乃木坂散歩道 第2回「あなたにとって握手会って何ですか?」

 2月16日はパシフィコ横浜での個別握手会でした。何度か握手会に参加させていただいて、思うところを、今日は書かせていただきます。

 「握手会って何?」。そんなことを自問自答して、出した答えは、「手の届かないはずの存在と、ほんのわずかな時間だけれども、同じ空間を共有できること」。その瞬間だけは、二人だけの世界にいられます。まあ、人為的ではありますが……。

 参加してみて、気が付いたこと。メンバーとの握手を終えたファンが戻る通路があるのですが、そこを通る人たちはみんな笑顔なんです。例外なく。それって凄いなって思ったんです。
 人を笑わせる事(声を出して笑うという意味です)は、まあ、出来なくはないです。でも、笑顔っていうのは意外と難しい。それをいとも簡単にやってしまう。ただ、握手するだけなのに。これが魅力という力なんですね。

 今日、会場でアナウンスがありました。「メンバーへの暴言」と「ICレコーダー」。詳細は不明ですが、参加した人の中に禁止された行為をした方がいたようです。握手会は笑顔になるためのものであってほしい、ファンもメンバーも。ほんの一瞬の出会いです、その一瞬を大事にしてほしい。

 例え話を少し。

 人は病気になって初めて、健康のありがたさを知り、死を意識して初めて、生の輝きを知ります。
 振り返ることが出来ない一瞬だからこそ、強く輝くと思います。もう二度と出会えない瞬間だからこそ貴重なわけです。そのときの会話をそのときのまま残しておくために、ICレコーダーを使う気持ちもわからなくはないです。でも、ICレコーダーは粋じゃない。ルールを守ることは決してネガティブなことだけじゃない気がします。

 私は乃木坂ファンとしても、アイドルのファンとしても新規です。なので、最初は握手会の敷居が高かったです。わからないことも多かったし、メンバーと何をしゃべればいいのかもわかりませんでした。最初は個別握手会に全国握手会の券を持っていくところでした(なんで個別は当日券って無いんでしょうね? あったっていいと思うんですが)。

 そんな風な人間ですが、あえて言わせていただきます。みんな握手会に行こう! 特に、握手会に行ったことのない皆さん、まずは1枚でいいです。自分の推しメンに会いに行ってください。画面に映る姿とは全然違いますよ。
 遠方で行けないという皆さん、遠征はどうしてもお金かかっちゃうと思いますが、握手会のために節約しませんか? 目的のある節約は、我慢になりません。むしろ、楽しいと思えると思います。そう思えることで、生活にハリが出てきますよ。生活の無駄を見つけるきっかけにもなるかもしれませんね。

 私自身はライトなファンの部類かもしれません。都内からは遠く、仕事もあり、簡単にはイベントには行けません。なので、メンバーのブログと乃木どこを中心としたファン活動です。
 握手券付きのCDを買おうと思ったのは、メンバーに会ってみたいというのも勿論ですが、いつも、テレビやブログで楽しませてくれてありがとう、という気持ちを何らかの形で表現したいという思いもありました。

 握手会に参加して、意外な効能もありました。さすがに推しメンに会うにあたって、自分の事を気にし始めたのです。自分自身に対して最低限の努力はしようと。
 以前はずいぶん怠惰な生活をしていましたが、今ではおかげさまで毎日充実です。体重も落ちましたし、いつも同じ服しか着ない人間が、身だしなみに気を付けるように変わりました。見られるということがもたらしてくれた利益です。
 握手していい思いができただけじゃない、プラスアルファがある。それが握手会のいいところだと思います。

 推しメンに会えた時、あなたは笑顔になります。
 推しメンと会おうと思った時、あなた自身も変わり始めます。
 もう一度会いにに行こうと思った時、生活に彩が加わります。
 もう一度会えた時、あなたにはやっぱり笑顔があふれます。

 あなたにとって握手会って何ですか?
 握手会、行ってみませんか?

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENTS

  1. 共感しました。私も乃木坂から突然のアイドルファン。乃木坂46が可愛くてしかたがなく、年甲斐もなく・・・。と自問自答でした。勇気を出して行った握手会で完全に虜に。言われたように出口通路で笑顔になるんですよね~。今でもアイドルファンの動きがよくわかっていませんが自分なりに楽しんで応援しています。握手会、私もお薦めしますよ♪

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