今回は5月31日に大阪・梅田芸術劇場で行われた、乃木坂46「16人のプリンシパル deux」の公演レポートになります。長くなっておりますので、ゆっくりお読みください。
秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤寧々、井上小百合、衛藤美彩、川後陽菜、川村真洋、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、中元日芽香、永島聖羅、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、畠中清羅、深川麻衣、松村沙友理、大和里奈、若月佑美、和田まあや、以上26人。
公演が始まる前に立候補部屋から、定点カメラの録画映像が流れました。メンバーが投票箱に投票用紙を入れる映像でした。立候補は、13時公演の場合は11時15分、17時公演の場合は15時15分、18時公演の場合は16時15分までと、時間が制限されていて、今回の映像はその間に収録された映像。メンバーも撮られている事を知っている様子で、投票用紙の内容をチラっとカメラに向けるメンバーも。その空間は意外にも和気あいあいとした雰囲気でした。
まずは、舞台の陰のアナウンサー、ローズ・S・パープル先生から「16人のプリンシパル deux」公演の紹介があります。ここで読み上げられた文章は東京公演と同じ内容の物。女優に必要なのは、「ストーリーでもなく、謎解きでもなく、迸るパッション、変幻自在のテンション、誰にも負けない個性、強い気持ち、おおきな声」だそうです。
そして、プリンシパル公演の進行役であり演出助手を務める、魔女の様な出で立ちの女、ムーンシャドウ先生の紹介がありました。今回の公演のテーマは「劇的な演劇」だそうです。そしてメンバーが登場し、第一幕のオーディションがスタート。ムーンシャドウ先生の指示で名札をつけ、メンバーはオーディションに向けウォーミングアップを始めます。このウォーミングアップではムーンシャドウ先生がメンバーへちょっかいを出します。このちょっかいがファンにとっては注目すべきポイントとなっています。今回もその内容を紹介したいと思います。
ウォーミングアップで腹筋をしている畠中清羅に対し「畠中、すげー早いな。焼き肉食べたか。」と言うと、そのまま歩き回り、腹筋が出来ていない和田まあやを見つけ、「和田、あんた東京でさぼったわね!」とちょっかい。続いて生田絵梨花を見つけると、「生田、エアーピアノ弾いて!」と、いきなりの無茶ぶりに生田は、腹筋している相手の足を鍵盤代わりにして、エアーピアノを披露。会場から笑いと拍手が起きました。そして、くじの結果、アピール運動タイムで白石麻衣がセンターを務める事になり、「白石、あんたまたセンターなのね、運がいいわね」とちょっかいを出し、「人はなぜ走るのか?」を全員で披露。最後に一列で整列して観客に挨拶をするときに、メンバーの陰に隠れてしまっている齋藤飛鳥を見つけると、「あんた顔小さいんだから前に出なさい」と背中を軽く押し、会場からは笑いが起きました。
野木緋咲子:西野
野木芙咲子:白石、秋元
野木美咲子:川村、寧々、井上
いつみ:衛藤、川後、橋本
今和洋子:松村、畠中、大和、永島
北嶋文目:中田、若月、生田、中元
栄:桜井、飛鳥
今和誠一:深川、高山
明田川太郎:能條、ちはる
沢村小坊主:優里、生駒、和田
西野が緋咲子役を不戦勝で勝ち取り、乃木坂46メンバー初となる、主要10役を達成しました。
○野木緋咲子
西野「後悔のないように頑張ります」
○野木芙咲子
白石「私の芙咲子が見てみたい!と思われるように頑張ります」
秋元「誰よりも芙咲子さんらしく演じたいです」
○野木美咲子
川村「甘えつつ荒れくるった役をやりたいです。地元なのでやる気が凄いあります」
寧々「実際も3兄弟なので頑張りたいです」
井上「大阪すっきゃねん(声が裏返り、会場から笑い)」
○いつみ
衛藤「いつみ役は東京でも挑戦しましたがダメでした。大阪では選ばれたいです」
川後「いつみは初挑戦です。一生懸命やります」
橋本「いつみ役は立候補してもあまり受からないので、頑張ります」
○今和洋子
松村「地元なので緊張してますが頑張ります」
畠中「大阪初日、頑張ります」
大和「この役がやりたくて、茶色かった髪を黒くしました」
永島「洋子初挑戦ですが、自分なりに頑張ります」
○北嶋文目
中田「今回のライブチケットいくらでしたっけ?(会場から手数料込みで7500円と回答) やっぱりアイドルを応援する為にはお金必要だと思うんです。チケット代とか手数料とか代引き料とか、私も少しでもお金があれば、握手会に参加したいって考えちゃって、私は凄いお金に執着があるので、お金に執着のあるこの役はぴったりだと思います」
若月「大阪公演を北嶋で始まりたいです」
生田「表現できるように頑張ります」
中元「おちゃめに演じたいです」
○栄
桜井「東京公演でずっと挑戦したけど、1度も勝ち取れませんでした」
飛鳥「ずっとやりたいと思っていた役だったので挑戦しました」
○今和誠一
深川「男性役初めてです、身も心も男性役になりたいです」
高山「東京公演の2倍ハンサムな誠一を演じたいです(東京公演以上に登場しただけで大きな笑い)」
○明田川太郎
能條「今日はリベンジしにきました」
ちはる「今回は男役に似合うように、髪をバッサリ切ってこの役に挑みました」
○沢村小坊主
優里「初日を沢村小坊主役で迎えたいです」
生駒「自分の中の少年らしさを出しきりたいです」
和田「頑張ります」
井上の裏声、中田のファンとの会話、高山の自己紹介が目立っていました。東京公演と同じく、高山が出てくると、笑いがおこるという現象が起きました。
○野木緋咲子
共通課題:気丈にたくましく演じる。ある出来事に立ち向かうが、屈してしまう、最後に明日も生きていくという台詞を入れる。
西野:バレーボール部所属で、鬼コーチにしごかれまくる設定。鬼コーチに高山、永島、能條。3人で西野を囲み、エアーでバレーボールを西野にぶつける。辛そうな西野。舞台に倒れ込み、「明日も生きていくんです」と台詞を使い終了。
○野木芙咲子
ここは課題の前に行われた演技にも注目で、栄役がアドリブで芙咲子役の悪口を言うシーンがあるのですが、芙咲子役の白石に向かって、栄役の桜井玲香が「あんたは肌が白すぎて、観客から見えないのよ!」と悪口。演技が終わると白石は笑いながら泣きそうなそぶりを見せ、会場から拍手。次に芙咲子役の秋元に向かって栄役の飛鳥が「あんた歳の割に色気無いのよ!」と悪口を言うと、泣きそうになる秋元に対し、拍手が送られました。
共通課題:芙咲子は美しいメロディーを奏でられる人物で、メロディーを奏でると動物がよってくる。これからよってくる動物を30秒以内で全員を大合唱させなさい。という課題。
白石:飴ちゃんを持った大阪のおばちゃんが寄ってくるという課題。おばちゃん役を前列に座っていたメンバー全員。大阪出身だけあって、川村が率先して大阪のおばちゃんをやっていました。メロディーを奏で、暴走気味のおばちゃんを徐々にに引きつけ最後に全員で合唱し終了。
秋元:言うことを聞かない象が寄ってくるという課題。象を後列に座っているメンバーが担当。生駒が暴れていました。言う事を聞かない生駒象も、最後はしっかりと合唱させて終了。
○野木美咲子
共通課題:何かが思い通りにいかない、「いー」「ダメだー」「沢村ー」を使って表現。
川村:美咲子は沢村に告白しようとしているが上手く行かないという課題。相手役に斉藤優里。告白して一度は両思いになったが、気まぐれに「はぁ?」などという言葉を使いスピード破局。
寧々:二人ともつき合っているが上手くいかないという課題。相手役に生駒里奈。2人の関係が上手く行っていない理由は、生駒の背が低いから。という設定にし、その後生駒が「美咲子もだいぶ背低いよ?」的なことを言い、コレを何回か繰り返し笑いをとった。
井上:そろそろ潮時の二人。髪型を変えた事を伝えるも、相手に上手く伝わらないという課題。和田が少し課題を勘違いしていまい、勘違いした和田に対し井上が「こりゃだめだー」と課題の言葉を使い笑いを取った。
○いつみ
共通課題:欲しがっている物がなかなか手に入らずにイラつく演技をする。最後に指定された場所へ行き一言。
衛藤:牛乳が欲しいのに、豆乳しか出てこないカフェ。最後に牛が居る架空の牧場へ行き一言。相手役に中田。牛乳アレルギーという設定にし笑いを取った。衛藤が牧場に向かって走り出すと、中田が「そっちは牧場じゃないわ」と気の利いたコメント。牧場まではたどり着いたが、一言が言えずにタイムアップ。
川後:パンが食べたいのに、お米しか出てこない。最終的に厨房へ行って一言。相手役に若月。お米しか出てこないので、スタッフ役の若月に声をかけ、「店長、出しなさいよ」と言うが、まさかの若月が店長という設定で、これじゃ話にならないので厨房へ文句を行こうとするも、ここでタイムアップ。
橋本:スカートが履きたいのにズボンしか出てこない店。相手役に生田。最後に仕立て屋工場へ行き一言。橋本の「スカートはどこよ」に対し、「ここはそういうお店なので」と生田。橋本「スカート出しなさいよ」に対し、「ちょっとそれは無理ですね」と生田が言い、笑いをとった。最後に橋本が「仕立て屋工場」というワードを忘れてしまったが、生田に「仕立て屋工場」と教えて貰い、笑いが起きました。
○今和洋子
共通課題:ほぼ無関係なのに何かに巻き込まれる。最後に「さようなら」と言い、去っていく。
松村:無関係なのに結婚式のブーケを取ってしまうという役。メンバー全員が参加。メンバーが結婚式会場を作り、ブーケを取ってしまう松村、最後に「さようなら」と言って終了。
畠中:まったく知らない人のお葬式に来てお焼香をする。お焼香が何か分からなくてメンバーに訊いていました。白石を死体という設定にし、会場から拍手が起こりました。
大和:知らない学校の卒業式に参加し、代表して賞状を受け取る。メンバーが泣きながら「旅立ちの日に」を歌い、笑いと拍手が起こりました。優里が校長先生役をやり、賞状を授与し、生駒が「この人、誰?」と言い、気付かれた大和は「さようなら」と去っていった。
永島:人気アイドルのライブでサイリウムを渡されるというシーン。永島は中田を呼んでヲタ芸を打ってもらい、課題通り「さようなら」と言い10秒余らせ終了。
○北嶋文目
共通課題:いつみをイジメている。途中鐘が鳴ると、洋子がいつみを連れ去ってしまい、最後に「どこいくのー」と一言。
中田:化粧をしているいつみをイジメるという課題。いつみ役に衛藤、洋子役に松村。いつみに対し「ケバ」「アイドルは黒髪でしょ」と意地悪な言葉を浴びせかけ、鐘が鳴り、洋子役の松村が間違えて、中田を連れ去ろうとしてしまい、ひと笑い起きました。
若月:いつみ役を川後、洋子役を畠中。気持ち良さそうに海を眺めているいつみをいじめる。いつみは日焼けを気にしていて、自分が太陽になりきり「太陽(光線)!」と紫外線を浴びせる攻撃をして、飛び抜けた意地悪をしました。
生田:いつみ役を橋本、洋子役を大和。お寿司を食べているいつみを馬鹿にする。「あんたカッパ巻き食べてるでしょ」とカッパ巻きを馬鹿にして笑いを取りました。橋本も気の利いた言葉を返し、大和が「激おこプンプン丸」と言って橋本を連れ去り終了。
中元:いつみ役を西野、洋子役を永島。ヨガをやっているいつみをイジメる。いつみ役西野との言葉の掛け合いに若干負けてしまっていました。
○栄
共通課題:家政婦をしながら女優業を続けて来たが、ようやく10年間夢見た舞台に立つ事ができる。20秒間で10年分の思いを語り、ついに舞台の本番が始まる。本番では大事な所で台詞を噛んでしまう。そして死亡する。という長い課題。栄に関しては二人とも同じ課題。台詞は本番で使う台詞。
桜井:「私はいつも大事な所で(台詞を)噛んでしまうのよね。でも大丈夫、10年間やってきたのだから」と言い、台詞の「女優」という部分で「ジュニュウ」と噛んで終了。
飛鳥:「緊張する。こういう時は神頼みよ、神様?」と言い、能條を連れてきて神様役をやってもらう。能條から「はぁぁああぁあ~」とパワーを注入してもらい、「チェーホフのように」という台詞を「チェホンマンのように」と噛んで終了。
○今和誠一
共通課題:明田川、誠一、沢村と女3人で合コンをしている。前半はコンパを盛り上げるも、後半で自分の事ばかり語ってしまうという課題。
深川:前半は女性役を過剰に褒め、笑いを取った。
高山:自己紹介で、「俺、誠一。こいつは明田川、あけちゃんって呼んで」などと言い、観客は常に笑っている状態でした。
○明田川太郎
共通課題:辛気臭い話をしている二人がいる。その二人の間に入ってカッコいい一発芸をやり、楽しませるという課題。
能條:別れ話をしている二人の間に割って入り、本番で使うカッコいいステップを披露して終了
ちはる:100万円を落とした二人の夫婦の間に割って入り、「斎藤家の唄」を唄い終了。
○沢村小坊主
共通課題:明田川が食べようとしている美味しい物を横取りしまくる。落ちは無くて良いので、とにかくがむしゃらに横取りする、という課題。
優里:明田川役に井上。回転寿司に来ている。井上が食べようとしているウニやマグロを「あーん」と食べさせてあげようとするフリをして横取り。その後もネタを横取りして終了。
生駒:明田川役にちはる。焼肉に来ている。「いいですか、焼き肉は勝負なんですよ!」と言いながら気をそらしている隙に焼き肉を横取り。ちはるが焼き肉を食べようとすると、「それ焼けてない」と発言し、がむしゃらに肉を食べまくっていました。
和田:明田川役を中元。高級中華に来ている。ターンテーブルが何か分からない様子。中華料理だが、あ「チヂミ」などと韓国料理名を連発して笑いをとりました。
今回はメンバーとの協力が目立ちました。相談しながら、メンバーの課題を良い物にしよう、という姿勢が伝わってきました。生田の安定感は良い意味で異常、東京公演からさらに落ち着いた、良い演技が出来るようになっていました。飛鳥は、能條を連れてきたり、「チェホンマン」という単語を使ったり、アイデアが光っていました。橋本は風格が漂っていました。安心して見ていられます。大和は、一つ一つの台詞から役の理解度が高さが伝わります。ステージの盛り上がりと合わせ、私の中で一番印象に残っているメンバーでした。
1幕と2幕の間に、ある映像が流れました。これは公演毎に変わるようですが、今回は深川麻衣がカメラに向かって公演について語っている映像でした。
深川「先生が言った事が本当にできてたかな?って、舞台が終わった後に反省してます。後からこう言えば良かった、こうすれば良かった、ってのが出てきて、それを本番で出せるようにしたい。」
その映像が終わると、次は「君の名は希望 ピアノver.」が流れ、映像と共に文字が映しだされます。私が見た5月9日の東京公演の文字とは少し内容が変わっていました。今回もメモしきれた限りでお伝えします。
28人のプリンシパル
彼女達はよく泣いていた
嬉しい時も、辛いときも、舞台でも、稽古場でも、慰め合った
彼女達はよく泣いていた
彼女達はよく笑う
競い合っているから泣いたり笑ったりできる
共有できる仲間がいるから
彼女達の名前は乃木坂46
2行目には桜井が泣いている映像。3行目では東京公演の映像や、練習風景の映像。慰め合ったの部分では、深川を若月が抱きしめる映像。5行目では生駒が舞台用の扇風機の強風に煽られはしゃぐ映像。6行目では白石と松村が舞台袖でははしゃぐ映像。7行目では全体的にメンバーを映した映像。このような内容が同時に上映されました。
映像が終わると、東京公演と同じく、舞台裏のメンバーと中継が繋がりました。この中継メンバーも公演毎に変わるようですが、今回は川村、西野、松村の大阪出身メンバーと中継が繋がりました。
川村「さっきの映像みてもらったみたいやけど、私たちは毎日朝から晩まで稽古して、ぶっちゃけ苦しいときとか、逃げ出したくなるときとかもありました。他の仕事の時もずっと大阪公演の事を考えてしまって不安でした。今回がもしもダメでも、残り4公演全力で頑張ります」
西野「大阪初日です。私は東京公演で9役の役をやらせてもらいました。そして今回は10役目の緋沙子に立候補しました。緋沙子は練習でも自分に一番合ってない役だと思っとって、練習でも苦労して、今日に備えてきました。結果がどうであれ、残り4回も全力で頑張たいです。」
松村「どうもー!ついに大阪に来たって感じです。地元やからか、久しぶりだか分からないですが、いつも以上に緊張しています。いつもは皆のオーディションみても楽しむ余裕があったのですが、今日は足ガタガタでした。後4回ありますが皆で力を合わせて頑張ります」
川村「大阪3人組です」
松村「大阪って緊張せーへん?」
西野・川村「する」
西野「東京よりも目が厳しそう」
松村「あー!分かる!」
西野「なんか大阪やろ、頑張りや、みたいな」
松村「ちょっと分かる」
川村「だから始まる前にめっちゃドキドキしてた」
松村「さっき一発芸とかあったやん」
西野「大阪やから東京よりも、面白いことしなきゃアカンみたいな」
松村「そー」
西野「まぁウチらは芸人ちゃうから、そんなクオリティー高くなくてもな」
松村「そうそう、頑張る事が大切」
緋咲子:西野
芙咲子:白石
美咲子:川村
いつみ:橋本
洋子:松村
北嶋:生田
栄:飛鳥
誠一:高山
明田川:能條
沢村:生駒
女中:井上、桜井、ちはる、衛藤、大和、秋元
所々でセクシーな効果音や、絵画が喋るなど、東京公演と比べると効果音が変更されていました。
2つのスクリーンが降りてきて、役名と顔を映し出す演出や、セット、衣装は東京公演と一緒でした。
死体のいつみを女中が外へ運び出すシーンで、女中メンバーが「むっちゃ重いねん」「なんでやねん」と無理矢理関西弁を使い会場を盛り上げました。衛藤が「よっしゃ、今日は美彩姉さんが奢ったる」とナイスなアドリブで会場を沸かせました。
洋子役はソロで「海流の島よ」の冒頭部分を歌うシーンが見所の一つとなっていて、今回は松村が唄うという事で、「松村のソロは大丈夫か?」など心配する意見もあったようですが、上手い下手は別として、音程は取れていました。ただ緊張のせいか、声が若干震えていました。
唄うシーンといえば、他にも芙咲子と誠一の二人で「君の名は希望」を唄うシーンがありますが、今回はたまたま、「渋谷ブルース」でユニットを組む白石と高山のペアで唄う事になり、後の高山のソロの場面で、「秋元康さん、『渋谷ブルース』に続いて、『梅田ブルース』もお願いします。」と総合プロデューサーの秋元さんへアピールする場面もありました。
二幕が終わると、メンバーがライブの準備に入ります。その空き時間で、大阪公演初日は乃木坂46の2期生、伊藤かりん(20歳)と新内眞衣(21歳)と西川七海(19歳)の2期生アダルトメンバーが登場、桜井玲香と一緒にトークで会場を盛り上げてくれました。
まずは「5日前に20歳になった、かりんの発音上り坂、伊藤かりんです」と伊藤から挨拶があり、続いて「大人の階段一段目、乃木坂2期生最年長の新内眞衣です」と新内が自己紹介、最後に「西川七海です、“ななちゅん”って呼んでください」と挨拶がありました。この3人は桜井よりも年上で、年上なのに先輩という複雑な状況に、桜井も少し緊張している様子でした。
話題は大阪の事になり、3人とも修学旅行で大阪を訪れたことがあるそうです。スタッフの方からメンバーの準備ができたと伝えられると、桜井が「ちょっと待って、コレだけは言わせたい!じゃあ最後に“豚丼”ってワードをセクシーに言って!」と桜井玲香から無茶ぶり。(「豚丼をセクシーに言う」とは、乃木坂46の1期生のレッスンで、実際に取り入れられたもの) 「桜井もやって!」という会場からの声に、桜井が色っぽくお手本を見せた。そして伊藤は、セクシーというより可愛く「豚丼」を披露。続いて新内は2期生の最年長らしくセクシーに髪を触りながら「豚丼」。最後に西川は、横のアングルから正面を向き「豚丼」。
2期生の紹介も終わり続いてライブです。
0.overture
1.君の名は希望
2.シャキイズム
衣装は5thシングルの制服で、髪を結んでいるメンバーは、全員後ろで一つに結んでいました。メンバーまたはスタッフの間で、髪の結び方について話し合われたのかもしれません。
ライブが終わり、続いてハイタッチ会が行われました。混乱を避けるため、2階席の方から少しずつ案内されました。
ホールを出た所にメンバーがランダムに並んでいて、全メンバーとハイタッチをして会場の外に出ます。メンバーと会話をする時間は無く、メンバーは笑顔で「ありがとうございました!」と言ってお見送りをしてくれました。
「16人のプリンシパル deux」は本当に素晴らしい公演でした。私が見に行けたのは2回でしたが、本当に見てよかったです。彼女達を見る目も180度変わるくらい、様々な一面を見る事ができました。舞台の上には、もうお見立て会の初々しい姿はなく、堂々とした立ち居振る舞いをする彼女達。少しだけ悲しい気もしますが……。
ハイタッチ会では、目が真っ赤で泣いた痕があるメンバーもいました。それでも、ファンを心配させまいと、笑顔でお見送りをしてくれました。こういった所でメンバーの精神的な成長を大きく感じる事ができました。
改めて考えてみると、こんな大きい会場を貸し切って連続で舞台を行うなんて、感覚がおかしくなっていましたが、本当に凄い事。乃木坂46にしか出来ない事だと思います。今回の舞台の主役であるメンバー、舞台の上で支えてくれた唯一の存在シャドウ、パープル両先生、脚本を書き上げてくれた喜安浩平さん、演出の江本純子さん、2期生のお披露目や、6thシングルの発表など見所を作ってくれたスタッフ、遠い所から足を運んだファン、今回の舞台に関わった全ての人に大きな拍手を贈りたいです。
プリンシパル公演では不安も残りました。それはこの公演に参加出来なかったメンバーのことです。プリンシパルのパンフレットの最後の方のページに撮り下ろし写真が載っているのですが、怪我のため参加できなかった宮澤がレッスンを受けている写真なども掲載されていて、本当に悔しいです。宮澤のように怪我で出演を断念したメンバーや、学業を理由に出演できないメンバーなど個々に理由があったと思います。こういったメンバーについては、メンバーとの差を埋める為に何かしらのチャンスを与えてあげるのか(1年以上のハンデを負って乃木坂46の活動に参加した秋元真夏がスカイダイビングをしたように)、このまま2期生の勢いに飲まれてしまわないか本当に不安です。
今回の舞台から課題も沢山見えてきたと思います。2期生も増え、来年はまた新たな事に挑戦するのでしょうか。ファンとしても期待と不安でいっぱいです。
「何かが終わる時は、何かが始まる時」(橋本奈々未)
公演は6月2日で幕を閉じますが、2期生が加わった乃木坂46の第二幕はこれから開演です。これからも坂を上り続ける彼女達を応援して行きたいと思います。
長々と読んで頂ありがとうございました。レポートを続けていられるのも、見てくれる方がいるおかげです。本当にありがとうございます。
僕は行けなかったので詳しいレポ本当にありがたいです。
お疲れさまでした。
本当に、メンバーにとっても
一歩成長できたとともに
新たな飛躍への第一歩だと思います。
頑張って坂を上っていってほしいです。
レポ、ありがとうございます。
行った気になれました。
みなみは参加してないですよね?
冒頭の参加メンバーに入ってますが。
素晴らしいレポ!
二日目以降のも是非お願いします!!
特に新曲ライブの様子とか!!!
ハイタッチは無愛想で手をひっこめている子が多かった
結構腹が立った これではわざわざファンを減らすためにやっているようなもの
最後の子だけ笑ってちゃんとハイタッチしてくれたので救われた
とても詳細なレポートありがとうございます!
舞台でのメンバーの様子が目の前に浮かんでくるようで素晴らしいレポートです、感謝します。