この記事は「16人のプリンシパルtrois」6月1日昼の部、第4回目の公演を取り上げます。
何も知らない初見の方が間違いなく思いっきり笑えると思い、極力ネタバレを少なくした形での記事としたので、レポではなくメモとしています。
初日から3回目までの記事は以下を御参照ください。
乃木坂散歩道・第119回「16人のプリンシパルtrois初日メモ」
乃木坂散歩道・第120回「16人のプリンシパルtrois 2公演目メモ」
乃木坂散歩道・第121回「16人のプリンシパルtrois 3公演目メモ」
今回のプリンシパルは楽天koboとコラボした公演になっています。第2部終演後、ミニライブまでの短い時間ですが、その楽天koboでおまけを観ることが出来ます。メンバー1人ひとりの稽古中の写真と動画がランダムに送られてきます。動画は再生しないで飛ばすことも出来るのですが、それでも、1回の公演ではその全てを観るのは難しいかもしれません。
その中で、是非、見ていただきたい動画を一つ紹介します。そのメンバーは松村沙友理さんです。おまけの動画に音声はないのですが、口パクと表情で何かを伝えようとしてくれています。とっても素敵なので、是非、御覧になってください。
プリンシパルの1幕では俳優の佐藤二朗さんが、乃木坂46に関係のある、とある大物に扮して映像出演しています。一見、何気ないナビゲーション映像ですが、僕はこの映像が今回のオーディションのテーマである『コント』のお手本ではないかと感じています。
お笑いの一つの手法である『パロディー』、今回のプリンシパルではそのパロディーが至る所にちりばめられています。佐藤さんの映像は、そのパロディーを極めてみろというメンバーへのメッセージでもあるのかと思っています。
独断で決める本日のMost Valuable Principal。10役に選ばれた中で考えると、今回はキャサリン役の桜井玲香さんか、エステル役の白石麻衣さんで迷うところです。
1幕のコントで、桜井さんは「取り調べ」に平安貴族というとんでもないキャラをタイムスリップさせてきました。台本にはない、桜井さんのアドリブです。白石さんはメンバーから悲鳴が上がるほどの変なオジサン的キャラだったのですが、このキャラをちゃんと2幕でも使ってきたところに驚嘆させられました。普段は『綺麗なお姉さん』の白石さんが演じる『キモイおっさん』、白石さんの2幕にかける気合が伝わりました。
2幕の演技も併せて考えて、今回は白石さんをMVPとします。
残念ながら16人に入れなかったけれども、印象的だったアンダーメンバーを選ぶMost Impressive Undermember。今回は樋口日奈さん。やはり、舞台を経験したことが大きな自信となっているように見えます。あのひなちまが積極的に仕掛けてきています。アピールタイムでの彼女の自己紹介「真面目に見えて本当に真面目。日奈のもとに票をお入れやんす、ひなちまってる」。
今回はコントの配役に恵まれませんでした。5人組のコントだったため、アピールの場が少なすぎたのです。
4公演目で一番見応えのあったオーディションを決めるコーナーです。ベル役のオーディション(樋口、深川、矢田、中元、衛藤)も良かったのですが、今回はキャサリン役のオーディション(中田花奈、桜井玲香、能條愛未、新内眞衣)をベストバウトとしたいと思います。
「MVP」でも紹介したように、桜井さんが平安貴族というとんでもないキャラを登場させました。床に正座し、鼓(つつみ)に見立てた丸椅子をを叩きながらの「わらわは~」には度肝を抜かれました。そんな強烈キャラが出てしまうと、他のメンバーが普通に演じることしか出来なくなったり、そのキャラに引っ張られたりすることが多いのですが、新内さんは違いました。平安貴族の桜井さんに優しく、「おばーちゃん」。この台詞で、新内さんがかなりの流れをつかみました。
1公演目では白石さん相手に惨敗を喫した“田舎者”が、3公演目から化けています。これは1公演目のコント前に言っていたように、最初は「あえて普通に」演じていただけでふり幅として隠しもっていたのかもしれません。新内さんはコントの配役を決めるときにも、1期生に気後れしないで自分の希望を通すしたたかさを持っています。
自分から仕掛けていく桜井さんのような戦法もあれば、新内さんの様に相手に合わせつつ、受身のように見えて、カウンターパンチを放つ戦法もあるんですね。パロディーの奥深さを教えてもらった、この戦いを今回のベストバウトとします。
キャサリン役は桜井さん、アンサンブル6に新内さんが選ばれました。
投票結果の集計中に流れる舞台裏からの生中継。今回も橋本奈々未さんがゲストとして登場しました。今回から新しいコーナーが始まりまして、その名も「まだブログに載せてない、今野祭りの質問返し」(今野祭りの詳細は橋本さん公式ブログ「(´_ゝ`) 質問に答えたい」を参照ください)。
今回取り上げた質問は、PN.今野さんからの質問で、「聖母の愛を一身に集めるななみん。聖母に愛されるコツは何ですか?」の質問に、「あたしだからカナ?」の答えでした。
初日の宣言通り、客席後方でプリンシパルを観覧する橋本さんの姿が今日も確認出来ました。
♯5に続く
この回の1幕の注目はやはりまいやん様。
みおな&ひなこを、まさに手玉に取った怪演でした。
桜井さんは、すっかり三振かホームランかです。
2幕は若様は安定の演技だったけど
猿・雉・犬がイマイチでちょっとかわいそうだった。
なにげに侍女①がヤバいんですが、この回は特に。。
このあたりから、ロザリオ役が(ロザリオ部分でなく)
妙に美味しいことがわかりはじめるとともに、
それを生駒にされては後半の芝居がぶっ潰される予感がし
阻止する投票行動をしようと決意しました。
今のところ5回の公演全部ご覧になってますが
もしかして全公演観劇されるのですか?