乃木坂散歩道 第63回「動け!お地蔵様」

 僕は、いわゆるお地蔵様でした。ライブの時に声も出さず、動きもせず、ただじっと双眼鏡でメンバーの動きを見ている存在。でも僕は決心しました、お地蔵様から脱却しようと。

 きっかけは8月30日にZepp Tokyoで行われた真夏の全国ツアー東京公演です。昼の部1曲目「制服のマネキン」のBメロの部分「♪一歩目を踏み出してみなけりゃ~」の部分でファンの掛け声が凄く大きかった。そして、その時、メンバーが笑顔になった。メンバーはファンの大きなリアクションを望んでいるんだなって感じました。

 そして、9月27日にアップされた「乃木坂って、ここ! 新企画第5弾後編パジャマパーティー@青森」の後半で、メンバーの口から「煽り」について語られています。メンバーの想いは、「ステージが見えにくい後ろの人にも盛り上がってほしい」です。

 メンバーの言う「盛り上がる」ってなんでしょう? メンバー目線で考えるなら、それは『声』と『動き』だと思います。7月28日放送の「乃木坂って、どこ? 乃木坂46の素を大暴露!!」(テレビ東京)の回で、バナナマンの設楽さんが言っていました、「芸能界において、相手に伝わらなければ、それは言っていないのと同じこと」。ということは、今回の話題に置き換えてみると『ファンが盛り上がっていることがメンバーに伝わらなければ、それは、盛り上がっていないのと一緒』ということになります。

 お地蔵様は、ライブ中、心の中では大興奮なんです。生で見るメンバーの動き、しぐさ、声、すべてが心に響いて、とても幸せな時を過ごしています。決して盛り上がっていないわけではない、しらけているわけではない。せっかく来たのだからじっくり見たい。そういう楽しみ方なのです。でも、僕はお地蔵様の一員として敢えて言いたい。

 
 『お地蔵様達、今度の代々木、動いてみませんか? 声を出してみませんか? 他の誰でもない、自分の推しメンのために、乃木メンのために』

 
 声を出すこと、大きなリアクションをすること、いざやろうと思うと確かに恥ずかしい。でも、きっと貴方の推しメンは、ライブが「盛り上がる」ことを望んでいます。そして、メンバーにとって盛り上がっていると感じられる指標が『大きな声援と大きなリアクション』なんだと思います。メンバーに見える形で、感じられる形でファンとして行動したい。

 メンバーが喜ぶ姿を見ることは、きっと多くのファンにとっての喜びです。メンバーが「盛り上がって欲しい」と願っているなら、僕達お地蔵様は、ほんの少しの勇気を持ちたい。それがこの記事で伝えたいことです。恥ずかしさからお地蔵様になっている人たちに向けた記事です。

 僕達ライブの観客は、意識一つでライブの参加者に変わることが出来ます。ライブの時、メンバーの視界に広がる世界が素敵なものであってほしいと願っています。


 さて、では実際に何をしたらいいのでしょう? 僕もまだお地蔵様みたいなものなのでよく知りません。でも、僭越ながらZepp Tokyoでのライブの経験から、ライブ初心者でも出来る簡単な掛け声をまとめます。

 
 まず、「シャキイズム」「人はなぜ走るのか?」「指望遠鏡」といった比較的テンポの速い曲で、メンバーが通常の踊りを踊らず、こぶしを突き上げ、いわゆる「煽って」くる曲があるかもしれません。その場合はファンもこぶしを突き上げその場ジャンプです。会場全体が揺れているかのような感覚をメンバーに味あわせてあげましょう。

 そして、ぜひ歌詞を予習してきて欲しい曲があります。「ロマンティックいか焼き」です。この曲は先日の文化放送「乃木坂46の『の』」で衛藤美彩さんが、Zeppライブで盛り上がった曲にあげていました。この曲では歌詞の中の括弧で囲まれたところをファンが叫びます。歌いだしは桜井さんの「ターコイズのリング (ああ)」ですが、この「(ああ)」をファンが歌う(叫ぶ)わけです。実際にその場にいたものとして、凄い盛り上がっているのを実感できました。

 盛り上がる定番としては、「ハウス!」「せっかちなかたつむり」があります。
 「ハウス!」はサビの部分、「好き」のあとにファンが続けて「好き!」と叫びます。出だしの部分で叫ぶタイミングを掴んで、2回目からは一緒に叫んでみましょう。
 「せっかちなかたつむり」は、『名前の連呼(コール)』が盛り上がります。そのパートで歌うメンバーの歌い終わりに「まいやーん!」など、そのメンバーのニックネームをコールするんです。でも、ちょっと厄介なことに、この曲ではAメロ、Bメロを問わず1人のメンバーが歌うときもあれば、2人で続けて歌ったり、2人同時に歌ったりします。1人で歌っているときはそのメンバーでいいのですが、2人同時の場合は好きなメンバーの方をコールしたり、交互、半分ずつなど好きなようにできます。

 静かな曲もあります。例えば「扇風機」。この曲ではサビの最後の「あーって言いたくなるー」に続いて、ファンが「あーっ」て叫びます。この「あー」のタイミングは公式サイトにある「扇風機」のスタジオライブがわかりやすいです。口の前に手をそえる振りの2回目の時ですね。

 ただし、曲中に盛り上げようと言っても注意があります。「君の名は希望」です。ライブではピアノ伴奏Ver.の可能性があります。この場合、Zepp Tokyoでは掛け声等は一切ありませんでした。非常に静かな中での生歌です。静かだけれども、それが素晴らしく心を熱くさせてくれました。その代わり、曲が終わったら盛大な拍手です。

 
 最後に、会場後方などの席が当たってしまった皆さん。僕も自分の目を疑うような、ステージから遠い席が当たりました。もしかしたら一番後ろじゃないかと思っています。でも、それってチャンスだと思いました。推しメンタオルやうちわを高く掲げるのは、後ろの観客にとって『大迷惑』です。絶対にやってはいけません。ですが、席が一番後ろで、その後ろに観客、スタッフともにいない席なら事情は違います。堂々と高く掲げることが出来ます。もし僕がその席であるならば、公演中ずっとタオルを掲げようと決めています。

 最前列が盛り上がるのは当然です、素敵な席ですから。でも、メンバーは後ろの方も気にしています。「後ろの方の人も盛り上がってほしい」、その期待に応えなければいけないですよね、僕達は乃木坂のファンなのですから。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENTS

  1. 詳しい内容の記事、ありがとうございます!

    僕は今まで全国握手会のミニライブしか見たことなくて、ミニライブでは周りの人もそんなに派手に動いていないから(他人のせいにする気はありませんが)僕もそんなに大きな動きはしませんでした。

    今回、代々木で初めてライブデビューしました。席はライターさんがアドバイスをくれたスタンド1階の一番後ろでした。推しメンタオルを高く掲げたりペンライトを振ったり、とにかく大きな声でメンバーの名前を叫んだりしました。記事のおかげでコールのタイミングもうまくできたと思います。振りは周りをみながら合わせたり適当にリズムをとったりしました。
    ライターさんのおかげで僕自身ライブを楽しめました。ありがとう!
    僕の叫び、思いがメンバーに届いたかは難しいところですが…

  2. たぶん私はライターさんのちょうど反対側の方にいましたよ。

    「あ、まだ挙げてる」「さすがに今は挙げてないか」とけっこう見てしまいました…。奪われた視線の時間を返してください。激おこです。

  3. 代々木ライブ成功のため
    協力しまっせw

  4. 素敵な内容で、グッときました。
    実私も地蔵の1人です。
    私にとってライブとは、そのアーティストの歌、音楽、パフォーマンスを見聞きする場だと思っています。
    ましてやいい歳なので、跳ねたり叫んだりだとか、自分は違うかなって思ってます。
    それにいつも1人での参戦ですので...

    正直周りで大きな声とか出されて不快に感じたこともありました。
    でもその声がメンバー1人1人の力になると思うと、逆に自分はメンバーに対して何もしてあげられてないんだと、最近思う様になりました。

    また私も同じ様に、地蔵だからって何も感じていない訳ではありません。
    実際は大興奮状態で、曲によっては涙を流して今までメンバーの頑張りをを想い出したりしています。
    でも確かにそれでは伝わらないですよね。

    今回の代々木、モバイル先行なのにここ?って言うような席です。
    ハッキリ言ってステージからは遠いです。
    きっとメンバーも米粒くらいの大きさにしか見えないと思います。
    それでもいつも地蔵だからいいかなんて思ってました。
    でもそれはメンバーに対して失礼な事なのかもしれませんね。

    乃木ここ!でメンバーの意気込み等聞きました。
    そこでも1番後ので観ている人達への気遣いを感じました。
    近くに居ても遠くに離れていても同じ空間に居る。
    実際にメンバーの耳に届かなくても、応援する声は聞こえているのかなと。

    なかなか急に脱地蔵は出来ないかも知れないけど、少し勇気を振り絞ってみようと思います。

    素敵な記事をありがとうございました。

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