乃木坂46三期生のお披露目イベントとなる「お見立て会」が、2016年12月10日(土)に東京・日本武道館で行われた。
三期生として合格した12人の新メンバーが自己紹介、スポーツテスト、ミニライブ、そして握手会を行った。
三期生のメンバー一覧(乃木坂46公式サイト)
http://www.nogizaka46.com/third/member/
自己紹介では個性的なメンバーたちによる、初々しいアピールにファンは盛り上がった。ここでは、その中でも筆者が特に印象に残った2人のメンバーを紹介したい。
1人目は、合格発表時に3期生の暫定センターにも指名された大園桃子(鹿児島県出身・1999年生まれ)。緊張からか、震えつつ泣いての登場で、彼女に向かって会場から「がんばれー!」という温かい声援があがった。
その一方、きちんと自分の世界観をもった子のようで、他のメンバーが特技を披露する中、出身の鹿児島県ご当地CM〔鹿児島公務員専修学校のもので「将来何になるの?」と訊かれた女の子が「こーむいーん(公務員)」と答える〕のやりとりを会場のファンとするという、あまり他では見たことのない自己紹介を行って、そのギャップや不思議ぶりから多くの人を魅了した。
2人目は与田祐希(福岡県出身・2000年生まれ)。動物好きのエピソードのひとつとして、実家でヤギを飼っており、「メープル」または「ブンゾー」と呼んでいることを明かした。(与田が撮影してきた映像で実際にヤギが登場し呼びかけたが、食事に夢中でどちらの名前にも反応しなかった)
ファンから「俺もブンゾー」との声があがった時に、「え?本当と?」と聴き返し、天の声(早出明弘)から「ちがうと思いますよ」とつっこまれるという一幕もあって盛り上がった。
アイドル企画の定番といえるスポーツテストでは、マット運動で前転・後転・側転のセットと、走り高跳び、バスケットボールのドリブルシュートの3種目を実施した。
90cmの高さに挑戦した走り高跳びでは、失敗したメンバーへの罰ゲームとして、先輩メンバーの秋元真夏が必殺技とする「ずっきゅん」を一人ずつ披露することに。さっそくの洗礼にメンバーも照れまじりではあったが、本家と同様に大変可愛く、なごやかな雰囲気でスポーツテストは進んだ。
ミニライブは、自己紹介やスポーツテストの、初々しくぎこちない雰囲気とは打って変わり、彼女たちが「アイドル」という仕事のプロの第一歩に立ったことを印象づけるステージとなった。
乃木坂46の楽曲でもダンスの難易度が高いとされる「命は美しい」(センター:大園桃子)、また「裸足でSummer」(センター:与田祐希)、「ガールズルール」(センター:山下美月)の楽曲を、先輩たちと同様に一生懸命、歌い、踊り、会場を大いに盛り上げ、観客たちを圧巻するパファーマンスとなった。「ガールズルール」でセンターを務めた山下美月(東京都出身・1999年生まれ)には、さっそく「超絶かわいい!づっきー!」の声援がかかった。
今回の握手会は、入場時に配布された紙(+チケットの半券)を握手券として使用し、紙に書かれた番号のレーンに参加するシステムとなっており、イベント終盤に全12レーンの組み合わせ抽選が行われた。
筆者が握手することになった向井葉月(東京都出身・1999年生まれ)は事前に「神対応」を行うと宣言していたが、まさにその通りだった。両手を振りながら迎えてくれ、こちらの話にも「ありがとー!」と満面の笑顔で聴いてくれる彼女は、現代のアイドルの鏡と言って良いだろう。
彼女ら12人には「3人のプリンシパル」という重大イベントが次に控えている。先輩メンバーたちも挑んできた、日々出演メンバーが入れ替わりうる“キャスティング参加型演劇”だ。大変なことも多くあるだろう。
しかしながら「お見立て会」で見た彼女たちには、それを越えていけるだけの強さとしなやかさがあるように見えた。
引き続き応援していきたい。
(文・乃木坂の横のポスト)
「ガールズルール」のセンターを務めた山下美月にづっきーコールがあったのは意外でしたね。
2期生の時になぜお見立て会をやらなかったのか、疑問でしかない。
ただただ楽しいイベントでした。
.二期生ってお見立て会しなかったかな?プリンシパルの時紹介されただけか。
二期生の募集が早すぎたってことはあったかもしれないね。せめてアンダーライブみたいなアンダーメンバーも芸能活動に打ち込める環境を構築してやってからでもいいと思った。当時は一期生ですら選抜たってないのがたくさんいるのにもう二期生集めるのかって疑問も多かったからね。