Nogizaka Journal

乃木坂46を中心としたエンタメニュースサイト

乃木坂散歩道・第96回「『ぐるぐるカーテン』Wiki」

 アメーバブログで「乃木坂の46(読む)ブロ」なるものが始まっています。このブログの存在意義って何なんでしょう? たしか最初は代々木ライブに向けての限定ブログで、代々木への意気込みをメンバーが日替わりで語ってくれました。

 今は時々アメーバオリジナルのブログが書かれますが、多くは乃木坂46公式ホームページへの誘導でしかありません。来る2月22日には横浜アリーナで乃木坂46のデビュー2周年を祝うバースデーライブが予定されています。折角アメーバブログをやっているのなら、全曲披露という特別なライブに向けて、メンバーが一人一曲、自分の想い入れを書いてくれたなら、とても素敵なブログになるし、ライブのいい準備になると思うのです。

 残念ながら、それを実現させる力は僕にはありません。せめて一通の要望を出す程度です。でも、ちょっと視点を変えて、楽曲に対するファンの想いを聞くことは出来るんじゃないか? この記事はそんな思いから書き始めました。

 これからいくつかに分けて公開していく記事には、それぞれの楽曲に対する、僕の個人的な想いを書きます。そこで、いつも乃木坂ジャーナルの記事を読んでくださる皆さんにも、楽曲に対する想いをコメントに書いていただきたいのです。『自分達ファンが』ライブをより楽しむために、ライブまでの期間を少しでも良いものにするために。
 Wikiという表現は正確ではないのですが、みんなで一つの楽曲に想いを込める、そんな意味でWikiという言葉を使ってみました。
 色々なファンの、色々な想いを文字として見ることによって、その楽曲をより好きになったら素敵だと思います。

「左胸の勇気」

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運営スタッフブログ「乃木坂46がスカパー!Jリーグ2012オフィシャルサポーターに就任いたしました!」より。

 そんなわけで、約2年前に発売されたデビューシングル「ぐるぐるカーテン」から順番にやっていきますが、その中で、僕が最初に選ぶのは、「左胸の勇気」です。

 僕が乃木坂46を初めて知ったのは2012年の7月、冠番組「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京、日曜24時~)を偶然見たのがきっかけです。既に3rdシングルの選抜発表が終わっている時期でした。ですので、本当の初期から乃木坂を追いかけているファンの人ほどデビューシングルに対する想い入れが強くありません。何の先入観もなく、「ぐるぐるカーテン」に収録されている曲を聴いたときに、一番心に響いたのが「左胸の勇気」でした。

 先述の通り、僕は乃木坂のファンである前に「乃木どこ?」のファンでした。「乃木どこ?」を第1回から見直していくうちに、乃木坂ファンになったわけです。そして、運命のデビューシングル選抜発表の回を見ることになります。
 正直、涙とは無縁の生活を送ってきた僕にとって、「乃木どこ?」ほど、涙を流すものは他にはありません。特に選抜発表の回は、いつもいつも、涙です。

 選抜に入ったメンバーに拍手を贈りたいのは勿論ですが、アンダーとなったメンバーにもエールを贈りたくなります。そのエールとして最も象徴的なものが、アンダーメンバーが歌う「左胸の勇気」に思えて仕方がありません。

 「逃げ出さなければ がむしゃらが 道を開くんだ」
 「そんなに弱くない ホントの君を知っている 君ならできる もう一度立ち上がってみようよ」
 「勇気は左の胸に」
 
 皆さんは「左胸の勇気」にどんな想い入れがありますか? 是非、聞かせてください。

「乃木坂の詩」

https://www.youtube.com/watch?v=J8t071BWm7w

 「乃木坂の詩」。乃木坂のライブにおけるラストの定番曲です。
 この曲に対するイメージは『校歌』です。よく乃木坂46は女子校に例えられますが、まさに、その女子校の校歌です。そして、その校歌が歌われるイメージは、『甲子園』です。

 球児にとって高校生活の、もしかしたら、小中学校からの野球生活の集大成ともいえる甲子園。勝ったチームにのみ許される『校歌斉唱』。この時の球児の笑顔、誇らしそうな顔。そして、歌い終わった後の一礼と、アルプススタンドへの歓喜のダッシュ。見ていて清々しいですし、素直に彼らを応援していて良かったと思える瞬間です。

 「乃木坂の詩」にも、そんな神聖さがあると思います。ライブというのは乃木坂の活動の一つの集大成です。実際に目の前で見ることが出来る、乃木坂メンバーの努力の結晶です。そのライブの最後に歌うことが許されるのが「乃木坂の詩」です。

 「後ろを向くな! 正面を見ろ! 自分を信じて 前へ進むんだ」
 「名もなき若者よ 夢ならここにある」

 皆さんは「乃木坂の詩」にどんな想い入れがありますか?

「ぐるぐるカーテン」

 想い入れがあると、楽曲の魅力は大きく増します。皆さんもそんな経験はありませんか? 例えば自分の推しメンが好きと言った曲、それだけでその楽曲を見る目が変わります。
 沢山の想いが集まれば、気付かなかったその楽曲の魅力が見えてくるかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?v=Bz8wl8gT_Pw

 続いて取り上げるのは「ぐるぐるカーテン」、一番最初に取り上げるべき楽曲をやっと登場させます。それには理由があります。

 明治のCMのチャイムの音が鳴ると、いまだに「ぐるぐるカーテン」が頭の中で流れます。
 本当に残念ながら、僕にはその程度の想い入れしかありません。今となってはなのですが、デビュー前から応援している人が本当に羨ましい。きっと、デビュー前からブログを読んだり、「乃木どこ?」を見ていたり、イベントに参加したりしている人は、相当想い入れのある曲ですよね。

 たまに時間がある時に、デビュー前のブログを読み返すことがあります。この時のメンバー全員に共通してあるのが『ワクワク感』です。今読んでも本当に楽しいブログです。こういう楽しい気持ちって、当時のファンにも間違いなく伝わったでしょうね。
 「何が出てくるんだろう?」、そんな期待の中で開けられたビックリ箱。
 
 「ぐるぐるカーテン」について語る時、僕の中の想いを一言で表すなら『羨望』。デビュー前の乃木坂46を巡る雰囲気を感じてみたかった。決して叶うことのない願いです。
 僕には「ぐるぐるカーテン」の記憶が無いのです。

 「何を話してるのか 教えないよ」
 「男子禁制」

 皆さんは「ぐるぐるカーテン」にどんな想い入れがありますか?

「会いたかったかもしれない」

https://www.youtube.com/watch?v=vnDFPDZ-UoA

 乃木坂46のファンとして、『聖地巡礼』なる記事をいくつか書いています。実は「会いたかったかもしれない」のMVの場所(後ろに灯台が写っている広場のようなところ)も以前に行ったことがあって、当時は乃木坂46のデビュー前の話ですが、どんな場所なのか大体覚えています。館山市の洲埼灯台という場所で、遠くは伊豆半島まで見える、南房総の長閑な観光スポットです。

 乃木坂ファンになってから「会いたかったかもしれない」のMVを見て、見たことのある景色の中であることに気が付きました。
 MVでは、星野みなみさんと生田絵梨花さんが灯台から那古船形駅まで走るというシーンがありますが、おそらく20km程度はあるんじゃないでしょうか? 実際には走っていないでしょうが、あの世界であったことを考えるとなかなかハードだったんですね。

 現地に行ったからこそ、あるいは現地を知っているからこそわかることがあります。MVをより楽しめたり、楽曲をより好きになるきっかけになるのが『聖地巡礼』なんだろうなって思っています。いつか、乃木坂46の「会いたかったかもしれない」のMVの撮影地を訪問するという目的で、もう一度、洲埼灯台を訪れてみたいです。

 「自転車全力でペダル漕ぎながら坂を登る」
 「自分らしい生き方で 走れ!」

 皆さんは「会いたかったかもしれない」にどんな思い入れがありますか?

「失いたくないから」

https://www.youtube.com/watch?v=HqmH1L6n94k

 次に取り上げるのは「失いたくないから」。
 この曲は映像系楽曲と勝手に名付けました。映像系楽曲とは、曲や歌詞よりも、映像の方に集中してしまう魅力あふれるMVのことです。最近では「そんなバカな…」、「月の大きさ」、「シャキイズム」などがあります。

 「失いたくないから」は、今では貴重となったデビュー前の映像満載です。中でも一番想い入れがあるのは、3分20秒の場面。このシーンを見るとバナナマン設楽さんの言葉がよみがえります。
 「乃木どこ?」で行われたデビューシングル選抜発表の回です。最後に選抜メンバーとして呼ばれた桜井玲香さんの言葉「もう、涙も出ません」を受けて、設楽さんが「中田が決まった瞬間、自分のことのように号泣していましたよ」。3分20秒の場面はその後の出来事だと思います。

 こんな時代があったんです。今とは違う、混沌とした時が。「失いたくないから」の映像は、ファン目線で見ると、『失って欲しくないから』です。あの時の『想い』を忘れて欲しくない。喜び、楽しさ、嬉しさは勿論ですが、不安、焦り、落胆、悔しさ、羨望、これらマイナスの感情も含めて、あの頃の想い、『初心』を忘れないでいて欲しい。

 「失いたくないから」を聴くと、いつもデビュー前の彼女達の映像がよみがえります。

 「コンバースの紐 直す振りして 君のことだけ ずっと見ていたよ」
 「AH~否定したって 瞼を閉じれば 君が思い浮かぶ」

 皆さんは「失いたくないから」にどんな想い入れがありますか?

「白い雲にのって」

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運営スタッフブログ「乃木坂46 東日本大震災の復興支援チャリティーイベント」より

 最後に「白い雲にのって」。こういう曲こそ、皆さんの想い入れをたくさん集められたらと思います。何故なら、僕はこの曲を知らずに、随分の間ファンでいたからです。もしかしたら、最も乃木坂ファンに知られていない曲なのではないでしょうか?

 2012年の7月に乃木坂を知り、初めて参加したイベントが9月の「16人のプリンシパル」(PARCO劇場)でした。この時、ファンになってまだ間もないころで、初回限定版のCDが3種類売られている事すら知らず、プリンシパルに参加した当時も『通常版』の存在を知りませんでした。そのため、プリンシパルの2幕で最初に流れた「白い雲にのって」が乃木坂の曲とはわかりませんでした。

 その時の記憶は強烈だったようで、ライブでこの曲が流れると、僕の頭の中はプリンシパルのイメージがあふれます。
 この記事を書くにあたって、6thシングル「ガールズルール」TypeAの特典映像「16人のプリンシパル@PARCO劇場(ダイジェスト)」を見ました。最後の方にちょっとだけ「白い雲にのって」が流れます。気になった方は見直してみてください。あの日の感動が、もう一度よみがえります。

 「白い雲にのって行きたい ほら 輝いてるあの未来へ」

 皆さんは「白い雲にのって」にどんな想い入れがありますか?

 
 「ぐるぐるカーテン」という一枚のシングルに込められた、皆さんの想いを聞かせてください。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

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  1. 初めてテレビでぐるぐるカーテンのパフォーマンスを観たときは電撃が走ったね。
    俺の中でのアイドルの価値観が一変した。生まれて初めてアイドルを応援しようと思った。
    だからこの曲は特別だなー。

  2. 僕は2nd発売前に乃木坂を知り、初めてアイドルを応援するようになって、1stと2ndを一緒に買いました。

    たくさん思いはあるけど、コメント欄にたくさん書けないので一つだけ、、

    ぐるカーの世界観、パフォーマンス、衣装、メンバーの雰囲気、かわいさに衝撃を受けました。その後の乃木坂の方向を決めた大事な一曲だと思います。

  3. あくまでAKBファンとしての「会いたかったかもしれない」を聴くために
    タイプBを購入しましたが、一番印象に残ったのがやはり「左胸の勇気」
    でした。

    1stを聴くとなんとなく切ないような甘ったるいような気持ちになります。

  4. 語りたいことは多かれど一曲一言ずつ。
    「左胸の勇気」とにかく曲自体がかっこいい。特に間奏部分とか
    エッジが効いた感じが好き。
    「乃木坂の詩」昨年のバースデーライブでラスト遅れてきたれなりんも参加しての「のぎうた」には感動した。聴けば聴くほどいい曲。
    「ぐるぐるカーテン」(AKBにも興味なかったけど)AKBのパクリかあとバカにしていたのにどんどん引き込まれていってつい店頭で買ってしまった。PVのななみんがアップになるところでは涙が流れるようにまでなる。
    「会いたかったかもしれない」乃木坂ファンはみんなそうかもしれないけど「会いたかった」を耳にすると違和感を覚えるくらいに聴いている。
    「失いたくないから」秋元氏の詞が印象的。「ざざっと雨が降り始め・・」のあたり。PVはメンバーのバレリーナ姿が秀逸なのとラストの生駒ちゃんハナホジリにつきる。
    「白い雲にのって」まさに筆者さんと同じでプリンシパル観に行って初めて知ってあわてて通常版買った。なぜか安藤美雲を思い出す。
    結局長くなってしまいました。失礼しました。

  5. 週刊AKBの「AKビータン」を偶々見たのが切っ掛けで、AKBに関心を持つようになった。
    その時出ていた、佐藤すみれが「どストライク」だったから。
    そしてSKEの松井玲奈に移り、長い間ハマった。
    「ぐるカー」の頃から乃木坂の存在を知ってはいましたが、選抜メンバーがポジションを含めマンネリ化していた事等から今一歩踏み切れず、「乃木どこ?」を何となく見ている程度だった。(AKBは公立の高校(共学)、乃木坂は私立の女子高ってイメージで見てました。)
    ※「ぐるカー」は吉本が辞めて、どうなっちゃうのかなとは思っていた。
    然し「君の名は希望」を聞いてその楽曲の素晴らしさに魅了され、其処から乃木坂一本に完全にシフトチェンジしました。
    ピアノの透明感の有る演奏と切ないメロディの同居、深く引き込まれる清潔感が有る詩の内容に感動。
    それ位、僕にとっては思い入れの有る楽曲です。(アイドルソングNo.1)
    此処は「ぐるカー」についての思い入れですよね。
    でも、最初はその程度だったので余り思い出が無いんです。
    御免なさい。
    乃木坂の最初の基本理念が『AKBが歩んだ5年間を5ヵ月で抜く』でしたよね。
    でも、冷静になって考えればそんな事は不可能に近いです。
    AKBのシングルの売り上げは、姉妹グループ全ての握手券が含まれているから。
    1期生しかいない乃木坂(当時)が追いつくなんて常識的に考えて有りえません。
    まあ、『それ位の意気込みで頑張ろう』と言った意味合いだっだと勝手に解釈していますが。
    でも、此処迄は順調に来ているんじゃないかな。
    此処から先が、本当の勝負です。

  6. 「左胸の勇気」は僕にとって元気をもらえる応援歌。
    アンダー楽曲で唯一MVが作成されなかった作品。
    アンダーを推している僕としてはダンスパフォーマンスを見たくて動画サイトで探しました。ダンスパフォーマンスも曲にマッチした、元気ではじけるものでした。
    16人のプリンシパルでも披露されていました。(6thシングルDVDで知りました)
    ただ、あのサッカーユニホームのデザインだけがもうちょっとどうにかならなかったのカナと思いました。

  7. どの曲も大好きですが「失いたくないから」のメロディと歌詞の美しさと澄んだ歌声が特に印象深いです。
    誰かを好きになるのは一人になりたくないから、という部分にいつもドキッとさせられます。

    自分は「君の名を希望」から乃木坂にハマったのですが、その「僕」と「君」と「失いたくないから」の「僕」と「君」は少し似ているのかななんて思っています。

  8. AKBにもあまり関心がなかったのですが、公式ライバルがデビューということで「ぐるぐるカーテン」のPVを見て、ロングスカートの清楚感などアイドルのイメージが一変しました。
    それ以来少しずつ乃木坂のことが気になり、3rdシングルあたりでファンになるのですが、その頃「乃木坂の詩」「失いたくないから」のPVを知ったことが決定的でした。
    特に「失いたくないから」は楽曲もPVも素晴らしい。デビュー前の彼女達のことを知らないのになぜか懐かしさに胸がしめつけられるような気持ちになるのです。

  9. 今、泣きながらコメントを書いています。
    僕も筆者さんと同様にパルコのプリンシパルが初めてのイベントでした。
    それまではAKBの在宅のあっちゃん推しだったのですが、卒業のドーム・劇場の公演に行きたくてチケットがとれず、それなら乃木坂に行ってみようっていう感じでした。
    初めてのイベントがど真ん中の最前列で、かずみんがアリスの時で、アイドルが手の届きそうなところで頑張っているのを見られて、感動して最後は泣きながら見ていました。そこからかずみん推しになるのですが、アンダーでは安藤美雲を応援しようと決めました。ですから、「白い雲にのって」については、筆者さんとまったく同感です。
    また、プリンシパルで初めて聞いた「蕾たち」がAKBの曲だと後からわかりましたが、その曲を美雲や他のアンダーのブログにコメントするときに引用していました。先日の斉藤千春の生誕祭のBGMに使われていて、懐かしかったです。アンダーを応援するファンの気持ちにぴったりの曲です。
    もう一つ、2ndなのですがこれも初めて聞いた「心の薬」のアカペラに感動し、こちらもブログコメントに引用していました。
    「失いたくないから」は歌詞もメロディも歌声も素敵で、なおかつMVにデビュー前のメンバーを見られて、今でも何回も見てしまいます。
    「会いかも」は、AKBで好きだったのですが、ライブでのノリはよくて好きです。本当に、本家の「会いたかった」のほうに違和感を感じるくらいです。筆者さんの『聖地巡礼』をずっと前に読んでから、いつも行ってみたいと考えています。
    「乃木坂の詩」は本当にライブを締めくくる最高の曲だと思います。一緒にサイリウムを下から上に上げていくのが一体感です。他の方も言っていますが、バースデーライブのれなりんもすごく印象的です。
    他の曲についてもほとんど筆者さんに共感です。乃木坂についても、楽曲についてもこんなに同じ感覚を持てる筆者さんを応援したいと思っています。

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