大盛況の内に幕を閉じた、『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE』。その概要は、今までに発表された楽曲を各シングルごとに分け、1stから7thまで時系列に沿って披露するというものだ。今回は特に印象に残った6thシングル『ガールズルール』のブロックに焦点を絞ってレポートしたい。
6thシングルのブロックは『ガールズルール』で初のセンターを務めた白石麻衣の口上からスタートした。アップテンポで爽快なナンバーにファンも大きな声援で応えた。その後MCをはさんで『他の星から』、『扇風機』で緩急をつけた後に『コウモリよ』、『世界で一番孤独なLover』と続く。畳み掛けるような激しい展開に終始翻弄されるかのように、会場は大いに盛り上がった。
ミドルテンポのナンバーである『扇風機』もこの位置に置かれたことで良いアクセントとなって、その存在感を増した。この『扇風機』の使い方も含め、1stから7thまでの全ブロックの中で最も優れた構成だったように思える。
独特の世界観を放つ『他の星から』のMVはファンの間でも高い評価を受けていることだと思うが、可愛らしさの中に知性が織り込まれたライブ衣装や振り付けの不思議なシンクロ感といった見所は、未だライブのみでしか味わえていない。今回のライブの映像化も待ち遠しいが、将来的にMV集が発売されるとしたら、この曲でも『君の名は希望』のようなDANCE&LIPバージョンが見てみたいと思わされてしまう。
結成、デビューから経験を積み重ねてきた乃木坂46だが、楽曲やMVでは常に「可愛い」以外の方向性も模索してきたように思う。6thシングル『ガールズルール』において、それは「かっこいい」であり、『コウモリよ』、『世界で一番 孤独なLover』の二曲が担っている。
代々木第一体育館での「真夏の全国ツアー2013 FINAL!」以降、『世界で一番 孤独なLover』のイントロ部分にアレンジを施した演出がなされている。照明と音に合わせてメンバーが激しく踊る姿はすでに乃木坂46ライブにおいて「鉄板」となりつつある。更に、今回のライブでは『制服のマネキン』でも同様にイントロをアレンジした演出がなされていた。
いつもの可愛らしい乃木坂46とは異なる一面を引き出す。そのための演出に今後も目が離せない。(『コウモリよ』に関しては過去に書いた乃木坂46のアウェー戦における切り札『コウモリよ』を参照して頂きたい。)
6thシングル『ガールズルール』はセンターの交代やフロント陣の刷新、表題曲の曲調が大きく変わったことなど、変更点が多かった。とりわけ古くからのファンにとっては意見が分かれるところだと思う。この変化が意味するところは現状では推し量ることしか出来ないし、それも今回の大組閣の件でさらに見えにくいものになってしまった。
しかし、乃木坂46が上記のような「かっこいい」という新しい方向性に一歩踏み出せたという点で大きな意味を持っているし、また、上では詳しく述べなかった『扇風機』や『人間という楽器』もメンバーと共に叫んだり、踊ったりすることで一体感を味わうことができる楽曲となっている。「盛り上がって楽しむ」という観点からすると、6thシングルの登場によって乃木坂46のライブはより一層楽しいものになったのではないか。
来年3rdをやるならLIVEは止めてfestivalにすべきですね。
ガールズルールは自分の好みに合わなかったけれど、カップリングは色んなジャンルの曲になっていて乃木坂の中でも一番と言ってもいいくらいに面白い内容だと思います。
dance&lipバージョンで見たい曲あるからアルバム収録してくれないかな
楽しみにしてる
他の星からのdance&lipバージョンは普通に観たいね。
「ガールズルール」は乃木坂46の最高傑作として歴史に残るのでは、乃木坂46としての最後のシングル「気づいたら片思い」が「ガールズルール」を超えてくれることを願うが。1~4枚目までの低迷期に5枚目で光が見え、そして6枚目。さあ、ここから乃木坂46の上り坂が本格的に始まると思ったんだが。
乃木坂46は8枚で歴史を終え、乃木坂48へと。
まぁ...今は応援し続けることが大事だと思うんです。
ライバル色に染まってしまったら終わりですけどね
彼女たち次第、そして僕たちファン次第だと思います。絶対に負けません。