秋元康がEMTGの特別顧問に就任、電子チケットの活用方法や転売対策に期待

EMTG株式会社

 音楽アーティストのファンサイト運営やチケット転売対策などを手掛けるEMTG株式会社は8日、AKB48グループや、乃木坂46・欅坂46からなる「坂道シリーズ」の総合プロデューサーで作詞家の秋元康氏を特別顧問として迎えたことを発表した。

 同社では、昨今の音楽業界で課題となっているチケットの不正転売対策に取り組んでおり、音楽事務所協力のもと2008年より公式チケットトレードサービスを開始。また、2014年にサービスを開始したスマートフォン電子チケットは、コブクロら約40アーティストの全国ツアーや単独ライブ、プロ野球球団やプロバスケットボールリーグ、遊園地などの集客施設で導入され、数多くの実績を残している。昨夏には、UVERworldやTHE YELLOW MONKEYが導入したことでも話題となった。

 今回の特別顧問就任は、秋元氏のエンターテイメント分野での豊富な経験と知見を活かし、アドバイザーとしての役割を期待したもので、今後、新たな電子チケットの活用方法や転売対策手法について、より一層の発展を目指す。

電子チケットアプリ『EMTGチケット』

 EMTGの電子チケットは、スマートフォンの画面にスタンプを押すだけの、ユニークでシンプルなシステム。チケットとしての機能のほか、来場者にはライブの記念を残せる「メモリアルコレクション」を提供し、運営者は入場記録からセグメントして、来場者へのプレゼント企画や会場周辺のクーポン配信も可能。

 同サービスでは画面キャプチャーなどを悪用した不正入場を防止するほか、電波状態に左右されず、専用機器の設置や専用スタッフが不要という運営側のメリットもあり、30万人規模の全国ツアーや東京ドーム、京セラドーム大阪といった大規模会場での対応実績を持つ。さらに、利用端末固定によるチケット分配制限、チケット画面に氏名と顔写真を表示、座席番号の表示タイミング制御といったシステムを組み合わせることで、従来より強力な転売対策を実現している。

 また、EMTGでは、イベントに行けなくなった人が定価でチケットを譲ることができるアーティスト公認の公式チケットトレードサービスを提供することで、オークション・転売サイトへの出品を防いでいる。同サービスは二次転売を防ぐだけでなく、「定価取引」「入場保証」などユーザーが安心して利用できることから、コブクロのほか、UVERworld、THE YELLOW MONKEY、サカナクション、でんぱ組.inc、水曜日のカンパネラ等が続々と導入している。今回の秋元氏の特別顧問就任で、さらに導入アーティストが広がっていくのか、注目が集まる。

関連ファンクラブ運営、電子チケット【EMTG株式会社】

関連スマートフォン電子チケット | ファンクラブ運営、電子チケット【EMTG株式会社】

関連公式チケットトレード | ファンクラブ運営・電子チケット【EMTG株式会社】

筆者プロフィール

管狐
乃木坂46に関する情報発信の場として、2012年に当サイトを開設・運営。ライターとしてはビジネス・エンタメ・スポーツを中心に寄稿も。ご依頼はコンタクトの専用フォームよりお問い合わせください。情報提供・取材案内もお待ちしております。

COMMENTS

  1. 全国ツアーやバースデーライブなどの大規模なライブでもコストを掛けずに転売対策が実現すれば、見たい人が見られる本来の姿が実現するんだけどね。大いに期待したい。

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