乃木坂散歩道・第220回「シリーズ・アンダーライブ5 ささやきに耳を傾けよう」

序章5「どんな心構えで参加すればよいのか?」

 いよいよ今日から『乃木坂46アンダーライブ全国ツアー2017 ~関東シリーズ 東京公演~』が開幕します。今回のアンダーライブ、本当に楽しみにしていました。

乃木坂散歩道・第213回「今こそ、アンダーライブを!」

 この記事を書いたのは今年の1月30日、17thシングル「インフルエンサー」の選抜発表が行われた翌日です。

 僕はアンダーライブというシステム自体が好きなんだと思います。ただ、今回、アンダーライブに自分の推しメンは出ません。今までならば、「推しメンが出るから」という実に気軽な理由で参加出来ました。それが、今回は違うのです。アンダーライブが楽しみ、だけど、「どんな心構えで参加したらいいのだろう?」 そんな疑問に、僕は悩むことになるのです。なんとも面倒臭い奴です(笑)

 今回、東京体育館でのライブに向けて、沢山記事を書かせていただきました。書いた動機の一つは、僕自身がどんな心構えで参加したらよいかを、記事を書いていく過程で見つけることが出来たら、という理由からだったんです。その僕が見つけた『心構え』、以下に書いていきます。

東京体育館(出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

第5章「ささやき声に耳を傾ける」

 僕は、アンダーライブは不遇だと思っています。これまで中心となって活躍したメンバーは、みんな選抜に持って行かれました。アンダーライブで好評だった『全員センター』、『ユニットシャッフル』は、選抜のライブにも取り入れられてしまいました。でも、その逆境をもまた、エネルギーとするのがアンダーライブだと信じています。
 そうは言いながらも、やっぱり僕は心配なわけです。史上最少人数で挑む今回のアンダーライブ、本当に大丈夫だろうか?

 今回のアンダーメンバーの『全体的な』印象としては『おとなしい』です。これは、しゃべらないとか、静かという意味ではなくて、乃木坂46の活動の中で『押しが弱い』、僕はそういう印象を持っています。例えばですが、まだチケット販売制になる前、2014年5月の渋谷TSUTAYA O-EASTでのアンダーライブで『会場が埋まらない』となった時に、当時のアンダーメンバーはキャンペーンを張りました。2014年4月8日付け中田花奈さんのブログ「乃木ヲタは必読カナ?743」で、ファンに参加を呼び掛ける記事を書いています。アンダーメンバーみんなで会場を埋めるアピールをしていました。比較的更新が少ない星野みなみさんもブログを書いてるんです(悪い例えごめんなさい)。「アンダーライブ☆彡」。

 今回のアンダーメンバーは、そこまで押しが強くない印象です(これは僕の個人的印象で、もしかしたら、『推しメンがいないアンダーライブ』だから、そう感じているのかもしれません。あるいは、史上最少人数という事で、情報発信者が少ないから、そう感じるだけなのかもしれません)。僕はそれも魅力の一つだと思うんです。例えば、鈴木絢音さんや佐々木琴子さんが、「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で他のメンバーを押し分けてアピールする姿なんて、想像できないし、そうなって欲しくない(笑) 
 そうは言っても、ライブは始まるし、今まで通りでライブが上手く行くとも思えない。ライブだからって、その時だけ急に変わるって、出来るもんでしょうか? 出来るなら凄いなーって思うけど、変わって無かったら、それはダメって事なんでしょうか?

 僕は「のぎ天2 #22『アンダーライブ関東シリーズ東京公演直前スペシャル』」(関連のぎ天2#22 アンダーライブ直前スペシャル|楽天SHOWTIME)を観て思ったんです。ライブへの意気込みや見どころを語る彼女達の姿。押しが弱くても、内に秘めたるものはしっかりありそうだと。もしかしたら、ステージ上においては小さな変化かもしれません。気を付けてないとわからない位の『小さな声』かもしれません。でも、じっと見つめて、耳を傾ければ気が付けるんじゃないでしょうか? その小さな『ささやき』が聴き取れるんじゃないでしょうか?

 そうです、これが僕の『心構え』です。聞こえてくる大きな声だけではなく、小さな『ささやき』すらも聴き取る、それが僕の心構えであり、僕のアンダーライブ愛です。あるいは、親心(笑)です。
 
 こんな心配が杞憂であれば、それでいい。

「終章」

 皆さんにとってアンダーライブってどんな存在ですか? 僕にとっては『人生の縮図』です。上手くいかない時、辛い時、苦しい時、人生に迷う時に、僕は『彼女達』の姿を思い浮かべます。彼女達の姿に何度救われたことか。
 必死な姿は人の心を動かします。心が動いた時に起こる化学反応が僕は好きです。今回のアンダーライブでは、どんな化学反応が起こるのか?

 ここまで読んでいただきありがとうございます。自己満足過ぎる記事かなと反省する一方で、この記事を書き上げる事で、スッキリした気持ちでアンダーライブに参加出来そうです。皆さん、楽しむ準備は出来ましたか? 僕は楽しむ準備万端です!

https://www.youtube.com/watch?v=1XHjDqJ20vw
「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」予告編
(乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNELより)

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENTS

  1. Okabe様

    アンダーライブいかがでしたか?
    彼女たちの囁きは聞こえましたでしょうか?自分は20日、21日の2回参戦して、まずは純粋にライブを楽しみました。良いライブだったと思います。
    そして特に印象的だったのが最少メンバーだった事が幸いして一人一人にしっかりスポットライトがあたり魅力を十分に引き出せた事だと思います。
    今まで強い光に隠れて見過ごされてしまう事の少なくなかったメンバーの魅力に気づく事ができました。最少であったが故にその輝きに接する事ができたと思っています。今回のアンダーライブの最大の功績ではないでしょうか?
    千秋楽、自分は参加できなかったのですが大変な盛り上がりになった様で嬉しい限りです。
    ファンもメンバーの気持ちに寄り添っていればこその反応なのでしょう。
    アンダーライブならではの素晴らしい熱さです。
    そこまで思い至った時、ふといつまでもアンダラはこのままで良いのだろうか?という思いが頭をよぎりました。格差に抗うテーマだけでの開催で良いのでしょうか?選抜はほぼ固定化になりつつあり更にその枠は選抜多すぎまで指摘され初めています。乃木坂第2章があるならアンダラも変化して行かなければならないハズです。アンダーメンバーをどう活かして行くのか?ただアンダーメンバーだという事から一人一人脱却してそれぞれの魅力を打ち出して行くべき時が来たと思うのです。その胎動が始まったのではないかと思わされたのはステージの造りです。
    前回、前々回とチケットが取れず見ていませんが記憶に有る限り運営さんの意気込みも伝わってくる様なステージに選抜が表れても遜色ない立派な飾り付けの舞台でした。
    従来のそれはいかにもチープな造りのそれだった事が印象に強く残っているので尚更感じたのだろうと思います。バルーンを会場に回す、特大バルーン看板がエンディングに出現する、千秋楽では多数の風船が降ってくる。こんな大がかりな演出、過去のアンダラには無かった事です。運営さんがアンダラに対する考えを大きく変えた証拠では無いでしょうか?もう一つの乃木坂の新しい柱イベントにしようと考え始めた証拠だと思うようになりました。ステージ経験値さえ上げれば不安のあるMC力もつくでしょう。そこまでの実力をアンダーメンも付けて来たのです。放っておいては勿体なさ過ぎます。その決意あればこそ無謀とまで言われた大箱開催に踏み切ったのでしょう。その期待に見事に応えてみせたではありませんか!ますます今後の展開が楽しみになってきました。
    長々と自説展開失礼しました。Okabeさんのアンダラ展望もお待ちしています。

  2. おじゃまします。
    以前、「現時点ではアンダーライブはしない方が良い」とコメントしました。
    そのあと、東京体育館でのライブというよりも“賭け”に乗ってみよう。
    それで、22日の昼公演に参戦しました。

    初めての乃木坂46のライブ。
    掛け声のタイミングも知らず、
    サイリウムの振り方も好みの色もわからないまま、
    ただ知っている歌はサビだけでも一緒に歌っていました。

    シテヤラレタ。
    ライブ終了後の感想です。
    12名のメンバーとステージを支えたスタッフに感謝します。

  3. Okabe様

    初日、参戦してきました。
    パフォーマンスに関しては、ネタばれになるのと、明日、明後日も参戦するので、別途コメントしたいと思いますが、本日感じたのは、乃木坂ファンって素敵だって事。
    ライブ開催条件的には良くないながら多くの参加者がいてくれて、
    ライブスタート時には客席が白く染まり(みり愛も泣いてましたね)、
    その後、サイリウムの色はバラバラでも、妙に一体感がある。
    メンバーが3年間積み重ねてきたのと同様に、ファンにも積み重ねてきたものがあるのでしょうか。
    これまでアンダーライブ全シリーズに参戦してきて、正直いってそろそろ卒業しようかと思っていましたが、やっぱり楽しいですね。本日のライブに関わってくれた全ての人に感謝、明日も頑張ります。

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