高山一実のポジション 「18」番の意味と可能性

高山一実のブログ『(´-`).。oO(21歳のKaz.』より。©乃木坂46LLC

 乃木坂46の11thシングル選抜メンバー発表、高山一実のポジションは「18」番、3列目の右端であった。知っての通り、とりわけここ最近では、高山が任されることの多いポジションだ。センターやフロントはもちろん、どの列、どの位置にも、役割と意味、意図はあるだろう。しかし、それらの中で、高山が立つ位置は一際重要な意味を持っているといっていいだろう。

 冠番組「乃木坂って、どこ?」であれば、高山の位置はMCから最も離れた場所にある。時折他のバラエティ番組でも語られることだが、この位置はMCや制作側からの信頼が高く、実力に加えて爆発力が備わっていなければ座ることのできない席だ。近頃、多くのメンバーが適性を見せ、台頭しつつある「乃木坂って、どこ?」であるが、経験値も含めて、この場所に座れる者は、いまだに高山しかいないのではないだろうか。

 それだけに、高山は「アウェイ」の場へと駆り出されることが最も多いメンバーのひとりだといえるだろう。しかも、現在の主戦場であるバラエティ番組とそれを支えるお笑い芸人の移り変わりの激しさを考えれば、高山の立つ位置は、やはり最前線であり、その中でも最も過酷なものでもある。

 高山が立つ「18」のポジションは、内外で厳しい競争にさらされる。時に、「前へ出る」という意志に反する矛盾に苦しむこともあるだろう。しかし、それだけに、大きな可能性を秘めた場所でもある。

 乃木坂46は独自の道を歩んできた。それは時に悪い意味で捉えられることもある。しかし、少なくとも高山に限っていえば、それが当てはまるようには思えない。

 日本の「野球」選手が、本場アメリカの「メジャーリーグ」で、時に歴史に残る程の活躍を見せる背景が、日本というひとつの特殊な場で独自の進化を遂げ、身につけたものにあるとするならば、乃木坂46という独自性あるグループだからこそ、高山一実は揺るぎない個性を獲得し、傑出した存在になっていると見ることはできないだろうか。さらに言えば、それは将来「大化け」する可能性を秘めているということと同じである。

 その道のりは長く、高山一実はいまだ進化の途中だろう。むしろ、今はその片鱗をかすかに覗かせているだけに過ぎないのかもしれない。

筆者プロフィール

助六
音楽が大好きでバンドを組んだりしています。乃木坂は楽曲も大好きです。今のところ「他の星から」が一番です。ファン歴はそこまで長くないですが、皆さんと一緒に楽しめる記事を書けたらと思っています。

COMMENTS

  1. >>ミラクル9との収録日の重複
    これが原因で外されたんだったら、モバメであんなに凹んだりはしないでしょ。 ましてやスタッフが『高山には心から笑っていてほしいから今回外した』なんて言うわけないだろうし。

  2. バラエティーでは埋もれるだけ。しかも、アイドルの枠の中では自ずと限界がある。しくじりの珠緒の回はキツかったぁ。
    去年のプリンシパル、楽屋落ちとの批判もあろうが、彼女の機転とウイットと気配りは、芝居、ラジオ、MCなどへの対応力を感じさせたがなあ。

  3. 卑屈というかひねくれてるというか何でそんな当たり散らしたような態度なの?
    しくじり先生はミラクル9と収録が被ったとか考えられないの?
    準レギュラー気取ってるミラクル9だって元々生駒が出た番組だけど?
    それが生駒がはまらなくて次に出た高山がたまたまはまっただけの可能性もあるし同じようにしくじり先生で結果が出せないから番組側が一旦別のメンバーをと考えた可能性もある
    勝手に勘違いして滅私奉公をって被害者気取るなら呼ばれなくなって良かったじゃん

  4. つまり、がんばったところで福神に入れるわけでもない、ってわけか。
    なんだかモチベーションが消え失せたわ。
    バラエティー担当つっても、今までがんばってきた番組がゴールデンに移った途端に生駒にかっさらわれてるわけで、結局うこういう記事も彼女の滅私奉公を無理やり肯定してるだけにすぎない。

    理不尽に滅私奉公を強いられるだけなら、がんばればがんばるほど目標にしてる山口百恵さんから乖離していくジレンマ抱えてまでバラエティーをがんばる意味も必要も無い。

    • あんたあの人か
      この調子でバラエティーは全部降りて世間にバラエティーのイメージが浸透する前に歌手目指そうぜ
      運営が力入れてバラエティーに進出してるのがかずみんのためじゃなく滅私奉公だと思ってるならその方がいい
      バラエティーは今後一切やめて他で勝負だ
      それが何なのかはあんたが知ってるんだろうから教えてくれよ

  5. By 高木あきよし

    助六 様

    実におもしろいご指摘で、乃木坂を考える新たな視点を示されたという気がします。
    たしかに、18番、あるいは「乃木どこ」の後列は、センターよりもむずかしいポジションかもしれません。まるでサッカーの「ボランチ」のようです。
    高山は、みごとにそのポジションで存在感を増しています。見る人が見ればそれがわかる。
    しかも、お口をつぐんでいるときの美少女ぶりと、しゃべりだしたときのあのキャラ。そのギャップが実にセクシーです。すでにバラエティ番組への切り込み隊長として大活躍しているのはご指摘のとおりです。
    高山は、「南総里見八犬伝」で有名な千葉県の南房総市出身で、地元の依頼を受けて伏姫役で八犬伝のイベントに出たこともあります。
    また、彼女は、安房(あわ)郡市ナンバーワンの受験校である県立安房高校の卒業生です。彼女の個人PVで、「アイドルなんか目指さずに大学に進学しろ」と諭す教師が出てきますが、これは実話かもしれません。それに逆らって彼女は芸能界に入っていった。その思いが、実現できるようにと願っています。
    暖かな海にかこまれた南房総で育ったおおらかで感受性豊かな彼女が、芸能界で大成することを大いに期待しているのは私だけではないと思います。

  6. まあ、褒めすぎですね。持ちあげても実力は上がりません。最初のアメイジングはかなりのインパクトでしたが、どういう時に出すかが判りづらくまた本人もその辺をしっかり予習していないので、バラツキが有るし前振りも出来ていないのが現状ではないでしょうか。また右奥をして指定席にしようとしているのかもしれませんが、そもそも本人がその席で何をなすべきかが理解しているようには思えないので楽しむ側からはその席は何を魅せてくれるのかが認識できません。かずも21になってこれから自己実現に向かってどのようなステップで進もうとしているのかを外に見えるように発信して行く時期ではないでしょうか。かず自身はバラエティで芸能界を生き残ろうと真剣に考えているのだろうか?今年はその辺の意識を見せてくれると期待します。

  7. ミラクル9然り、しくじり先生然り、かずみんにはさざなみが来ていますね。このさざなみをどう乗りこなして行くか…。さざなみのままではいずれ波は終わります。レギュラー奪取という大波を彼女には呼び込んで欲しいものです。

  8. 高山は乃木坂バラエティー班のパイオニア。
    だけど最近考えすぎだと思うの。
    もっと自由にやってみてほしいな〜。

  9. 高山は生駒とはまた違う、外への切り込み隊長みたいなイメージを持ってます。福神が入れ替わってもあの右端のポジションは入れ替わる事の無い高山の指定席。単独での外仕事経験、存在感等、白石、生駒、橋本に次ぐ福神トップクラスと肩を並べるメンバーです。
    高山のいない乃木坂46って想像したくないですね。

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