乃木坂散歩道・第217回「シリーズ・アンダーライブ2 ~アンダー VS 3期生~」

東京体育館(出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

序章2「アンダーライブ成功とは?」

 『アンダーライブの成功』ってなんでしょう? 僕は一ファンにしか過ぎないので、ファン目線で考えるならば、ファンがライブ後に持つ感想が全てじゃないかと思います。チケット完売だとしても、内容がイマイチなら「やっぱり最弱のアンダーだ」と言われるのがオチです(失礼を承知で書いています)。

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 この記事を書いている時点で、アンダーライブのチケットは一般販売されて数日経ちますが、千秋楽公演を除いてはいまだに購入可能な状態です。という事は、予定が合い参加の意思がありさえすれば、観られるライブという事です。ここ最近のチケットが取れない乃木坂46のライブとは、ちょっと様子が違います。

 もしも、ライブに参加した人達がアンダーライブを大絶賛し、参加しなかった人が、「やっぱり参加するべきだった」と後悔するようならば、たとえ超満員にならなくてもライブは成功なんじゃないかと思います。「やっぱりアンダーライブは凄い」、その声は次のアンダーライブへとつながります。

 じゃあ、その成功のためには、アンダーライブに何が必要なのでしょうか?

第2章「アンダー VS 3期生」

 アンダーライブ発表の、そのわずか10日後に、『3期生単独ライブ』が発表されました。僕はこの采配をした運営陣に、最大限の称賛を贈りたい! 今、アンダーに必要なものは何か? アンダーライブ成功に必要なものは何か? キーワードは『格差』ではないかと思っています。

 差があるところには『エネルギー』が生まれます。電位差、高低差、気圧差……。ハングリー精神は格差があるからこそのエネルギーです。ところが、最近の乃木坂46の選抜/アンダー格差は限度を超えていると思います。選抜フロントメンバー、選抜福神メンバーに立ち向かうだけのエネルギーを持ったアンダーメンバーは果たしているのだろうか? せいぜいが、3列目に1回でも行ければそれで満足、そんな気持ちしか抱けないくらい、とんでもなく高い壁があるように僕は感じます。あまりの『格差』に、『諦め』、あるいは、アンダーで『満足』しているメンバーがいたとしても、僕は彼女達を責められない。
 そんな中で、アンダーライブを開催したとして、果たして、『心の叫び』は聴く事が出来るのだろうか? 僕にはそういう不安がありました。

 でも、大丈夫です。アンダーライブは成功します。その成功の要素が『3期生単独ライブ』です。
 まだ、加入して間もない3期生が表舞台に立つ、しかも、「お見立て会」、「3人のプリンシパル」に続いて、早くも3度目の舞台です。あまりの優遇ぶりに驚きを隠せません。この『優遇』に、SNS上では2期生の『不遇』を嘆く声が散見されました。
 選抜の高い壁に打ちのめされ、『諦め』の感情があったとしても、僕は責められません。アンダーという場所を安住の地とするメンバーがいたって、それはそれで面白いと思う。だけど、そんな彼女たちの背後から、とんでもない集団の足音が聞こえ始めました。いわゆる『運営に推されている』グループです。しかも、持っているポテンシャルも高そうだ!

 今回のアンダーセンターは2期生の渡辺みり愛さん、その両脇を同じく2期生の鈴木絢音さん、山崎怜奈さんで固めています。今回のアンダーメンバーのコアとなるのは2期生です。その2期生は、今までは『言い訳』できる隙がありました。選抜に一度も入れなくても、『2期生だから』と結論づけられる隙です。でも、おそらく、3期生からの選抜入りは、もう間もなくです。もうその言い訳は通じない。
 
 さあ、どうする?

 彼女達の居場所、彼女達の存在意義を守るためには?
 
 僕は思うのです。叫ぶしかない、必死に叫ぶしかない。『不遇』と思うなら、心の奥底から叫べばいい。その必死の姿がファンの心を揺さぶってくれるのではないか? 彼女達を守るのは、彼女達の心の叫び、僕はそう信じて疑いません。

https://www.youtube.com/watch?v=bOvFBk9MoRI
「乃木坂46からのお知らせ」
(乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNELより)

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENTS

  1. 私は全公演完売させることがそれほど重要だとは思いません。もちろん収益面は別として。
    語弊があるかもしれませんが主要なメンバーではない(あくまで人気面で)12人だけで、8000人クラスの箱で4日間もライブができるグループがどこにあるでしょうか。しかも千秋楽は完売しています。それだけでも十分凄いことではないでしょうか。
    それよりもライブの中身だと思います。やはりアンダーライブは選抜や全体のライブとは違う熱いものが観たい。
    その点、先日ののぎ天2のみり愛のライブへの意気込みはちょっと物足りなく感じました。
    みり愛は年齢とルックスの割りに落ち着いておりそこが彼女の魅力でもあるけれど、もう少し強い意志を表して欲しかった。
    乃木坂では大人しいこと控えめなことが美徳されているようなところがあり、そこに自分も含め惹かれる人が多いとは思うけどライブはもっと貪欲に自分をアピールする場ではないかと。
    特にアンダーライブはそれができるいい機会だと思います。
    いずれにせよ楽しみであり期待はしています。

  2. 今回のアンダーライブは「ツアー」でしたよね?
    なぜ、東京なのか?それが疑問です。

  3. オタ友8人と3日間とも参加します。
    長い間乃木坂のファンをやってきて、2015の武道館以来「ここで応援しないで何が乃木オタだ」
    という気になってます笑。

    文春砲がなければ参加したとかいう人
    何の罪もない他のメンバーを全力応援せんかい!

  4. 直向きに頑張ってる推しメンを応援したい。
    その思いで九州から参戦します。

    しかし文春の件で2ndシーズンの悪夢がまた繰り返されるのかと思うとげんなりします。
    他ならぬあの場にいたメンバーがそういうことをしてしまうのも残念ですが、その後の態度も気になります。
    正直言ってあの頃よりひどい。
    あの涙や叫びは何だったんでしょうか?
    これでは万年アンダーにはそれだけの理由があると揶揄されても仕方ないです。(私はそうは思いませんが)
    私はあのメンバーが今後どんな釈明をしようと保身のために取り繕ってるんだろうなという目でしか見れません。

  5. Okabeさん、久しぶりの寄稿うれしいです。

    そもそもアンダーライブの原点はOkabeさんのおっしゃるそこにありますからね。でもその辺はメンバーも感じているのではないでしょうか?開催の告知と同時に12人でやりたいという宣言をしてましたがそこを覚悟をした故と理解しています。
    あまりの壁の高さにやりきれなさが蔓延してしまった事も事実かと思います。自分は46時間TVを視ていて画面に抜かれていないと思っている時、選抜とアンダーの気の抜き方が顕著で”ああ、こういう処で意識の差が出るんだなぁと思ったものでした。
    厳しい環境がどう覚醒を促して行くのかしっかりとこの目で見届けようと2回の参戦をして来ます。
    参集する熱いファンで燃えるアンダラのステージを視たいものです。
    みり愛にはそのあたりを大いに期待しています。

  6. 文春砲が無ければ参加した。そーゆー人達も多いと思う。正直私もそっち側の人だ。アンダラ楽しみにしていた分どうしても引っ掛かって参加を躊躇しているんだよね。楽しみたいのに複雑です。みりあたんには期待してます。

    • 文春に反応するファンへの対応も拒否感に拍車をかけてると思います。
      何らかのコメントがあるのかスルーするのかもやもやしていたところに755であの投稿ですから…。

      何とか隊の人たちの活動も以前から疑問でしたしこれを機に会場を私物化するああいった活動は今後一切しないでもらいたいです。百歩譲って乃木坂みんなへのコールならともかく自分の推しメンのためにっていうのはそれはおかしいと思います。

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