乃木坂散歩道 第49回「ガールズルール全国握手会・幕張レポ」

「あと1回なんだからやりきれよ!」 そんな声が聞こえてきた6thシングル「ガールズルール」全国握手会幕張会場の告知でした。『握手会のペアを当日ガチのくじ引きで決める』、6thシングル全握の目玉の一つだったのではないでしょうか。残念ながら、幕張会場で『どの組み合わせになるかな?』のワクワクは味わえませんでした。運営側の軸の無さに残念としか言えません。そのレーンに行くかどうかは別として、予定調和では味わえない、新しい風だと思ったのですが……。

 ただ、必ずしもマイナスだけではないので、ペア抽選の中止の説明がない告知にも、さほどクレームもつかない(?)のかなと思います。全国握手会のペアはもともとメンバーの人気に応じて列がバランス良くなるように事前に振り分けられているので、メンバーの精神的、肉体的負担は平均化されます。また、ファンにとっても推しメンとペアのメンバーになんて声をかけようかという予習が出来ます。
 そして、なんといっても、今回はくじ引きが無い代わりに、2期生のパフォーマンス御披露目がありました。これでペアくじ引きが無くなったことはチャラでしょうか。

 さて、今回のレポで一番力を入れて取材をしたのは「朝の整列」です。ネットの情報として、熾烈らしいことは分かっています。実際の様子をこの目で見て確認してきました。
 朝の5時50分、幕張メッセの入り口付近には目算ですが300~400人のファンがいたと思います。そのほとんどが最前列を狙う人たちです。(注:必ずしも早く行けばAエリアの券と交換できるわけではありません、シビアーな抽選があります。) 運営のスタッフと思わしき人が現れると、そのスタッフをめがけてのダッシュが始まります。間違って全然関係ないところに整列が始まったり、右往左往です。とにかく朝から猛烈なダッシュが繰り返されていました(表題写真を参照ください)。
 無事に大きなトラブルもなく整列は完了したのですが、この段階での人数は400人程度かと思われます。

 今回のシングルから朝の整列の時間が6時となりました。都内からであれば始発に乗れば間に合う時間ですが、地方の人間は前のりでもしない限り間に合いません。それほど異様に早い時間です。何故こんなに早いのか? 理由は一つに集約されます。それは『ファンの安全』のためです。
 朝の6時に間に合うには、前泊、車、都内からの始発電車と限定されたもので、かなりの準備が無いと間に合いません。その為、集まる人数の抑制になります。早朝とはいえ、階段を駆け上がる、駆け降りる多くのファンの姿を見ていると、確かに危ないなとは思いました。
 6時になるとすぐ幕張メッセを開場していただき、施設内で待機することが出来ました。熱中症対策だろうと思われます。この暑い時期に、早朝とはいえ屋外での待機は辛いかなと思っていたので、これは助かりました。
 会場内に入る時、出る時に階段があるのですが、そこでの運営の誘導も、安全を考慮して徹底したものになっている気がしました。
 普段どうしても批判的な目で見てしまう運営陣の仕事ですが、『ファンの安全』に関しては、随分と考慮してもらっているんだなと、今回実感しました。

 6時から並んで、9時半にライブ会場内に誘導されます。ここで、エリアの抽選があるわけですが、今回ここも結構ガチだなって思いました。確かに早ければAエリアの券が多い印象はあるものの、容赦なく会場後方のCエリアも割り振られます。大体の印象なんですが、朝6時の400人はA180、B150、C70位の割り振りじゃないかと思います。朝一じゃなくてもA、Bには入れます。これも朝のパニック対策ですね。

 ライブの模様は、運営ブログに敵いませんので、ファン目線で簡単に。
 1曲目「ガールズルール」:生歌じゃないなーってことだけ確認しました。
 2曲目「扇風機」:ファンからの「あ~!」の掛け声(?)が斬新な曲です。(体調不良で欠席した宮澤成良さんのアンダーで、井上小百合さんが入りました。)
 3曲目「他の星から」:ダンスはマイケル・ジャクソンのスリラーを思わせる部分があります。あと、ちょっと古いのですが2011年12月23日中田花奈さんのブログ「承知したカナ?」の写真の様な振りもありました。 
 4曲目「走れ!Bicycle」:2期生の初パフォーマンスです。この曲は去年の7月7日にここ幕張メッセで初お披露目されたんですね。約1年後、2期生の初お披露目も幕張で「走れ!Bicycle」でした。ポジションは「背の順」とのことですが、一応フロントメンバーだけ(すいません)暗記してきました。向かって左から寺田蘭世さん(生田ポジ)、伊藤かりんさん(生駒ポジ)、渡辺みり愛さん(星野ポジ)、北野日奈子さん(桜井ポジ)でした。
 5曲目「会いたかったかもしれない」(2期生):多分、口パクなのですが、声は事前にレコーディングされた2期生の歌声が使われているのかなと。
 6曲目「コウモリよ」:この曲は間奏の振り付けが面白くて、そこがライブでは盛り上がりそうです。Zeppライブには推しメンタオル必須です。タオルは片一方に結び目を付けて、頭上で回しやすくしておきましょう。
 7曲目「世界で一番 孤独なLover」:この曲まで2期生の挨拶以外、ほとんどMCなしで一気に進んできた感じです。本当にライブ!って感じです。
 8曲目「人間という楽器」:簡単な振りで、ファンと一緒に踊るというコンセプトのようです。ただ「乃木坂の詩」の様な練習があるわけではなく、「何となくついてきてください」だそうです(笑)。公式サイトの動画ページにレクチャー動画が公開されるといいですね。

  ライブの後は8月合同生誕祭、メンバーのコメントを簡単にまとめます。中田花奈さん(8月6日で19歳)「ぺろぺろ」、齋藤飛鳥さん(8月10日で15歳)「今年の抱負は健康管理、脱中二病」、柏幸奈さん(8月12日で19歳、本日は学業の為欠席)、白石麻衣さん(8月20日で21歳)「おいひー(京都全握で斉藤優里さんへの誕生日サプライズで、白石さんが斉藤さんにイチゴをいっぱい食べさせたということで、そのお礼(?)に今日は斉藤さんから苺10個を口の中にプレゼントされての一言)」、秋元真夏さん(8月20日で20歳)「幕張は4thシングルでの復帰の挨拶の場。ハートをズキュン。『乃木坂の釣り師(生駒さんのコメント)』」、松村沙友理さん(8月27日で21歳)「今年の抱負は自分探し。りんご姫の13歳というのは乃木坂最年少を意識していた。2期生が入り、その辺をどうするか考え中」。
 ハッピーバースデーを全員で歌い、記念撮影をして終了となりました。

 最後に、来場者数について。全握は3回目の参加ですが、来場者は間違いなく増えています。ライブは配布していた参加チケットがすべてなくなったそうです。握手会も、待ち時間が以前と比べてだいぶ長くなりました。確実に裾野が広がっていると実感しました。
 次回参加するときは頑張ってライブ最前列狙ってみようと考えています。その為には、運。まずはくじ運を上げないといけませんが……。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENTS

  1. 前から100人目くらいなのに、(Bブロックならまだしも)Cブロックっていうのはやめて欲しいですね・・・

  2. >2つ上の方
    「泊まり込み禁止」というのは6時前から会場周辺に居ることが禁止という意味であって、会場近くにあるホテルに泊まる分は問題ないかと思います。

  3. 運営、会場スタッフの思惑が、ファンに届いていないのは惜しまれるね!
    48も長い期間かけて、万全の体制つくりをしてきたからね!
    48も乃木坂も採用している鑑賞エリアの抽選システムは
    会場の近くに在住の、あるいは、最前列狙いのファンが
    会場に早く行っても、行けても、公平性の観点から
    ステージの近くに行けるとは限らないって事を、ファンに理解させるものだね!

  4. 毎回のおとりはやめて欲しいです。
    泊まり込み禁止で6時は物理的に無理です。
    某グループみたいにきちんとして欲しいです
    正直者がバカを見るって展開毎回ですし
    お願いします運営さん!!

  5. 次々にシングルを出す事によって新規のファンが増えていることを実感している。今回もライブはAブロックでした。確実にAブロックをとるなら8:00〜9:30かと思います。Aでも若干キツかったし、完全に戦場ですね。

    多少の空腹や立ちっぱなしの状態が続くけど好きなメンバーに会ったら疲れが吹き飛びますね。不思議とwww

    運営側も誘導やマナーについても試行錯誤しているのもわかる。関東は幕張と横浜又は東京でやってほしいです。

  6. レポありがとうございます。自分も行きましたが、8時半ぐらいに海浜幕張到着だったのにAブロックだったので、ちゃんと抽選してるんだなって思いました。握手会の入場までに時間がかかるのと、一度握手した後、いったん外に出て、また長い列に並ばないといけないのに、疲れました。その後、一度出なくても中でループできるようになりましたが。ファンが増えてきたので、関東では全国握手会を複数回やって欲しいですね。

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