ女優志望という栄の裏設定を一番良く理解し、表現したと思います。桜井さんのイメージする栄は「灰かぶり姫」(シンデレラの別称です)なのかなって思いました。
 
 今和誠一役は高山一実さんと川後陽菜さんの、飴と鞭コンビの対決でした。全て観終って、今回の誠一役選出は高山さんでないといけないわけですが(後述します)、この公演を見て、やっぱり高山さんの強さというのが際立ちます。川後さんを勝たせようと思うのであれば、どうしても深川さんを相手役に選ばないといけないでしょう。それでも、今の高山さんには勝てるかどうか……。川後さんの声とか、誠一役にピッタリなんですけどね。

 明田川太郎役のオーディションは、能條愛未さん、西野七瀬さんの立候補でした。二人の演技をサポートした助演女優陣を紹介しないといけません。今後、乃木坂のセクシー担当となるかもしれない、クレオパトラを演じた中田さんと、マリリンモンローを演じた松村さんです。二人とも、主役を喰うくらいにすごくいい演技をしていました。
 能條さんの明田川は、コッテリラーメンで、西野さんのは日本そば。どっちが好きですかっていう選択でした。状況が変われば結果も変わるであろう、それもまたプリンシパルです。下を向く必要はありません。

 沢村小坊主役の立候補は和田まあやさん、畠中清羅さん、川村真洋さん、伊藤寧々さん、生駒里奈さんでした。このオーディション、巷では同情票という言葉も出ていますが、僕は違うと思います。5人の中で、「天の声」のお題に対して、沢村として演じたのは寧々さんただ一人でした。他の4人は沢村の設定を表現しきれず、自分自身の表現になっていました。役の選出はあくまでも彼女の実力。2幕での伊藤寧々さんの沢村小坊主は、今まで見た中で一番可愛らしい沢村でした。
 それと、オーディションで、伊藤さんは少年ぽさを出すために、どうも「ドラゴンボールのクリリン」のマネをしたように見えました。気円斬という言葉、ムーンシャドウ先生を敵に見立てての、バク転はインパクト充分でした。
 伊藤寧々さんの選出シーンで、会場にはやっぱり暖かな空気が流れました。

 彼女たちはガチで立候補してくれていました。多分、話し合いはないように見えます。そして、多くのファンもガチで投票したと思います。厳しくもありますけれども、この期間の想いは必ず、お互いこれからの人生の糧になると思います。

 
 千秋楽2幕の見所だったところ。
 大和さんの今和洋子は想いが強いだけに、素晴らしいものでした。5thシングルの個人PVがどうしても頭に残っているので、出来るのか?って思う気持ちもあったのですが、実際に見てみて、「マグロ」の台詞とか、「海流の島よ」のソロパートとか、誰よりも素敵でした。
 女中6人衆(秋元さん、生駒さん、万理華さん、衛藤さん、能條さん、橋本さん)は、みんなアドリブを増やして、はっちゃけていて楽しそうでした。
 そして、クライマックスは高山さん、白石さんのキスシーンから始まりました。高山さんが随分変な顔をしていて、もしかして今日も?という感じでしたが、僕の観る角度からは断定できませんでした。その後の「君の名は希望」のあと、なんと、「WHITE HIGH」の二人で「渋谷ブルース」を歌うというアドリブが入りました。これは、この二人じゃないと出来ないシーンでした。
 エンディングに向けてのシーン、高山さんのアドリブがありました。高山さんの下駄占いによると明日は雨だそうです。で、「明日は明日の風が吹く、明日も楽しく、ポジティブに!」。高山さんらしいセリフでした。

 
 夢のような時間はあっという間に過ぎ、明日からまたいつもの日常です。でも、沢山のパワーをもらいました。沢山の笑顔をもらいました。沢山の真っ直ぐな気持ちを受け止めました。少しくらい辛いことがあったとしても、負ける気がしません。今から2か月くらい後でしょうか、彼女達に会える時が来たら、お礼を言いに行こう。

 大阪公演のレポートは他のライターの皆さん、読者の皆さんにバトンタッチです。ライブを同じセットリストで複数回やったとしても、同じレポートは生まれてきません。それが今回のような公演となれば、なおさらです。彼女達の素敵な努力、想い、輝きを届けてください。楽しみに待っています。

 このレポートが「16人のプリンシパル deux」の素敵な想い出の記録になればと願っています。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

  • Comments ( 11 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 乃木坂愛にあふれたレポートおつかれさまでした。
    暖かい気持ちになれました。

  2. 毎日、楽しみにしていました。 レポートお疲れ様でした。
    出掛けに読んでよかった。今日一日が楽しくなりそうです。

  3. レポートありがとうございました。
    早く月末になって欲しいと思いました。

  4. 乃木坂に対する愛、とても尊敬します。有意義なレポートをありがとうございました!そしてお疲れ様でした!

  5. 詳しいレポありがとうございましたm(_ _)m

    あまり語られないですが、僕もムーンシャドー先生の存在は素晴らしかったと思います。

    オープニングでメンバーいじりをするのですが、
    僕が見に行った日の

    「樋口、学校の課題は終わったのか?」

    ちょうど前日のブログで樋口さんが学校の課題の話を書いていて、その瞬間笑いと暖かい空気が会場全体を包みました。そういう会話をメンバーとしているのか、それこそメンバーのブログに目を通しているのかわかりませんが、ムーンシャドー先生とメンバーの絆と愛情を感じた、僕の中での隠れた名シーンです。

  6. ムーンシャドウ先生の元ネタの部分から「マヤ」→「まあや」のいじりだったんですかね?

  7. シャキイズムをききながらこのレポを読むと、涙が出てきます。

  8. 光景が目に浮かぶようなレポートをありがとうございました。
    そしてお疲れ様でした。

    今回のプリンシパルで得た経験が今後にどう活きるのか、活かしてくるのか。
    公演上だけでなく、これからの活躍も楽しみになる良いイベントだと思います。

    能力の壁にぶつかったメンバーもたくさんいたようですけど、それをどう乗り越えるかで
    さらなる魅力の覚醒と乃木坂の飛躍が期待できるようにも思えます。

    四半期に一度くらいは今公演のように選抜とアンダーがある程度平等に活動
    できる場が増えることを願うばかり。。

  9. 愛情あふれるレポートありがとうございます。
    観に行けない身分としては大変ありがたく思います。

    乃木坂一期生メンバー
    みんなが素敵で、知れば知るほど大好きになっていきます。
    何があろうと、良い意味で変わらずにいてほしい(ゆみ姉に同じく)
    今後どんな道に進もうとも、幸せであってほしい
    そう願うばかりです。

  10. なんか「ロマンティックいかやき」が16人のプリンシパルを歌った曲に聴こえるのですがァァァ

  11. レポートありがとうございました。楽しく読ませていただきました。

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